鈴林です。
気になってついつい原作を買って読んでしまった。
まだコミカライズの単行本は出てないけど、pixivコミックとか検索でみつけたりポイントで連載版を購入したりしてつい…つい読んでしまったんだ!
そして原作も買ってついついそのまま読んだ。原作買ってよんでないものが多いから読まなきゃ…w
これ、タイトル長いよね。覚えられないよw
気軽に略す時は「ラスため」で良いらしい。作者さんが後書きで書いてた。
検索する時も「悲劇の元凶となる」までしか思いつけなくて、予測変換頼みだったわ。
いや~~~面白かった。2巻も買っていて本当に良かった。
もくじっ!
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします 1巻
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最低な女王になった時、私を殺して
プライドに転生して、それまで我儘王女だったのが「人が変わったように」良い人になった第一王女。
実際に人は変わっているんだろうけど…前世を思い出しただけ、というのなら人は変わっていないのかな。視点が変わっただけ、なんだろうか。
乙女ゲームは久しくプレイしてないけど、「君と一筋の光を」というゲームは登場人物を辛い目に遭わせすぎでしょ。
義弟であるステイルを騙して隷属の契約をさせるだけじゃなくて、ステイル自身に自分の母親を殺させるなんて…最低すぎる。
母親を殺させて自殺も禁じて、生きる人形として使うためだけに存在させる。
そしてアーサーの父たちに対しても「奇襲者たちを殺すため」の道具として、特に助けずに殺してしまう。
助けることもできたけど、そうする必要を感じなかった。
「私のために死んだんだからよかったじゃない」と言わんばかり…いや言ったかな? とにかくそんな素振りで子供であるアーサーに父親の死にざまを楽しそうに語る。
乙女ゲームのラスボスと言ったって…ここまでひどい奴にしなくても。これ以上ないくらいに盛りに盛ったラスボスだと思うわ。
そして読んでいて辛いのが、プライド自身が乙女ゲームの中で起こったことをとても気にしていることかな。
自分が既に罪を犯してしまったかのように、ゲームの中でのプライドの悪行に心を痛めている。
これから先自分がゲームのプライドのように罪を犯すだろうと思っているのが、何より読んでいて辛い…というかかわいそう。
「私はそうはならない」と思ってはいるものの、自分の意識しないところでいつかそうなるだろうと確信しているようにも思える。
これまでの感じでいうとゲームの強制力的なものが働いて、プライドが何か悪いことをしてしまう可能性もあるけど…何よりプライド自身にそのつもりがないんだから…起こりようもないとは思うんだけど。
プライドに対しての悪いが消えないことからも何かあるんだろうか。
ジルベールが実は黒幕だったりするのかな。
プライドの前で照れる2人がかわいい
いや~~~かわいい。ステイルがどんどんプライドを好きになっていくのもかわいい。
アーサーにそういう気持ちがあるのかはわからないけど、「花が似合う人」で描かれている感じだとアーサーもプライドのことを好きみたいだな。
なんとなく作りが「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」に似ている気がする。
主人公側の描写があった後に、攻略対象者の心情が描かれるところとかすごく「乙女ゲームの破滅フラグ」を思い出した。
別にこの描写の方法が「乙女ゲームの破滅フラグ」の専売特許という訳でも無いんだけどさ。他の作品でもよく行われていることかもしれないし。
BLでもそうじゃなくてもだけど、主人公としては無自覚、もしくは気にしてないけど主人公を好きな側はすごく照れてしまう…とかそんなシチュエーション大好きなんだよね。
だから「花が似合う人」はものすごくニヤニヤしながら読んだ。なんてありがたい書きおろしページなんだ。
法律上ステイルはプライドとも結婚できるけど…やっぱりしたいのかな? そこまではまだ考えていない?
そういう対象として姉を見ることを「良くない」とか思ってそう
アーサーもそこを行くと…プライドに対してそう思ってそうなところはあるんだよなぁ…。
ティアラはもちろんかわいい。プライドは乙女ゲームのことを知っているから、ステイルもアーサーもティアラのことを好きだと思っているのがまた良いよね。
そしてそんなところも「乙女ゲームの破滅フラグ」に似ているw
でもステイルもアーサーも2人ともプライドの方に惹かれているのがまた良いわ~~~。
プライドが嫌な奴じゃないし、鈍感すぎることも無いから好感が持てる。好き。
ラスボスチートなところも含めて、プライドは聡明だよね。
次の巻では新しい攻略対象者が出てきたりするのかな? それとも2人とまた何か起きたりするのかな??
ラスボスチート能力
一度聞いたものは覚えてしまうし、教えてもらったこと・見たこともほぼそのまま実行可能ってすごい能力だよ。
プライドのチート能力すごすぎ。だからこそのラスボスなんだろうか。それくらいないとラスボスとして張れなかったということなのか?
この1巻の一番の盛り上がりはやっぱりプライド1人で奇襲者たちを倒すところだよね。
コミカライズでもこのシーンが面白いから原作を買おうと思った。
ステイルに頼んで自分自身を戦地に送ってもらい、剣で、銃で敵を倒していくってものすごいヒーローだよ。
そもそも転生前は普通の学生だったのに、剣で人を斬ったり銃で人を撃つことに抵抗がないところがまたすごい。
そういうところがまた「ラスボス」であるということでもあるし、「最強外道」でもあるということなんだろうか。
もちろんプライドの言う通り、純粋な力ではやっぱり敵わないんだろうけどね。
剣での戦いや銃であれば勝てるけど、腕力で来られるときっとプライドではどうしようもない。
いやそれでも十分に強いけどね!!
お父さんや女王に教えてあげたい気持ちもあるけど、そうなると騎士団も罰せられたりすることもありそうだから内緒にしないといけないのも…仕方ない。
読者としてはまたプライドが戦ったりするところが観たいけど、第一王女、次期女王としてはダメだよなぁ。
何よりステイルが怖くて死んじゃう。ステイルとアーサーが戦っているところへプライドも参戦ってなったらまた面白そうだけど…
それもそれでステイルとアーサーが気にし過ぎて死にそう…。
超面白かった!
面白かった…!
ステイルがプライド好きなのもかわいいし、アーサーがプライドの前でめちゃくちゃ緊張するのもかわいい。
ステイルが最初からプライドのことを信用していないのも、個人的に好印象…というかリアルな描写で嬉しかった。
「プライドが素直で優しいだけの馬鹿だったら、ここでかわいそうに振舞ったら母さんに会わせてくれるだろうか」とかって考える場面があったけど、
ステイルの頭の良さとプライドを利用してでも母さんに会いたいという必死さが伝わってきてすごく好き。
プライドが転生前のことを思い出して本当に良かった。
乙女ゲームのプライドは他人の気持ちを考える必要もないと思っていたんだろうな。
自分の父と母も死に、自分が国のトップになった。他の者は皆自分のために存在する付属物。それ以下の存在。どう利用しようと私の自由…くらいに思っていたのかもしれない。
悪い人間の行動原理はわからないけど、プライドは自分がどう振舞っても何も言われないような人物であるとわかっていてひどいことをしていた。
女王だからこその行動だよなぁ。現実世界でもそういう王はいたはずだし…そういう人たちと似通っていた部分が多かったのかもしれない。
でも前世を思い出した後のプライドはもう人格も完璧で良い人な次期女王になりつつあるよね。
騎士団長への「黙りなさい」の後のセリフとか全部かっこいいもの。
王族も確かに大切な存在だけれども、1人1人の民もそして騎士団長も騎士たちも皆大切な存在だ…と心から思っていないと出ない言葉だわ。
だからこそその後のアーサーへの「この国の民の敵と判断した時は、真っ先にこの首を切りなさい」と伝える時は悲しい。
ステイルへの「最低な女王になったら殺してね」というセリフも悲しい。
それまでの良いセリフと良いシーンと相反するようなセリフだからこそ、印象深く残るし、これがあるからこそ「ラスため」なんだろうけど…。
でも悲しいよなぁ…。
自分が大事に大切にしている人に「私を殺してね」とお願いするなんて…。
プライドが一番プライドを信用していないんだろうな。
ゲームの強制力が必ず働くと確信を持っているようにも感じる。
この言葉が無くてもステイルもアーサーもプライドが大好きだと思うけど、あるからこそ「守らなくては」と思うのかもしれない。
プライドのこと大好きなティアラとアーサーとステイルがかわいい。ニヤニヤするw
ありがちな転生なろう作品…かもしれないけど、あたしはそんなところが好き。
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