
鈴林です。公爵令嬢の嗜み8巻の感想とネタバレです。これが最終巻なのかぁ。寂しい...。
公爵令嬢の嗜みはずっと面白かった。初めて触れた「なろう小説」というか「異世界転生もの」がこのシリーズで良かったとすら思う。
ちゃんとした文学作品では無いかもしれないけど、油断して読み始めるとびっくりするくらいハマるシリーズだと思うなぁw
もくじっ!
公爵令嬢の嗜み ネタバレ 8巻
忙しかったの、かな?
本当に面白いシリーズだとは思うけど、この巻で初めて
と思うシーンがちょっっっとだけあった。アルフがリンメル公国のことを何か説明しているシーン、だったような気がするんだけど何回読んでも「何がどうなっているのか」が想像できなかった。
さっきは「〜しない」って言っていたのに、文の終わりの方では「〜している」と言っているというか。一文の中で矛盾する描写が...あったような気がする。明確にどこなのか覚えてないんだけどさ。
これまでの巻でそーいう間違い、というかミスは無かったから忙しかったのかなぁとかスケジュールキツかったのかなぁ、とか考えてしまう。ちょっっっとだけ変なとこあるけど、そこはするっと読み飛ばしても何とかなる!!w
というか元々政治的なしがらみとか、人の対立とかが難しいものではあるんだよね。じっくり読むけども「むむむ、わかったようなわからないような...」ってなるw
そんなシーンの後には他のキャラがわかりやすく説明してくれるからそれに期待しよう!!w
やっぱり目玉はメルリスの戦い
7巻ではメルリスではなく「メル」として戦って、村を襲う盗賊を倒すためにメルリスが戦った。そしてもちろんその正体は内緒。
しかしこの8巻ではアンダーソン家の護衛隊のみんなと一緒に戦う!!
この戦いがまた面白いし泣けるんだわ。面白かったんだけど、上手く説明できる気がしない。
リンメル公国にアンダーソン家の護衛隊だけで侵入して敵を倒す、ということだけ聞くだけで、詳しくないあたしでも
辛い戦いっぽい
ってのはわかる。そして「ぽい」ではなく本当に辛い戦いになる。
タスメリア王国を裏切っていたガゼルの弟ヴェルス。ヴェルスがリンメル公国に鉄を横流ししていたせいで、アンダーソン家も「裏切りの家」になっているから国軍は頼れない。
ピンチになっても国軍はできるだけ呼びたくない。呼んだらそれはそれで大変なことになってしまう。しかし護衛隊だけで戦いに向かうということは「死ぬかもしれない」確率がとても高いということ。
メルリスの護衛隊に向けての演説、というか言葉はかっこよかった。鳥肌立ったわ。そしてその場で明かされる
メルリス = メル
という真実。知ってる人がいたとしても2〜3人くらいだろうし、そりゃ驚くよ。今まで一緒に訓練をしていた子が仕えるべき相手だったんだもん。そりゃ驚くさ。
このリンメル公国での戦いの描写は、きっと人によっては物足りないものかもしれない。何せメルリスがすごく強いからそこまで細かく戦いの描写が無い。気づいたらメルリスが敵を切り伏せている。
アンナとエイベルの死、そして大勢の死
電車で読んでて泣くのを我慢するのが大変だったわ。まさかアンナが死んじゃうと思ってなかったから悲しかった。
エイベルと良い感じになっていたのって…確かアンナで良いのかな? というかだからこそ「エイベルさんとエナリーヌによろしく」と言ったのかな。エイベルは生き残ると思ったんだけど…なぁ…。
リンメル公国の方から逃げてくるかたちで出会って、その時すでに深手を負っているとは。その時のメルリスの「追手は全て始末する」という笑顔がまたかっこいいんだ。挿絵もとてもきれい。メルリスの覚悟というか気持ちが伝わる感じがする。
正直あれだけメルリスが強かったのに、アンナがメルリスを庇うなんて「ホントに?」という思いはあった。ここで誰か殺しておかないと盛り上がらないな、と思ってのことかなぁ…とも思ったけど…メルリスですら余裕がなくなるくらいに辛い戦いだったってことだよね。
アンダーソン家の護衛隊も大勢が亡くなったりしているらしいし。エイベルの死は公に悼むことはできないにしても、みんなと一緒にマダム・カリュイの店でこっそり悼むことはできるはず。
戦いから戻ってきたらオーレリアも亡くなっているし、メルリスのばあやも亡くなってしまった。戦いから戻ったら色んな人死んでて…びっくりだよ。ばあやの死はそこまで細かく描写されなかったけど悲しいわぁ…。
死亡フラグは感じていたけども悲しい。ばあや好きだったのに…。
エナリーヌがあえて辛い言葉をメルリスにぶつけているのもまた悲しいんだよね。戦いが終わった後にも辛さが残っているのが、なんだかリアルというか…「ありそう」と思えて好き。
上手く言えないけどすごく面白かったの!!w
ここまで書いて全く上手く言えていないことに気づいたw しかし面白かったんだよ! これは本当!!w
メルリスとルイの結婚も決まって、あとは結婚式に向かって進むだけになるのが平和な世界だけどタスメリア王国の緊迫した雰囲気を感じる。でも読んでいて難しかったのは、ロメルがリンメル公国に行って貴族たちと交渉している時かな。
必要なシーンであろうことはわかるけどもメルリスは出てこないし、会話の内容は難しいしでちょっと辛かったw なんとなく言っていることはわかるんだけども、はっきりとわかっているわけではないと言う感じ。
結局リンメル公国のスリガー公爵たちが黒幕だった…ということで良いんだよね? スリガー公爵の息子コーディス、そしてノルト商会のノルト。ノルトの息子ディヴァンは、ユーリをそそのかした張本人…で、
ディヴァンは自分の父ノルトがガゼルたちによって殺されたからこそ、アンダーソン家やアルメリア家に対して執拗に攻撃というか嫌がらせをしていた…ってことで良いのかな? ちょっとディヴァンとか忘れてて何かと思ってしまったわw ラスト辺りの突然の告白。
アイリスの物語へ
戦いが終わってハッピーエンド! という訳ではなくちゃんとアイリスの話に繋がるような布石、というかフラグがばっちりあって終わった。
エドガー王子とシャリアの結婚、そしてエルリアの側室入り。ロメルやルイ、メルリスたちが戦っている間にエドガーが1人で暴走したからエルリアは側室になったんだ。このまま平和に終わったらアイリスの物語始まらないじゃん…とは思ったけどこんな布石か!
メルリスの周りの人はみんな有能、というか頭が良い人たちなのにどうして…とは思ったけど「それどころじゃなかった」時にエドガーが中途半端な手を打ったからエルリアに取り込まれてしまったんだね。
ここでエドガー王子がちゃんとやっておけば、シャリアが亡くなることもなかったかもしれないしディーンもめんどくさいことにならなくて済んだかもしれないのに…。正直エドガーが出てくる度に
と思ってしまったもん。どんなにイケメンであっても、ボケ老人になるとそれも終わりだね。
メルリスはこれまでの話をずっとアイリスに話していたってことだったけど…どうやって話していたんだろう。
そしてアイリスの子どもがまたかわいいんだ…!! エルピスとルーチェがすっごいかわいい。めちゃくちゃかわいい。挿絵としてはちょっとしか出てこないんだけどそれでもめちゃくちゃかわいいのが伝わる。アイリスとディーンのこと大好きだし何より顔が良い。
なんとなくまとめ
話題があっちに行ったりこっちに行ったりした内容になった…いつか直すかもしれないw
侯爵令嬢の嗜みは、政治的な動きとかそういう難しい描写もたまに出て来たりするんだけど‥‥最悪そこをちょっと読み飛ばしても後から補足説明的なものがあるからとても助かる。
エイベルの本名はベルン、だけど公にできない名前であり且つエイベルがアイリスとルイの恩人でもあるからこそ息子に「ベルン」とつけたんだね。
面白かった…からこそ特に何も言えなくてごめんって感じw
ってのが素直な感想で、最初に出てきた言葉かもしれないw
そう言えば結局パークスの結婚顔合わせのシーンはなかったなぁ。会話での回想だけだったw
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後々その有難さを感じることになる…!w
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