鈴林です。公爵令嬢の嗜み3巻のネタバレ込みの感想を書いていきます。

3巻は…厚い!1巻、2巻と違ってページが多いように感じる。勘違いかもしれないけれども。事件としては、とっても多いわけでも無いんだけれどもそれぞれの話に厚みがあるから読んでいて飽きない。本当に澪亜さんの書く文章って読みやすい。

コミカライズと発売を合わせたせいなのか、誤植がちょこちょこある。「アルメリア家」なのに「アルメニア家」になっているところが2つくらいあった。アルメニアだと実在する国になってしまうような…wそんなことは些細なことだよ。誤植が無くてもつまらないものはいっぱいあるんだしね!

星をつけるなら…これは4.2?

 

恋愛を引っ張らないのが良い!!答えがわかってるけど、すぐに描いてくれるところがスッキリ!w

公爵令嬢の嗜み ネタバレ 3巻

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想いを自覚する

アルフレッドの妹レティシア

ディーンはアルフレッド第一王子だった!ってのが、早々に描かれるこの3巻。アルフレッド王子の妹、レティシアも出てきてだいぶ賑やかになってきた。レティシアはとても聡明な女の子。自分がシャリア妃に似ているから危険だということも知っているし、自分のせいで兄のアルフレッドに自由が無いということも理解している。

それでも兄の手伝いをしようとしているのが良いよね。このラノベ読んでると、雑務…というか書類仕事って簡単なのかと思えてくるけど絶対そんなこと無いんだよね。というか政治に関わる書類仕事ってどんなものなのか全く想像がつかない。

書類に書かれていることからお金の流れとかを想像するなんて難しいわ…とてもじゃないけどできないわ。

レティシアのことを、ルディは好きなんだね。「嫁ぐ」という言葉に反応して胸が痛くなるなんて…なんてわかりやすい描き方。それだけ近くにいるから自覚できないということなのかな。

大河ドラマでもそうだけど、良い家に生まれた女は政治の道具にされるのが常。自分の望む相手と結婚できるのは稀なんだろう。できるなら有利になる相手と結婚する。ルディもそれがわかっているからこそ、胸が痛むんだろうな。ずっと見てきた子だから、というのもあるから気持ちにセーブがかかってそうだけど。

レティシアがアルフレッドに対して「ヘタレね」ってバッサリいくのが笑えるwさすが妹!強い!!w

レティシアと一緒のアルフレッド、ディーンを見せてちょっとヤキモチを焼かせるというのもきっとレティシアの作戦の内だと思うなぁ。書類仕事をよくする者同士行きもあっているし、アイリスちゃんがいつ嫁いでも問題はありませんね!!w

抑えられない

アイリスちゃんがディーンへの想いをはっきりと自覚することになるこの3巻。アイリスちゃんが前世からの記憶を引き継いだところからスタートして読んでいるから、本当にアイリスちゃんがエドワードを好きだったのか…とかはちょっと想像がつかないんだよね。

でもこの3巻で、アイリスちゃんがディーンへの想いを躊躇しているのを読んで…なんとなくだけど想像がついた。幼い時にアルフレッドと遊んでいた描写があるのもわかりやすい。アイリスちゃんは、自分自身でエドワード王子を選んだ。

子どもの頃から頭がよかったアイリスちゃんは「きれい」とか「かわいい」と言われても、自分ではなく自分の両親のどちらかを見ていることを知っていた。それをわかった上で笑顔で返事をしていたなんて、とても頭の良い子だと思う。

自分自身を見てもらっていないのをわかってしまうから、自分を卑下してしまうのにそこをエドワードに励まされたんだもの。嬉しいよなぁ「お前はお前だ。自信を持て」って…あの挿絵だときっと10歳よりは小さい頃かなぁ。そんな歳にそんなこと考えてて、そんな嬉しいこと言われたら好きになるよぉ。

アイリスちゃんのエドワードへの想いを止めようとする王太后もメルリスもルイさんの気持ちもわかる。でも「どうしても」って折れないから譲ったんだろうな。そして一緒に遊んでいたアルフレッドと会えなくなることでも泣いてくれるし。本当にかわいい。

「悪い人からエドワード様を守るためにいっぱい勉強する」って言って、婚約者になって…。一緒に買い物に行っても、つまらなさそうにするエドワード。特に何も買ってはくれないエドワード。

学園に入れば、婚約者がいる身であるにも関わらずユーリ男爵令嬢と仲が良いし。ユーリに騙されてる…とか思ったのかなぁ。ユーリに面と向かって悪口とか言っていたら、みんなの前で断罪されて。男爵令嬢に謝れ、と言われて。

好きになって婚約者になったはずなのに、同意の上で婚約者になったと思っていたのに、あの場でエドワードはアイリスの一番の敵だった。大好きだった相手に断罪される辛さ。

アイリスちゃんは前世を思い出して、それどころではなくなったけど…好きな人に裏切られた辛さはずっと残るだろうな。だからディーンへの想いに気づきたくなかったのも気づいた自分に対するやるせなさも、なんとなくわかる気がする。

ディーンがそんな人だとは思っていないけど、「もしも」がある。エドワードの時だってもちろん「裏切られる」なんて想像していなかっただろうし。ならばディーンにも同じことが起こるんじゃないだろうかって思っても仕方がない。

それでもディーンが好きなことは止められないし、知らず知らずに育ってしまうから自分でも困惑しているのがまたかわいい。アイリスちゃんには幸せになって欲しい。

一緒に街をデートしても、危ないボルティックファミリーのアジトに潜入しても、安心できててよかった。

「貴方の身を、私に預けて下さい」とか好きな人に言われて落ちないのがまたすごいわ。アイリスちゃんの自制心すごい。領主は伊達じゃないぜ。お揃い…というか対になる懐中時計も持っているし、早く結婚しちゃえよ、としか思えないw

暗躍するユーリ

2巻でユーリの正体…というか本性?というか黒幕がわかったせいか3巻ではもうバンバン「黒幕」感を出している。乙女ゲームの主人公がこんなに悪い奴だなんて…人によってはショック!!「人が良い」で売っているキャラだっただろうに…。

ディヴァンがちょくちょく出てくるけど…確かこいつって…ルーベンス家のものだったような…。2巻をパラっとめくってもどの辺にあったか定かではないのでぼんやりした記憶ではあるんだけども…。

巻末の方の部分で、ユーリの思惑とか作戦がモロモロ出ている。ディヴァンに助けられた形で、ユーリは現在の立場にいるのか。ディヴァンはなんだか…忍者みたいなイメージだわ…w

ユーリにとって、自分の母親は忌むべき存在。反面教師にすべき人物。トワイル国からのスパイとしてやってきたのに、男爵という身分の低い者と本気で恋に落ちて職務を忘れてしまった哀れな女。正妻と戦うこともせず、すぐに逃げてしまった人。

ユーリはその母親のせい…とも思っているのかしら。自分を蔑んで差別して、何もしてくれなかったタスメリア国が大嫌い。アイリスちゃんのことも大嫌い。自分が持っていなかったものを全て持っているから大嫌い…か。

ユーリにとって、学園で築いた逆ハーレムはただの道具でしか無かったのか…。エドワードのことを「かわいい」って言っているけど…も、もしかしてもう処女ではないのかしら!?そういう意味もあっての「かわいい」!?

あれだけユーリに惚れていたら…すぐにヤっちゃっててもおかしくはないよね・・・!!ど、どうなんだろう!?

ユーリが言うには、今度はディヴァンが動くらしいし…。アイリスちゃんに苦難しかないよぉ。

戦をする覚悟

ユーリが「軍なんて無くしてしまおう~~」的なことを言って、それに同調した貴族もいたから大変なことになってしまう展開。その流れで、アイリスちゃんは「血にまみれる覚悟があるのか」を問われる。

その中でメルリスに話を聞くのが意外だった。アイリスちゃんが悩んでいるから、連れ出してくれるなんて本当に優しいお母さんだ。メルリスが軍人に憧れていたなんて…人は見かけによらない。しかも超強いというのがまたすごい。強くてきれいで…しかも貴族。もう何でも持ってるじゃないですか!w

メルリスのお母さん、アイリスちゃんにとってはお祖母さんを盗賊に殺された。守ってきた民に、自分の大切な人を殺されてしまう苦悩。誰を恨んだらいいかわからないだろうけど、そこから立ち直ることができる強さがすごい。

そして塔の上で泣いている励ます…というか、諭すルイさんもすごい。きれいな女の人が泣いているのに「あなたは目標を間違えてはいないだろうか」的なことを厳しめに言うなんて心が強すぎだろう。軟派な奴じゃなくてよかったわw

ディダに覚悟を問われて、次の日には返答することができるなんて、さすがはアイリスちゃん。アイリスちゃんの進化は止まらないわ。

消えゆく逆ハー面子

不思議ちゃんポジのヴァン

2巻でダリル教の教皇が逮捕されてしまったことで、教皇の息子として貴族の仲間入りを果たしていたヴァンも貴族ではなくなってしまう…!というか、自分たちで追い詰めたくせにどうしてアイリスちゃんを頼ろうと思ったんだろう。厚顔無恥すぎだろう。

ダリル教元教皇の息子とアイリスちゃんが手を結べば、平和のポーズとして…っていうけど…アイリスちゃんが言っていたことに同意しかない。それに参加する意味が無いし、そもそもダリル教の人たちがアイリスちゃんを追い落とそうとしなければよかったこと。

いちゃもん付けて、アズータ商会の利益を損なったり領に不安をもたらすようなことをしなければよかった。それなのに「僕たちで!」とか持ちかける意味がわからない。アイリスちゃんにOKしてもらえなくて「え?」って顔をするのも、わからない。どんだけおめでたいんだよ…。

しかもラフィエル司祭の元でやり直せるチャンスをもらったのに、まんまと裏切るし…。なーーにが裏切っただよ…自業自得じゃねぇか!!騙されたも何も自分で選び取ったことだろうに…。

ヴァンの処罰はこれから下るようだけど…アルメリア領で罰せるといいんだけどなぁ…w

体育会系無口ポジのドルッセン

個人的にこいつのエピソードは一番ムカつく。ヴァンの時は無かったけど、ドルッセンがユーリをどんな風に好きになったかも描かれる。乙女ゲームをやったことがある人ならきっとすぐに想像がつくような場面。

朝の時間帯に特定のエリアに行くと毎回イベントが起きて、どっかのタイミングでスチルも手に入るであろうイベント。主人公ユーリは、他の貴族とちょっと違うところも見せつつ相手の自尊心を刺激する。

当たり前だと思っていることを、何度も何度も「すごい」ということで気持ちよくさせる…。こうやって考えると、乙女ゲームの主人公って計算されてるな…って思ってしまうのが悲しいw

ドルッセンがユーリを好きになるのも良い。ドルッセンが貴族で無ければ、騎士でなければ…まだ良かったんだろうけど。

ドルッセンの父親からの言葉は、ドルッセンには届かなかった。メルリスがカタベリア家の茶会に来ないことで被った痛手。そして「騎士でありながら」女子に暴力を振るったことへの卑劣さ。これらを言われてもドルッセンは自分が悪いと思ってなかった。

この辺でも充分ひどいんだけどさ…wお母さんに言われたことで、ちょっとだけ見方が変わるのが、なんだかリアルだなと思った。そして、ドルッセンのお母さんがアイリスちゃん寄りの意見を持っていてくれて嬉しかった。

そうだよね…。自分の好きな人にみんなの前で糾弾されて…悲しいよ。そもそも婚約者がいたのにユーリに走るエドワードがひどいもの。建国記念パーティではみんなで寄ってたかってアイリスちゃんをいじめるし。いちゃもんつけるし。ドルッセンのお母さんがまともで良かった。

何より、ドルッセンの先輩がすっごいまともだし、超優しい。ドルッセンの視野の狭さ、考えの浅さ、そういったものも含めて諭してくれて…且つ自分自身で答えをみつけるようにしてくれている。ドルッセンに「~だろ?」とか言っても納得しないのを知っている。

人に与えられた答えではなく、自分で決めないといけない、と諭してあげてる先輩が本当に優しい。ライルやディダにケンカをふっかけてしまったことも含めて諭してくれるし、優しさの底が見えない!アイリスちゃんのことも「その人の一面しか見えてない」って言ってドルッセン自身で探すように言ってくれるし!!

まぁ…そのせいでアルメリア領にはるばる来てしまうのだけども‥‥wドルッセンの中で「ユーリをいじめたアイリス」というのは変わらないかもしれない。そもそも謝る気が無いし(それもひどいんだけど)…。でも今回のことで何か変わりそうな気もするなぁ。

マフィアだって利用するぜ

3巻の表紙、顔に傷がある右側にいるのがボルティックファミリーのボス、グラウスさん。後半の数十ページにしか登場しないのに表紙にいるってすごい出世だなぁ…。

ディダが過去のことを清算したり、ターニャとディダっていい感じなの???という風になるお話。ボルティックファミリーとかが出てくる辺りで、なんでか毎回集中力が途切れるwカタカナが続くせいなんだろうかw

アイリスちゃんがディーンと一緒に悪者の巣的なところに行くシーンでもある。この辺は…なんか特に感想が無いんだよなぁ…。なんというか…少し取ってつけた感もあるかも。ディダが捕まったことも、ディダのかつての友達が悪者のボスだった、ってのもあるけど…後半に起こりすぎて…w

まぁ面白いことは面白いんだけどね!!後半に色々と詰め込まれているので、ボルティックファミリー辺りまで来たら「もうすぐ終わっちゃう!」という部分になる。

内容たっぷり

しみじみ…この3巻は詰め込みすぎてるくらいにぎっしりある。あとがきで澪亜さんも言っているけども、確かに多いwなのに値段は変化が無いのはすごいわ。企業努力されてるわ。コミカライズされるだけはありますね。

私はこれを本で買ったけど…厚いし重いから…電子書籍で買った方が良いかも…w

KADOKAWAブックスって厚いから読んでると表紙に変な傷…というかクセ?つくんだよね。スマホで読んだ方が読みやすいだろうなぁ…って思ってしまう。寝っころがって読めるのも良いよね。寝落ちもできるし。

細かいことは気にしないでコレが読みたいんだ!という人には…

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アプリで読むのが便利で、他の電子書籍と違って背表紙で集められます。ホントに「電子本棚」を持っている感覚!

こんな感じですね。背表紙が繋がってる系の漫画といえば…ドラゴンボールくらいしか思いつかないけど…w全く無いわけではないんだよね。背表紙で集められるのうまい。

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