聖女二人の異世界ぶらり旅 ネタバレ 3巻

鈴林です。聖女二人の異世界ぶらり旅3巻の、感想込みのネタバレです!

3巻もやはり面白かった! 気づいたら3巻も出ていた…んだけど、3巻の発売から1年近く経っているのにまだ4巻が出てなくて…残念…。

作者のカヤさんは今は別の作品を書いているみたいだから、それが落ち着くか…一段落ついてからなのかなぁー。新しいものも読みたいけど、やっぱり続きが気になってしまうな!

聖女二人の異世界ぶらり旅 ネタバレ 3巻

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無条件で救われると思うなよ

真紀の豹変というか変化にはびっくりした。真紀のこの変化があるからこそ、4巻が早く観たいということでもある。

真紀にとって千春はかけがえのない存在。同じ世界から来て、元の世界のことを話せる唯一の存在で大切な友達。もう地球には帰れないけど、帰れないからこそとても大切な友達。

千春は優しいし恩に対して返そうと思うからアミアを助けることを受け入れた。池に落ちた時にアミアが助けてくれたことを恩に感じている。他にももっと迷惑をかけられたはずなのに…w

千春の優しさも良いことだけど、真紀のような考え方も大切だ。というか好き!! 良いね良いね! すごいかっこいいと思う。

 

真紀と千春にとって、この異世界は「他人」だ。自分の世界じゃない。そして2人は聖女として異世界に存在している。

異世界の住人からすれば脅威でもある魔物も真紀と千春には脅威ではない。命の輪に戻る手伝いをする役割を持っているから2人を攻撃しない。

真紀と千春がエアリスやエドウィと一緒にいるのは、良くしてくれるからというのもあるけど人柄が良いからだろう。良い人だし2人に何か悪いことをするわけじゃない。だから協力もするし助けも乞う。

仕事で人を差別? 区別するわけじゃないけど…真紀は営業を担当していたからこそ人の感情の機微に気づきやすいのかもしれない。

感情の機微というか、人の悪意? うまい話というか…求めに隠れた本当の狙い…に気づきやすいのかもしれない。取引をする上で「本当に求められているもの」をかぎわける力って必要だと思うし、きっと真紀にはそれがある。

だからこそサイアの助けには違和感を感じたんだろう。自分たちでもどうにかできるはずなのに「聖女に助けを求めたい」という願い。

サイアの言う人族や他の種族とのいさかいもあるだろうけど…それだって人魚の言う「気にしない」という立場を取ればいいだけの話だ。

 

サイアの本当の狙いに気づくことができる真紀すっげーーーーーー!!! さすが! かっこいいよ真紀!!

聖女らしからぬ低い声と表情に驚いたって書いてあったから心の底から怒ったんだろうな。その後千春には本当のことを明かさないのもさすがだ。大人の対応。怒るところは怒る。

聖女は定期的に神様から「送られてくる」ものらしいけど、それは…聖女が天寿を全うした後に送られてきていたということなんだよね…。

何らかの理由で、人々が聖女を守らないことで聖女が死んでしまったことはこれまでなかったはず…。もし事故や殺人で聖女が死んでしまった場合、神様はまた聖女を送ってくれるのだろうか…?

気まぐれで作った世界、気まぐれで送られてくる聖女。当たり前のように聖女からもたらされる幸せを享受しているけど、それを「当たり前」だと思っている時が一番危ないのかもしれない。

騎士のような真紀

エルフの城で周りに注意を巡らす真紀もかっこいい!

あたしは断然千春より真紀派だわ! 真紀の方が正確とか色々と好き!w

千春も大事にして、そしてゲイザーや魔物たちも大事にする。もちろん聖女の役割だからってのもあるんだろうけど、それでも助けを求めに来るもの・純真なもの・弱っているものには冷たくできないところが慈愛あるなって感じるわ。

真紀は運動神経も良いし、千遥がいるからこそ周りに気を配っているんだろう。魔物のことも身内のように思っているかもしれない。

 

それでも魔物を魔石に戻す時の様子を怖がられるのは、傷つくだろうな。

自分が他の人と違うことをまざまざと知らされる。ディロンとオーサにとっさに怖がられたことで、相当傷ついただろうな…。

異世界の人からしたら魔物は倒すべきもので、その魔物に触ることができる真紀と千春は「聖女」だってのは知っていただろうけどこれまで周りの人は受け入れてくれていたからこそ、迫害…というか遠ざけられるのは悲しいよね。

エドウィの言う「身近な者こそ傷つける」ってのはこれだろうな。

自分と相手が違うのは当然だし、自分の知らないような人がいるのも当然。異世界において、聖女はある種異端。今までにない生き物。

自分たちと色々と違うのが聖女。その違いを見て、とっさに恐怖を示してしまうのは仕方ないけど…それでも悲しいよなぁ…。

これから先真紀と千春がすごく傷つく展開があったら悲しいな。

魔物を操れるようになった千春

千春が魔物を操れるなら真紀だって操れると思うんだけど、得意不得意があるものなんだろうか。

エルフの城でも千春がゲイザーたちに語り掛けていたっていうし…集中が必要になるんだろうな。役割分担として、千春が魔物と交渉して真紀が千春とその周囲に注意を配るって感じかな。もちろん逆もできるんだろうけど、きっとこの役割分担がちょうど良いんだろう。

千春は魔物を操ることができる。きっと真紀もできるだろう。

自分たちは持たない力を見て、すぐに「あれを自分たちに向けられたら…」って考えることができるサウロはさすが次期頭首だなと思う。そしてサイカニアの言う、真紀と千春に脅威が及ばないようにする、のも確かだ。

きっと…真紀、千春のどちらかがピンチになった時…命の危険が及んだ時とか、どちらかが他人に対して殺意を向ける時に魔物が動き出す……ような気がする。

魔物からしても聖女たちは「命の輪」に戻してくれる優しい存在だし、意思疎通ができる存在。魔物たちにとって悪い存在じゃない。むしろ大切に守りたいもの。

だからこそ千春の言うことを聞いたんだと思う。

ともすれば…真紀も千春も魔物を操って魔王みたいになることもできるんだよなぁ…。他の人たちの出方次第では、魔王になることもできる…!!

 

まぁこれはそんな話じゃないけどもw

色々と動く恋?

真紀はカイダルと良い感じだし、千春はエアリスと良い感じ…。そしてエドウィも千春と良い感じ、と言いたいところだけど…そうも無さそうだなぁーw

エドウィはもっと好意を全面に出さないと千春に気づいてもらえなさそうだし、年齢的にも弟ポジションだからこれからって感じだな。

カイダルは真紀のことを好きそうだけど、真紀はどうなんだろうか…w 内陸に行った時にカイダル達のことをすっかり忘れていたからなぁ…w そこまで興味はない…かも…しれない?w

千春とエリアスは良い感じになりそう。エアリスはもちろん千春が大好きだし、千春も自分の気持ちに気づいてきた。

もちろん千春の言う通り急ぐことでも無いだろう。ゆっくり気持ちを育てた方が良い段階だ。でもエアリスが他の女の人と付き合っているのかも? と思ってざわざわするのは…脈ありだと思うなぁー…w

千春は「守ってあげたい」と思われるのは嫌なタイプだけど、今のところ千春を好きになる人ってみんな「守ってあげなきゃ」と思うタイプだよね。エドウィとか特にそう。

エドウィは純真なところがすごく良いと思うけど、そんなんじゃ千春とはくっつけないぞーーーと思ってしまうw ナイランと千春も良いと思うんだけどなー。

真紀は運動神経良いし、さっぱりしてるからあんまり異世界の男にモテてる感じは…無いw

でも男装したときに「イケメン」だとめちゃくちゃ言われててさすがだw そしてこの異世界でもイケメン同士が触れ合うのは女に人気があるんだなw

腐女子、とまではいかなくても見た目がきれいな男が2人いるのは…良いよね!!!

 

真紀は今のところカイダル…? くらいか? あとはアーロン……? も一応入りそうだけど…アーロンは2人の水着は見たけど好きになったかどうかはまだわからないなぁ…。これからだ!

内陸でのあれこれ

ここまでの感想ですっとばして来たけど、すぐエルフ領に行くかと思ったらそんなこと無くて意外だった。

まさか内陸の方に行くとは。1巻でノーフェとシュゼにめちゃくちゃ嫌味言われたから内陸に行くのはだいぶ先か、ずっと行かないかと思ったのに割と早くに行くとは思わなかった。

ノーフェもシュゼも地元だと慕われているのが意外だった。この世界では暴君な王さまや王族なんて少ないのかもしれない。ノーフェがいばっているのも、それだけ高い地位にいるからこそ……なのかな?

物価のことを千春に言っていたけど、色々と民のことも考えているし基本は悪い人ではない。でもどうして聖女にはあそこまで雑な対応をするんだろうか。

 

というかシュゼはアミアを閉じ込めるなよw アミアもアミアでさっさと出て行けば良かったのに、シュゼがかわいそうでずっと残っていたなんて…優しいところもあるんだな。

確かにアミアからしたらシュゼやノーフェは幼い小さな子供だろう。だからこそシュゼの言うことを聞いてずっと待っていたし、何とか湖に帰れるように交渉していたということなのか。

でもシュゼはアミアが思っていたよりもずっと子どもだったなw 相手の話を全く聞き入れずに自分の欲望しか叶えない。民や臣下からは慕われているっぽいけども…w

というか挿絵がかわいいから、あたしの想像していたノーフェやシュゼと違ってだいぶイケメンだしかわいかったw もっと性格悪そうな顔しているかと思ったw

聖女がいるのバレた‥‥‥‥と思うけど、これでまた文句盛大に言って交流絶たれそうだなw

モフモフのザイナス

3巻の最初の方の挿絵にザイナスがいるから、いつ出番が来るのかと楽しみにしていたけど…やっとあった!!w 嬉しい!

モフモフの姿で走れば超早く移動できるなんてさすが獣人。というか変身に3段階もあるのがすごいわ。便利というか何というかw

2mもある犬って想像つかないけど、めちゃくちゃ大きいのはわかった。真紀は犬を飼っていたから余計にザイナスが好きなんだろうな。2人揃っているとすごくかわいい。

心なしか千春ばかりがモテたり話の中心にいることが多いから、ザイナスといると真紀の出番も増えて嬉しいw

ザイナスがいるからこそ、真紀と千春の傷ついた心は癒えることができた。なんて心強い…! 冷えた声で子供たちに語り掛けるところとかすっごい良かった!!

あたしもモフモフ撫でたいなぁ…。

聖女二人の異世界ぶらり旅の感想まとめ

面白かった!! カヤさんの書く小説は…やっぱりすごく読みやすい。そしてどんどん次が読みたくなる。

読んでいても苦にならないのがすごいよなーーー。3巻を読む前に1巻、2巻と読んでからだったけど、むしろすごく楽しかった。とても面白く読めるライトノベルだと思う。

難しい設定も無いし、ハラハラする展開も無いけどでもちょっとドキドキする。これから先どうなるんだろう? という気持ちでずっと読み進めることができる。

元が「小説家になろう」作品だからというのもあるだろうけど、電子書籍で超読みやすい漫画だと思うなぁ。このラノベ読み始めたおかげで、他の積み本の消化止まったもんねw

早く続きが読みたくてうずうずしてしまう。まだ続きがあるのなら、全部終わるまで読みたい! それまでは他のことあまりしたくない! という状態になってしまうw

ちょっとした依存症? も生み出すラノベかもしれないw

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後々その有難さを感じることになる…!w

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