鈴林です!劇場版魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女…のDVDボックスについてきた特典!ノベライズの感想とネタバレですよ。
映画を観た人ならもちろん中身はわかると思うけど、これはノベライズの感想だからね!「また同じの観てるわ」って思った?
あたしも思った!w
【発売情報】
いよいよ劇場版魔法科のBlu-ray&DVDと、サウンドトラックは来週1月24日(水)発売!!佐島 勤先生書き下ろしの劇場版本編を完全補完する特典小説内容も一部公開中!!
小説は電撃文庫換算で約300ページ強の大ボリューム!是非ご予約ください!!#mahoka pic.twitter.com/KhTcbbI929
— 魔法科高校の劣等生 (@mahouka_anime) 2018年1月16日
でも読んだ〜〜。楽しかった〜〜。このノベライズとセブンネット限定の特典のために予約してボックス買ったわ。その価値あったわ。
これで3/10発売のエスケープ編にも期待ができるってもんだよ!あらすじとか紹介しないので適当に楽しんでいってね!
魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女(ノベライズ) 感想・ネタバレ
映画だとこうだったなぁ
さすがは原作者の佐島勤さん!映画をばっちり描きつつ映画ではカットされていたことや補足なんかも含めて描かれていて、とても良かった!
相変わらず分子がどうのとか陽子がどうのとかはよくわからないんだけど、なんとなくわかった気がします…よ?w
分子が離れた時のエネルギーとかもうホント難しい。物理を勉強する良いきっかけになるかもしれないくらいに、難しい。
でもよくわからなくても面白いよ!!w
ファランクスと分子ディバイダーの辺りが個人的には一番難しかった。あとリーナのヘヴィ・メタル・バーストの説明とかその辺ね。
分子ディバイダーがファランクスをパリン!って割ることができたのは、ファランクスよりもその場の領域干渉が勝ったから…という認識でいいんだろうか。
映画だとこうだったなぁ、って思い出しながらだとより理解しやすいかも。映画はまだ観てないという人にも….ある意味良いのかな?
映画に無かったところ
映画だと摩利は全然活躍してないんだよね。
真由美は飛行機で魔法使って、「笑っているけど怖い」的に戦っていたけど摩利は完全に観客だったからね。
井上麻里奈さんの無駄遣いだったけど、このノベライズだと戦闘シーンが!!ある!!
達也さまが魔法協会なんかに説明に行っている間に、真由美たちは雫の別荘に来たけど…まさかその間に国防軍がやってきたとは。
映画だとこの戦いはオールカットだった。ここの戦闘を入れたら枚数が大変なことになるからかしら。
もちろんこの戦いもアニメで観たかったが仕方がない…!
エリカ、レオ、幹比古も戦うし、さっきも言ったが摩利も戦う。
そして、雫にほのかも戦う!まさしくみんなの出番がある!美月だけが戦っていないけど、元々美月は戦闘向きじゃないし特に問題無い。
ほのかの魔法が炸裂するなんて、「孤立編」でのラストを思わせる戦いっぷり。ほのかと雫が満足気なのがまたかわいい。
あと大きなところは、九亜たちのその後だろうか。映画だと、北山家からリムジンに乗ってどこかに連れられて行く…というところで終わってて具体的にどこに行くのかわからなかった。
たぶん七草家に引き取られたのかなぁ〜、で終わり。
映画のラストで映像だけだった十師族会議が、ノベライズでは描かれてる。
九亜たちを引き取ったのが、まさか四葉家だったとは…。確かに精神系に秀でている家だけど、だ…大丈夫なの??
実験台になる道が強いような気がするんだけど…さ、さすがにそんなことはしませんかね!?
十師族から託されたような子供たちだし…美夜は穂波さんをあまり大事にしていなかった印象だけど真夜は違うの…かな?
心配…。映画のキャラだし、これから原作に出てくるかもわからないけど、是非また出てきてほしい。そしてどうなったのか知りたい。
真夜からすれば、九亜たちは自分と似たところがあるし、大事にするのかしら…。いやそれとも…と考えがまとまらないw
九亜たちがまた出てくるの希望!
十文字先輩がいた理由
映画観た時は、なんで十文字先輩が南盾島に居るのかと疑問だったけどノベライズ読んで納得したわ。
達也さまが魔法協会に報告に行ったことが原因…というか理由だったのか。
達也さまが魔法協会に報告し、魔法協会は事態を重く受け止める。魔法協会はその内容と報告者を、東京に居る十師族の1人十文字克人に伝える。
十文字先輩が達也さまの先輩にあたる、とか、たまたま十文字先輩が連絡しやすかった、とかが理由になるのかな?
そして十文字先輩が十師族に事の次第を伝え、早めに十師族テレビ会議が始まった…ということかしら。
映画の十文字先輩は、レオとラルフ・アルゴルとの戦いに上手いこと助太刀してくれたり、ベン・カノープスと戦ってくれたりと、スターズとの戦闘が主だった。
あとはファランクスでみんなを守ってくれたりとかね。いつの間にか居て、気づいたら居なかったw
思い返しても…スターズとの戦闘の後…十文字先輩は一体どうなったのか…。思い出せない…!!
あの鎧みたいな装甲の正体もノベライズ読んで、はっきりわかった。
国防軍に借りてたんですね。そして国防軍も、あの魔法がUSNAによるものだと、リーナの魔法だとわかっていたのか。 ヘヴィ・メタル・バーストは戦略級魔法だし、軍人であればどんな魔法なのか知識も持っているよね。「USNAの攻撃だ」ということがわかったからこそ、手立てに迷ったのか。
十文字先輩は十師族で、ファランクスという魔法の持ち主。これほど信頼できる人もいなかっただろう。
軍人ではないからこそ、後々のことも角が立ちにくい、という配慮なんだろうか。エリカとレオについて「なんだその格好は」と言ってたから、それについて尋問…質問するシーンもあるかと思ったがそんな時間はノベライズでも無かったw
十文字先輩は国防軍に「虐待」されている九亜たちを救いに来たことが目的。エリカとレオに対して事情聴取するよりも、優先すべきは九亜や四亜たちの保護だったということ。
達也さまの存在に気づいたかどうかは、映画では全く触れられてなかったけど…やっぱり気づいてたんだね。
それもディープ・ミスト・ディスパージョンで気づいていたのか。横浜で達也さまがトラックを消したことと繋げるなんて、勘がいい。
さすがはカツト・ジュウモンジ。
達也さまがセブンス・プレイグをベータ・トライデントで分解したこともなんとなく感じ取っているし、十文字先輩ってすげぇな。
十文字先輩の凄さを、もっと映画でもやってよかったと思うんだが…尺の都合なんだろうか。
この「星を呼ぶ少女」ノベライズで十文字先輩が達也さまの強さ、もしくは達也さまの強さの片鱗に気づくことは、「孤立編」の伏線になっている…ような気がしないでもない。
伏線といっても後出しだけどね!w順番がおかしい!w
読んで良かった
このノベライズのボリューム、映画でのクライマックスらへんよりもそれまでの部分に大きくページを割いていると思う。
しかしかと言って、スターズとエリカ、レオ、十文字先輩の戦いだったり達也さまがセブンスプレイグを無効化するまでの流れがおざなりになっている訳でも無い。
映画はもちろん面白かったけどこのノベライズが、原作者:佐島勤さんの望んだ「星を呼ぶ少女」だったよかなと思える。
映画だと軍服のかっこいい達也さまが見られる。ノベライズでは達也さまがマテリアルバーストを撃つ辺りも描いてくれてるので、このシーンを読みたかった私としては嬉しい。
円盤だとちょっとだけ乳首が見えるお風呂シーンには、ノベライズでも挿絵が入っていてちょっとサービスしてくれている。
もちろん乳首は見えない!!!そこまで甘くはないw
セブンスプレイグを無効化するためにリーナの力を借りるとき、深雪はちょっと拗ねていた、とかもノベライズだからこそわかったことだった。
映画を今のところ3回は観たけど、あそこのシーンで深雪がちょっと拗ねてたなんてわからなかったから「そうなんだ!さすが深雪!w」と思えたし読んでて新鮮だった。
深雪がUSNAの潜水艦ニューメキシコを凍らせた理由もわかった。映画観てて、なんで深雪が潜水艦を足止めしたのか、海を凍らせたのかイマイチ理由がわからなかったんだよね…。
深雪は、かつて沖縄で侵略に巻き込まれた経験から「あの潜水艦は何かする」とわかっていた…というか予期していたんだろうか。
燃えている地上を凍らせるのはわかるけど、地上に降りたのも潜水艦の艦影を発見したからだったってことがわかった。
ニューメキシコがミサイルを南盾島に撃とうとしていたなんてわからなかった。深雪が海を凍らせてくれなかったらエリカたちは死んでいたかもしれない。
まぁ….実際ミサイル撃たれたら達也さまが分解したり深雪も何かしてくれるとは思うんだけど。
言ったらキリが無いけど、ボリューム満点だった。発売してる他の巻と比べても遜色無い内容。これが付いてくるから限定ボックス買ったけど…判断は間違っていなかった…!!
「孤立編」が発売してからずーーーーーーっとエスケープ編待ってたのになかなか出ないんだもん。発売を待つ繋ぎ、というか魔法科高校の新作に触れたいから買ったけど買って良かったわぁ…!