ノーゲーム・ノーライフ 6 ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです 感想・ネタバレ 映画「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」の原作 六千年前の大戦の話

鈴林です。このノーゲーム・ノーライフ6巻は、映画「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」の原作にもなっているラノベ。これを書いている時点で、あたしは既に映画を観ているしもう感想も書いてしまっているんだよねw

https://anime-rinrin.xyz/ngnl-zero/

映画の感想を書いた、ということはこの6巻の内容もほぼそこで語ってしまった感…があるんだけども、本と映画は別ということで書きたいと思います!

5巻でいのやプラムも言っていたけど、この「大戦」を生き延びたということはただそれだけで価値があることのように思う。本当にひどい戦い。それぞれ自分達のことしか考えていない戦い。

日本も神様がたくさんいるけど、日本の神様は争い合うことが無くてよかったw争ってたかもしれないけどここまでひどい戦いじゃないし!

ノーゲーム・ノーライフ 6 ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです

→ノーゲーム・ノーライフ6巻を読んでみる!←

何故いづなたんに話したのか

唯一神であるテトが普段何をしているのか考えたこともなかったけど、やはり暇だったんだw

ディスボードは全てがゲームで決まる世界。その世界で「神に祈る」行為がどれほど無意味なことなのか容易に想像がつくw祈るのはせめて…人類くらいかな?

8話 いづなたん

ノーゲーム・ノーライフ 公式ツイッターより

他の種族は力での解決ができないから、むしろテトを憎んでいることすらありそう。実際にジブリールはそんなこと言ってたしね。

いづなたんがテトをみつけたのは偶然かもしれない。

でもどうして、いづなたんに語られないはずだった神話を話したんだろう?

そして、脚色してるっていうけど、どこまで脚色してるんだろう?

まとめスレとか好きでよく見るんだけど、そこでもよく「つじつまあわないかもしれないけど、脚色してる」って言う人いるけど…このテトが言う「脚色」もただ「言っているだけ」なのかと思ってた。

でも2回目読んで、やっぱり脚色してるのか…?とも思えてくる。

いづなたんの名前は会った時にすぐわかったと思う。いづなたんの反応は獣人としては異端だ。弱い人類が死んだことで泣いてくれる。それはきっと天翼種やエルフからしたら「虫が死んだ」こととほぼ同義。

現実社会で言う、「虫が死んで泣く子供」と同じくらいのもの。

この世界、ディスボードでは、人類が死んだくらいで泣くような種族は人類以外に居ない。なのに、いづなたんは泣いてくれる。本当に心が優しい子だよ…!

リクとシュヴィは、空と白の…前世、ということでいいんだろうか。リクとシュヴィのことをいづなたんに知っててもらうことで、空と白を見る目を「ちょっと変えてみて」ということなんだろうか…。

空と白が知ったらどうなるか

リクは空の、シュヴィは白の前世なんだと思う。姿も似ているしw

いづなたんは「空と白に似ている」って気づいたけど、きっと空と白にこの話を聞かせて「リクとシュヴィは空と白にとても似ていたんだよ」って言っても

全然似てねぇよ!

って言いそうwww空は白と離れるはずがないと思っている、白もそう思っている。生きている世界が違い過ぎる、というのもあるけど…きっと

「前世」とかそんなもの俺達には関係ない!

とか言いそうな気がするw

泣くとは思ってたけど

泣けたよね…。電車で行き帰りに読んでたんだけど、電車の中で涙を流すかと思った。始めの方のイワンの死とか、リクが死ぬよう命じたみんなの名前を言っているときとか…。

シュヴィとジブリールの戦い、そしてコロンの後悔と悔しさのシーン。

わかってたんだよ…大戦の時の話だもん。戦争時の話。泣かない訳ないじゃ~~ん!わかってたよ!泣くのはわかってた。

お涙頂戴の話だったら嫌だなぁ~と思ったけど、そんなこと無かった。

イワンが死ぬところは…映画よりもあたしは原作の、このラノベの方が好きだよ。イワンの生きようとする気持ち、でも家族を守るために死ななくてはいけない、でも生きたい。

家族と一緒に笑って暮らしたかった。でもそれができない辛い時代。死ぬ理由もないまま生きていたけど、今「みんなを守って死ぬ」という役割を持って死ぬ喜び…!

死にたくないのに、「死」が幸せになってしまう瞬間。選び取らなくてはならない辛さ。

悲しかった…。リクが他の仲間から大切にされているのがよかった。

リクとシュヴィ

映画よりも、これもやっぱり原作の方があたしは好き。

リクとシュヴィ。まさかの出会いで笑ったわwwwまさかシュヴィの方からリクに迫っていたなんて。こんなところまで空と白と同じなんだなぁ。

ゼロ シュヴィ振り返り

http://www.moview.jp/958962978.htm

シュヴィのリクへの想いがどんどん成長しているのが、ラノベだとなんとなくだけどわかる。映画は時間の制約があるからちょっと早く感じてしまった。

シュヴィは、リクに興味を持ったときから既に心が芽生えていたんだろうな。あの瞬間に「一目惚れ」をした。最弱の種族の負けるつもりの無い目に、一目惚れした。

ゼロ アッシエントだ_R

http://www.moview.jp/958962978.html

リクもシュヴィの素直な感じ…とか人間やリク自身になんとか溶け込もうとするシュヴィがかわいく思えてきたんだよ…ね。上手く言えないけど。

リクとシュヴィが結局ヤれないのは…悲しいよなぁ(´・ω・`)リクが童貞卒業できないのが悲しい。コロンに見せてもらえば穴ができたはずなのに…!!本当に残念!!

別に体の繋がりがないとダメって訳ではないけど…できないよりは…できた方がいいよね。二人のためにもさ。リクが死に際にそれを悲しんでいて、よけいに悲しくなる。笑い…まではいかないけど悲しいシーンなのにちょっとだけ、ほのぼのしたw

リクが童貞で死んでしまって悲しむってことは…空は童貞を卒業できるってことかな???そのフラグ、ということでいいんだろうか???

大戦時のジブリール

ジブリールは大戦の頃から存在し、エルキア連邦にも存在している。あとがきで榎宮先生が「ジブリールを嫌いにならないで」って言ってるけど…。

ならないよね。

あたしはジブリール好き。映画の放映前にも、確か…榎宮先生が「ジブリールを嫌いにならないで」って言ってた気がするんだよ。確か映画のコメントで、ジブリール役のゆかりんもそう言ってた。

ゼロ ジブリール_R

http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1499429037

なんでかわからないけど…ジブリールを嫌いにはならなかった。「もっと好きになった!」ってところまではいかないけど、ジブリールは時を越えても変わってないな、というのが感想だろうかww

レアなものを集めるのが好きで、欲望に忠実。敵に敬意を払うことも忘れない。不完全さを持つフリューゲルだからこそ、シュヴィに全力を賭してくれたし、シュヴィを「スクラップ」と呼んだことを訂正してくれた。

いづなたんの言う通り、ジブリールがシュヴィと出会わなければ、シュヴィはあのままリクの元に帰ることができた、かもしれない。大体ジブリールのせい、かもしれないw

でもさ…それでも、ジブリールは悪いと思えない。むしろフリューゲルの身で、防護魔法を使ったことや、エクスマキナのシュヴィに敬意を払ってくれたことがすごい。

アインツィヒ、エクスマキナたち

映画よりもこっちがいい、にアインツィヒとアルトシュのシーンがある。これらが描かれている原作の方があたしは好き。

アインツィヒ達は…どうして滅ばなければいけなかったんだろう。アルトシュの眼前まで行って、生きて帰ることがそもそも難しいこと…なんだよね…。

ゼロ エクスマキナ シュヴィ_R

http://eiga.com/movie/85322/gallery/5/

アインツィヒ達は、シュヴィの思い出を同期して「心」を手に入れることが出来た…んだろうと思う。人間らしさを出さないようにしているのも、エクスマキナが人間らしさを出してしまったら「道具」ではなくなってしまうから、だよね。

道具が壊れた、だけであれば「負け」じゃないけど「仲間」が死んだのでは「負け」になってしまう。だから「機械」の振りをする。命令を待つ。

命無く往き、命無く征き 命在りて逝こう

このセリフが悲しい。映画だと、このセリフを言いながらアインツィヒは、エクスマキナのみんなは涙を流していた。この時のエクスマキナのみんなも、イワンと同じ気持ちだったんだろうか。

生きたいけど、ここで自分が死ななければ他の皆の幸せはない、ここで死ぬことが今後の幸せにつながる。

そう思っての死、だったんだろうか。

アルトシュは死んだの?

大戦後、アルトシュは死んでしまった…的なことをアズリールは言っていたよね。だからフリューゲルは自殺をする個体が増えてしまった。自殺を止めるために、アズリールは嘘をついた…。

アルトシュから神髄を剥離、奪うということは…アルトシュを殺すことと同義だったの??

2回読んでもここがどうしてもよくわからなかった。

最後の、エルフ・ドワーフ・ドラゴニアたちの攻撃がぶつかり合った時。フリューゲル、そしてアルトシュは神撃を繰り出した。

神撃の後は、フリューゲルは消耗していても、アルトシュ自身は消耗していない。椅子から立ち上がっただけで、エネルギーが増大するくらいの神。それだけの力がある。

そのアルトシュに…神髄に攻撃をした。アルトシュは…力は強いけど。動きが遅いとか何か…弱点が…あったんだろうか。だからフリューゲルを作ったわけだし…?

最強のオールドデウス、アルトシュが「人類」「最弱」「猿」であるリクを認めてるのってすごいことだと思う。部下?であるアズリールにはろくに説明をしていないけど、アルトシュって…なんだかすごく、リクや空と気が合いそうだな、と思うわww

オールドデウスは…祈られたら、顕現する…ということで…いいのかな…?だとすれば、オールドデウスって滅びなさそうなんだけど…滅びるの??アルトシュも復活できそうな気も…しなくもない。

ラストシーン

この6巻のラストって、アニメ「ノーゲーム・ノーライフ」のラストだよね!?さすが原作者が関わっていたアニメだけある…!あのアニメのラストで、6巻のラストを持ってくるとは…!!

やはり巫女さんは、何かオールドデウスの巫女だったのか…どの神だろう??カイナースはエルフでしょ。ワービーストを作ったオールドデウスなんて…この巻に出てきたかなぁ??

オールドデウスの全権代理者なんて立てなくてもいい、ってことは…勝手に決めてしまうってことだなw勝負を挑んだものが、相手を勝手に「全権代理者」としてしまうってことかな?

そうでないと勝負につり合い取れないしね!対等だと思ったものを賭けるんだもの!全権代理者になってくれないと!!w

まとめ!

色々言ったらきりが無いけど、この巻もすごく面白かった。書ききれないけど他にもたくさん面白いシーンがあった。

そして、思いました…。

いつものノーゲーム・ノーライフが好き!!!!

あのゲームのドキドキじゃない、大戦時の話もいいけどやっぱりいつもの空と白の話が好きだわ!!それを実感した!!早く次の巻が読みたいわ!!積み本はたくさんあるけどなぁああああああ!!w

→ノーゲーム・ノーライフ6巻を読んでみる!←

Twitterでフォローしよう

こんなのもオススメですよ