鈴林です。
魔法科高校の劣等生の続編というか、同じ世界線でのお話というので買いました!
そして読みました…。
う~~ん…。「新・魔法科高校の劣等生」というのは本当に必要だったんだろうか。
確かに同じ設定を引き継ぐからつけたかったのは分かるんだけど…。
2巻を買おうか悩む…。
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 1巻
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ほのぼの百合をラノベにした感じ
あとがきにも書いてあったけど、これは「新・魔法科高校の劣等生」と言ってはいるものの新作なんだって。
キグナスってのは白鳥座を表すらしい。
うん…。
うん、はっきり言う。
何にも面白くなかった!!!
ほのぼの百合アニメってまんがタイムきららとか、まんがタイム系の雑誌で連載されてアニメ化もされてる。
あたしもそういう漫画読んだりアニメ観るのは好きなんだけど…ほのぼの百合のラノベを読んだのは初めてだった。
びっくりするくらい…何も…感動が無かった。
あたしは達也さまが好きなんだ。
アリサと茉莉花が入学する第一高校に「あの司波達也が通っていた」という話は出てくるけど、ただの伝説扱いなんだよね…。
深雪のことよりも達也さまの方が伝説になってるのは、深雪が喜びそうなことだけど。
十文字先輩の異母妹としてアリサが出てきて、そして第十研での魔法としてリアクティブアーマーが出てきたり…。
メイジアン・カンパニーで出てきた遠上遼介の妹が出てきたのは繋がりを感じるけど…物語の本質はほぼ学園。
というかアリサと茉莉花の話が主だ。
そりゃね、主役だからそうだけどさ…。
2人が一緒にイチャイチャしたり、学校一緒に行ったり、アリサと一緒にいられなかった期間に茉莉花がヤキモチ焼いたりするけど…
自分でもびっくりするくらいに2人に興味が持てなかった。
これでまだ事件とか起きてくれたらよかったけど、そんなことも起きない。
茉莉花とアリサは学校生活を満喫しようとしているし、満喫してる。
クラブはどこに入る~とか、風紀委員会に入るかどうか…とかそういう話をしていたら、1巻が終わった。
アリサと十文字家の関係についてもちょっと出てくるけど、そっちが主体というわけでもないし。
仲は円満というわけでも無いけど、いじめられてもいない。
十文字先輩が「家庭内のいじめ」なんて許すわけもないしね。
まだ十文字先輩の異母弟である竜樹の話の方がまだ面白そうだと感じる。
少しだけあるバトルもなぁ…
序盤に茉莉花と十文字先輩のバトルもある…んだけど…。
力量に差がありすぎるのと、茉莉花に対して良い感情を持てなかったからこの戦いもそこまで面白く感じなかった。
十文字先輩だって別にアリサを殺そうとするわけでも無いってのに…。
もちろん茉莉花が言うようにアリサと離れたくないってのはわかるけども。
十文字家の魔法を外部に漏らせないのも事実。漏らすことは首都防衛に関わる秘密。
漏らしてしまったら茉莉花たちの家が外国から狙われることにもなりかねない。
アリサの魔法が開花したり、茉莉花の魔法が開花したりもしたけど…そこまで面白くは感じなかったんだよなぁ…。
せめて十文字先輩のターンがもっとあったら楽しかったかもしれないけど…。
今後どうなるんだろう…
アリサは遠上遼介のことが好きみたいだけど、遠上遼介は今達也さまの会社に入社して
七草真由美と一緒に組んだりしてるんだが…それを知ったら茉莉花はめんどくさいことになりそうだな。
というかこの茉莉花が全然好きになれないのがまたキツイところかもしれない。
あたしの好みが変わってしまったのかもしれないけど、アリサに近づく異性に対していちいちめんどくさい態度を取るところがもうめんどくさい。
アリサに対して独占欲を出しているのは百合好きとしては面白いかもしれないけど、百合要素求めずに買った身としては…
「なんだこいつ」
という気持ちしか無いんだよな…。
ただの学園もの、それも特にバトルとかが無い平和な学園ほのぼのライフをラノベで読むことにどんな面白みがあるんだろうか…とか考えてしまう。
「魔法科高校の劣等生」ってのを外して欲しかった…。
2巻が発売しても買おうかどうか悩むレベルで、マジで面白くなかった。
とりあえず買って読んではみるつもりだけど…。
う~~~ん…。
他の人の感想をぱーーっと見ていると、あたしみたいに「つ、つまらん…」となってる人は少ないみたいだ。
あたしがラノベに求めているのは「バトル」とか「策略」ってわけじゃないんだけど…次が読みたくなるような
何かしらのワクワクが欲しいんだよね。
なんかなぁ…これからの展開次第だけど、とりあえずあたしは1巻は…面白いと思えなかったなぁ…。