鈴林です。花のち晴れ3巻の感想とネタバレを書いていきます!2巻ではハルトが音ちゃんへの恋を認識したところで終わったので、その続きから。花より男子と似たような…と言えば語弊があるけど似た空気で進むこの漫画。

「あ~こう来たか…」とは思うものの、読んでいてつまらないという気持ちは湧かないんだよね。

この3巻では、今まで読んでて「愛莉めっ!ちっ!!」という感情を抱いていたとしても、それが変わるようになるんじゃないかと…!愛莉の過去、そして音ちゃんへの想いなんかもわかるこの巻。

初めて読んだときも思ったけど、どうして愛莉はペンチを持っているんだろう…w一体何を…何をするつもりなんだwこいつが持っているとろくなことが起きなさそうw

花のち晴れ ネタバレ 3巻

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第14花

ハルトは、気づいたら花畑に立っていた。動こうとしても足元の花が足に絡みついて上手く歩くことができない。目の前には入院着の音ちゃんが立っていて「会いにきてくれたの?」とハルトに聞いている。

「そうだけど…」と肯定すると、なんと目の前の音ちゃんは「嬉しい…もっと近くに来て」と言いながら、入院着を脱ぎ始めた。ハルトは動揺するも、目を反らす。真っ赤になりながら「ば、ばかやめろ!!」と音ちゃんにやめるように言う。

しかし音ちゃんは止まらない。「どうして?さっきは触ったでしょ?」と言いながら、ハルトの手を掴んで自分の胸の方に持って行き始めた。これには更にハルトは困惑。顔は既に真っ赤だ。ハルトは再度止める。「やめろって!さっきはつまづいて…!!」

「おまえそーいうキャラじゃないだろ!?さっき胸触ったのは…」

「事故だ!!!」

事故だ、と言った自分の大声で気がついたハルト。上半身を起こすと「何が事故よ」と言って、病院のベッドの上に制服を着た音ちゃんが座っていた。顔に湿布のようなものを貼っているがそれ以外は見た目に変わりはない。

音ちゃんがいることにとても驚くハルト、何故寝ていたのか思い出せな…かったが割と早くに「音ちゃんに殴られた」という事を思いだす。

思い出したとわかったところで音ちゃんから「スケベ」と言われてしまう。再度「違う!あれは事故…」と弁解しようとすると、音ちゃんから「わかってるよ」と静止された。

想像していた以上にパンチが決まってしまい、看護師さんがベッドを入れてくれたらしい。『だからここに寝ていたのか』とハルトは合点がいった。アゴの痛みにも、納得がいった。

ハルトがしっかり起きたのを見届けると、音ちゃんは帰ると言い出す。ハルトも遅れないよう後についていった。病院の外で、音ちゃんに追い付くと…音ちゃんの歩き方はぎこちなかった。ハルトは、今日音ちゃんが殴られたことを改めて思い出した。

「体、大丈夫か」と声をかけると、歩いていた音ちゃんが振り返る。「大丈夫なわけないじゃん。誰かに殴られたの初めてだよ」そう言って、また歩き出しそうになる音ちゃん。

ハルトは「もう一発殴れよ。二発でも三発でも」と申し出た。音ちゃんはハルトが何を言っているのかついていけない。

ハルトは更に、頭を下げて「オレのせいだ。ごめん!謝って済む問題じゃないのはわかってる。気が済むまでぶっ叩いてくれ!」と謝った後に音ちゃんの両手を掴んだ。ハルトは「殴ってもらおうと」しただけなのだが、熱くなりすぎて両手を掴んでしまっていた。

音ちゃんから「手、放して!」と言われるまでアツくなっていたことに気づけない。「うわ!つい!!」と言って飛びのくように手を放すハルト。

そんなハルトを見て、音ちゃんは話し出す。

「全く…。わかってるよ。あんたがやったんじゃないってこと。そりゃ最初は少し疑ったけど。よく考えて、変な人でいけすかないけど、あんなことする人じゃないと思った」

「やばい。死ぬほど嬉しいんだけど」

そう言って、後ろを向いてしまうハルト。音ちゃんの言葉を聞いて、嬉しさを隠せない。なんで後ろを向くの、と聞かれているが、顔が真っ赤なのを自覚しているので振り向くことができない。音ちゃんは背を向けられているが、ハルトが耳まで真っ赤なことに気づいた。

「ねぇ、耳まで真っ赤だよ」と伝えると、「やめろ!いうな!!」と耳を抑えながら言われてしまう。

以前、ハルトに泣きながら言った『もう顔も見たくない』という言葉。そこまで傷つけてしまっていたのか、と後悔する音ちゃん。「ごめんね」と謝る。

謝った途端に顔の真っ赤なハルトが振り向き「あやまるな!オレが悪いんだ!!」と否定する。「でも…」と言っても、顔が真っ赤なことを隠しつつも「それを言わせたのもオレだ!」と音ちゃん庇ってくれるハルト。

そんなハルトに音ちゃんはしみじみと「ちょっとびっくりした。あんたって男らしかったんだね」と感心したように伝える。

男らしい、という言葉にハルトは「真っ赤になる」を通り越して沸騰したようになってしまった。そして喜びのあまり、(今更)イナバウアーをし出す。音ちゃんが心配する中、ハルトは今日であったF4の花沢類に感謝をしていた。

花沢類が教えてくれなければ、この瞬間に立ち会うことはできなかっただろう、とハルトは実感していた。

 

帰宅するとき、またしても音ちゃんはハルトの車を断る。電車も無く、ケガをしているのでさすがにタクシーで帰るようだった。ハルトが家の車に乗るよう言うが、「ワンメーターだから」と音ちゃんはそれを断る。

音ちゃんがタクシーに乗る間際、ハルトは馳天馬について音ちゃんに質問したい衝動に駆られた。しかし、声をかけただけど押しとどめる。

「気を付けて帰れよ」と言うと「うん、明日ね」と返され、タクシーは出発した。

明日。明日なんて、ハルトにとって当たり前に来るものだった。音ちゃんに言われた「明日」。この言葉で、明日というのはなんという特別な日なのかと、実感するのだった。

 

英徳学園、2年D組。音ちゃんはいつも通りに登校し自分の席についていた。いつもと違うのは周りの反応。あのビラのせいで、音ちゃんが庶民だと知ってしまったクラスメイトは、音ちゃんに聞こえるように口々に悪口を言いあっていた。

かつては友達だった麻美たちも「辞めると思ったのに。」「神経図太いよね」と聞こえるように言っている。音ちゃんは何を言われてもずっと真顔のままだった。

すると、教室に成宮一茶(なるみや いっさ)がひょっこり顔を出す。どうやら江戸川音、という渦中の人物を見物に来たらしい。コレクト5の1人、成宮一茶が来たとあって色めき立つクラス。

座っているだけで何もしない音ちゃんに「成宮さんがいらしてるでしょ」「何座ってんのよグズ!」と容赦のない罵声を浴びせる。一茶はそんなことは全く気にしていないように「やっぱりあの時車の前に飛び出してきた子かぁ」と笑顔で言っている。

それを聞いたクラスメイトはまたしても「当たってお金もらおうと思ったんじゃないの~!?」と音ちゃんに絡みだす。一茶はそれを見て、クラスメイトを制止した。

「そーいうのナシ。オレは過度ないじめは反対だから。この子の退学は取り消されたんだし、それに女の子はそーいう言葉を使うとかわいくなくなるよ」とウィンクしながらクラスの女子たちに説明する。

それを見た女子は現金なもので、「はい!」と返事をした後、急にベタベタと音ちゃんに触りだした。「触らないで」とかつての友だちすらも拒絶する音ちゃん。むしろこの流れで友情をもう一度築こうとするのが土台無理な話だろう。

音ちゃんの態度を見て、「何よ。生意気」と怒りながら、女子生徒は散っていった。

 

天馬くんから5000万円の寄付をもらって、英徳にいる。あの後、学校にかけあったが一度寄付された寄付金は返還できないと言われてしまった。ずっと愛想笑いをしていた自分と決別すると決めた音ちゃん。

天馬くんがくれた厚意を無駄にできない。あと1年と少しいなければいけないのなら、諦めずに自分を取り戻すしかない。天馬くんに言われた『ただの親に決められたいいなずけだと思ったことはない』と言う言葉。これも、自分を取り戻してから、考えることにした。

 

中庭の通路で、ハルトと愛莉が対峙している。愛莉は「怒ってるんでしょ?罵れば?」と自分のしたことがバレているのを認めていた。しかしハルトは愛莉を許した。

「お前は大事な仲間だ。でも次やればもう終わりだ。いいな」

「許すの…。愛莉を。許せるほど、ハルトの気持ちは穏やかってこと?」

愛莉は、ハルトの言葉が気に入らなかった。ハルトはてっきり自分を怒るかと思ったのに、怒りもせず「次は無い」という警告だけで済んだのだ。

 

海斗は杉丸に愛莉を見なかったか聞く。杉丸も愛莉を見ていないようだった。

 

愛莉の家では、メイドが海斗から愛莉に電話があったと伝えに愛莉の部屋に来ていた。メイドはその時、惨状を見た。

ボロボロの窓ガラスにカーテン、ちぎられて綿が出ているぬいぐるみ。壁には血のような染み、棚は倒れランプも倒れている。愛莉は髪も服も乱れ、どこからか血も出ているような有様だった。

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第15花

神楽木グループの傘下の子息ばかりが集まったクリケット大会。大会というよりも…「みんなで仲良く」という風潮の方が強いかもしれない。毎年行われているもので、将来のグループ活動のためのクリケットだった。

ハルトは、「国民の休日とかいらなくね?早く学校に行きて~」と、至極めんどくさそうに参加していた。

小林は、ハルトの変化を大いに感じていた。あの女の子、江戸川音が訪ねてきてから、ハルトは変わってしまったことを近くで感じていた。

 

ドーソンでバイトしている音ちゃんと、シフトが重なった紺野さん、休日というのもあってコンビニはなかなか忙しくなっていた。そんな時、あるお客さんに絡まれてしまい腕までつかまれてしまう音ちゃん。紺野さんが止めに入ってくれて、客は帰って行ったが…コンビニの奥から鋭い視線が。

棚の奥からハルトが現れ、さっきまで音ちゃんに絡んでいた客を蹴っ飛ばして追い返してしまった。突然のハルトの登場に驚く音ちゃん。ハルトは「け、消しゴムが亡くなってよ」という小学生のような理由を言い出す。

紺野さんが「久しぶりじゃん!」と言うと「そうだな。ブタ小屋住民」と失礼な言葉で返すハルト。紺野さんに聞こえないように小声で「ホントにそういうのやめて!」と止めるが、イマイチ伝わっていない様子。

消しゴムを売っている場所を教えて、さっさと帰ってもらおうとすると…

紺野さんが「せっかくだし、これからウチの彼氏も来るから4人で遊び行かない?」という誘いが。「何言ってるんですか…!」と言おうとすると、すかさず「行く」というハルト。紺野さんも了承し、音ちゃんが納得しないまま4人で遊ぶことに。

「私行かないよ!」と紺野さんに伝えると、「じゃあ、坊ちゃんだけ来る?」と確認される。ハルトと紺野さん達だけだと…どんな失礼なことを言うかわからない。音ちゃんは、断腸の思いでついていくことに決めた。

すると、紺野さんの彼氏が現れた。紺野さんは「ミータン来た!」と言って、彼氏に抱き着く。ミータンは心が広い人なのか、音ちゃん達も一緒に遊ぶことをすぐに了承してくれた。

チャラい彼氏に困惑しつつも、自己紹介を済ませる。ミータンから、ハルトを「彼氏」と呼ばれるが、彼氏ではなく赤の他人だ!と強調しておく。

ハルトも自己紹介をする。「晴(はると)」という名前からキラキラネームと言い、そしてロレックスをつけていることにも気づくミータン。紺野さんが「この子、英徳の子だよ」と補足するとミータンは「英徳!?超お坊ちゃんじゃん!!」とテンションが上がった。

ハルトは淡々と「まぁ、普段ならお前たちが声をかけることすらできねぇよ」と言い放つ。それにめげず…もしくは気づかずにミータンのテンションは上がり続ける。

「明日ダチ公に自慢するわ!」というミータンに「今日は特別だ。千載一遇だぞ」と上から目線な言動を繰り返していた。音ちゃんは、この2人が良い人で本当によかったと…しみじみ感じるのだった。

4人が来たのはバッティングセンター。ミータンチャラい見た目だが、少年野球出身らしい。バッターボックスに入りボールを打っていくミータン。そんなミータンを見て、歓声をあげる紺野さん。次々打っていくミータンに音ちゃんは「すごい…」とつぶやいた。

バッティングセンター、正面の的に当たればホームランだがミータンは今日は調子が悪いらしく全然当たりそうにない。「ハルチンもやってみ?」とハルトもやるよう促す。

音ちゃんはとても心配そうに「野球とかやったことあるの?」と聞くと「あるわけねぇだろ」という答え。「まぁ見てろ。この棒に球を当てればいいんだろ?」と雑に理解してバッターボックスに入った。バットの持ち方も何だか変だった。

球が飛んできて…振る!!かすりもせずに、盛大に空振りして転んでしまうハルト。悪いとは思いつつも、ミータンや紺野さんは笑ってしまう。「だいじょーぶハルチン!」「笑ったら悪いよ!!」

心配する音ちゃん。ミータンは「坊ちゃんは野球とかやらなそうだもんな。オレがやるよ」と言って代ろうとするが、ハルトはどかない。笑われたことで、そして音ちゃんに心配されたことで闘志に火がついたのか俄然やる気だった。

「あのフォームじゃ夜が明けちまうよ!」と言うミータン。音ちゃんはあまりハルトを心配していなかった。

「あの人、ものすごい努力の人なの」

少しずつボールにバットが当たってくる。そして、カァン、と音が鳴るくらいにあたるようにもなってきた。どんどん球が飛ばせるようになるハルト。先ほどまで心配していた紺野さんたちも「やれば何でもできる子って感じだよね!」「ハルチンすげー!」とハルトを誉めている。

『まったく変な奴だけど、そこだけは本当にすごい』

ハルトは、ホームランの板に3球連続で球を当ててしまうほどに上達していた。ハルトはバッティングセンターの人から、3球連続ホームランの景品であるネズミのぬいぐるみをもらう。紺野さんたちは、そのぬいぐるみ目指して頑張っていたらしくハルトを羨ましがっていた。

ハルトはそのぬいぐるみを「あんたにそっくりだな」という余計な一言付きで紺野さんにあげる。失礼な一言付きなので音ちゃんはヒヤヒヤしたが、紺野さんもミータンも気を悪くしていないので安心する音ちゃんだった。

「次はもんじゃ食おうぜ~」と言い出すミータン。もちろんハルトは、もんじゃを知らない。音ちゃんは嫌な予感がして「帰ってもいいんだからね?」と言うが、やはりハルトは帰らない。「行く!」と行く気満々だ。

そしてもんじゃ屋に入り、ハルトから出た言葉はやっぱり「なんじゃこりゃゲr…」とまで言って、音ちゃんにはたかれる。紺野さんたちは、音ちゃんとハルトのことなど気にせず「あーん」と食べさせあったりしてイチャイチャしていた。

ハルトも「あーん?」と言ってみるが音ちゃんに「なんでよバカ!!」と拒否される。「馳にはするのか、あーいうの」とハルトは赤くなりながらも聞いてみた。音ちゃんも赤くなってしまう。

「何よいきなり!やるわけないでしょ!」と返答する音ちゃん。「お前と馳は幼なじみだっけか。オレと愛莉みたいなもんだな。オレらはただの友だちだけど」と答えるハルト。音ちゃんは愛莉の言葉を思い出していた。

そのままハルトは話し出す。「もうわかってると思うけど、ビラをまいたのは愛莉だ。あいつはあいつなりの英徳のことを考えての行動だったけど、もうやらないようにキツく言っといた」

英徳のこと、というハルトに違和感を感じつつもとりあえず受け入れる音ちゃん。少し照れながら、ハルトは続ける。「あと、お前に暴力振るった奴ら、停学にしたから」意外な内容に驚く音ちゃん。

「なんでそこまで!?自分の立場悪くなるじゃん!他の人は平気で退学にするくせに特別扱いじゃない。そんなことしなくても通販のことは言わないよ!?」と赤い顔をしているハルトに迫る音ちゃん。気づかない音ちゃんに、「お前はホントにアホだな」と憎まれ口を言ってしまうハルト。

そんな2人を見て、「仲良い~」と紺野さんたちにからかわれる。

『何なんだろう。休日にわざわざ遠くのコンビニに来たり、ふだんは見下して狩ってる庶民と遊んだり…』そんなことを考えていると、店内がざわつきだす。店の入り口に、愛莉が立っていた。

「やっとみつけた。ハルトと、音さん」そう言って柔らかな笑顔で笑いかける愛莉。ハルトはそんなことを気にせず愛莉に敵意を隠さず「何しに来たんだよ!」と答える。紺野さんたちは「知り合い!?美少女フィギュアかと思った!」とかわいい愛莉にテンションが上がっていた。

愛莉は音ちゃんの前まで来ると、「音さんに謝りたくて、来た。愛莉がしたこと、許してくれる…?」そう言って、目から涙をこぼしながら愛莉は音ちゃんに許しを乞うていた。

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第16花

泣きながら「本当にごめんなさい、音さん」と言いながら謝る愛莉。店内の客は突然の愛莉の訪問に愛莉に釘付けだった。音ちゃんは何も言えないでいる。紺野さんたちは、美少女が泣きながら謝っている、ということにテンションが上がりつつも「何があったの音っち!?」と事情を聞きたそうだった。

愛莉は自分から「私が音さんを学校から追い出そうと仕組んだの…。」と説明し出す。あまりのことにさすがに引いてしまう紺野さんたち。愛莉は続ける。「ホントにひどいことしました。ハルトに言われて…目が覚めた」

ハルトはそんな愛莉も許さない。「お前帰れ。勝手に来るんじゃねぇ」と愛莉をにらむ。冷たいハルトをたしなめる紺野さんとミータン。愛莉はそんな2人に泣きながらお礼を言う。しかしハルトの表情は変わらない。

「こいつはいつもこうなんだよ。最後は泣けばいいと思って、本当に悪いと思ってんのかよ」と言い捨てる。愛莉は「うん。思ってる」と涙を拭きながら答えた。ハルトは決定権を音ちゃんに委ねる。「許すか許さないのか、お前が決めろ」

前回愛莉と会った時とあまりにも違うので音ちゃんはびっくりしていた。「許すも許さないもないよ。あれは隠していた私も悪いし…もういいです」と愛莉に答える音ちゃん。

その答えを聞いて、愛莉は「ありがとう!」と言って音ちゃんに抱き着いた。そのまま「友達になってくれる?」と音ちゃんにお願いする。友達。思い出すのは麻美たち。「友達でしょ。相談してよね」と言っていたのに、結局は…。

「と、友達はちょっと…」と断る音ちゃん。愛莉はそれすらも受け入れる。「急には無理だよね。じゃあ、少しずつ…。私にチャンスちょうだい!ね?いいよねハルト?」と愛莉はハルトにも確認を取る。

ハルトは目を合わせずに「良いも悪いもあるかよ。お前友達とかできたことないだろ」と言い捨てる。愛莉は嬉しそうに「だから、音が最初の友だち候補!」と言って音ちゃんに抱き着いた。そして「ごめん、つい呼び捨てにしちゃった」と言って舌を出して謝る。

愛莉に抱き着かれ、愛莉から何だか良い匂いがしたことに感動する音ちゃん。バニラみたいないい香り。そして近くで見ても肌に毛穴も無いし、まつげもとっても長い。美少女というのは、愛莉のような子を言うんだろうな…としみじみ感じていた。

紺野さんは、「こーいう子が普通にいるの?英徳って!」と音ちゃんに聞いてくる。それを聞いた愛莉は「ううん、全然。私ね、子どもの頃すごく太ってたの」と話し出した。そのことにぎょっとするハルト。

愛莉は構わず続ける。「まともに歩けないくらい太ってて、みんなにバカにされてた」紺野さん達は現在とのギャップにただただ驚く。音ちゃんも、そんな過去があったとは…と驚いていた。ハルトがあまりにも驚いた顔をしているので、ミータンは「何そんな顔してんの?」と問いかける。

ハルトは「こいつがこの話を他人にするのを初めて聞いた。耳を疑ったぜ」とただただ驚く。愛莉は、「だって、ちゃんと友達になりたいじゃない。私がちゃんと向き合わないと、音は信用してくれないよね?」と話す。

愛莉の真摯な姿勢に感動する音ちゃん、内緒にしていることを話してまで友達になりたいと言ってくれるなんて、嬉しいことだった。

ミータンは「ハルチンだけはその秘密を知ってるってことは、2人は付き合ってるわけ?」と核心をつく。ハルトはそれに「うわ、全然無いわ。妹みたいなもんだし」と答える。その答えで、愛莉の中で何かが壊れた…ようだった。しかし愛莉はそれを顔には出さない。

「そーだよね。ぜーんぜん。愛莉だってこんなお兄ちゃん嫌だし!」愛莉の言いぐさに笑う紺野さん達。もんじゃ焼き屋を出ると、紺野さんたちは帰って行った。もんじゃ焼き屋はハルトのおごりだった。「またバッティングセンター行こうな~」「音っち愛莉ちゃんまたね~」と言って帰っていく2人。

愛莉は「本当に楽しい人達。愛莉ももっと一緒に遊びたかった。今度は私も誘ってハルト」と甘えたように聞く。ハルトは未だに愛莉に冷たく、「やなこった」と返答する。音ちゃんが、言い方がひどいと指摘すると、助け船を入れてくれた音ちゃんにまたしても感動する愛莉。

音ちゃんは改めて「さっきは、言いづらいことを話してくれてありがとう」と愛莉にお礼を言った。愛莉は一瞬、何も映していないような虚ろな目で笑う。愛莉は「音が信用してくれるなら何でも話すよ!ねぇ、これからちょっと付き合って。音に見せたいものがあるの」と言って、音ちゃんの手を取りどこかに連れて行く。

愛莉のお父さんは不動産王で、都内にファッションビルをたくさん持っているらしい。ちょっと変わったデザインのビルは、大体愛莉の家のものとのことだった。正に筋金入りのお金持ち。

そんな愛莉が音ちゃんを連れてきたのは、ロンドンのハロッズをイメージしたビル。音ちゃんも知っていて、ハイブランドのお店が集中しているところだった。音ちゃんの母が、このビルに来るのが楽しみだったことを思い出す。そしてこんなきらびやかなところに来るのが久々すぎて、光でくらくらしてしまう。

「このショップだよー」と言って愛莉に案内されるシャネル、のようなお店。「昨日話してたもの、用意してくれた?」と店員に確認する愛莉。「私の友だちに着せて差し上げて」という愛莉に驚く音ちゃん。「なんで!?ちょっと押さないでください!」と言いながら、店員さんに連れていかれてしまう。

そんな音ちゃんを見送りつつ、愛莉は笑顔で「音にすっごく似合いそうな服みつけたのー。ハルトもかわいく着飾った音を見たいでしょ?」とハルトに話を振る。ハルトは赤くなりながらも「べつに!」と否定した。

音ちゃんはなおも抵抗して断っていたが、店員さんも引かない。「ダメです、愛莉さまに叱られます!」音ちゃんが値段を聞くと「トータルで150万円です」とさらりと答える店員さん。金額に驚くしかことしかできない。

着替えを待っている間、愛莉とハルトは丸いソファに座っていた。愛莉は「あの工場、まだ覚えてる?」と突然話し出す。

「8歳くらいの頃に2人で家出したことあったよね。最近よく思い出すんだ。全然知らない街を歩いて、工場にたどり着いて。ここをオレの基地にするってハルトが言ってさ。誘拐されたって大騒ぎになったよね」

ハルトも「結局腹減って帰ったんだよな。ガキのやることはホントしょうもねぇな」と答える。愛莉は意を決したように「あのがらくたの中で私が言ったこと、覚えてる?」とハルトに問いかける愛莉。

しかしハルトは愛莉の問いかけなど聞いてもいないかのように、着替え終わって出てきた音ちゃんを楽しみにしていた。

「お待たせしました。とてもすてきですよ。髪の毛もちょっとお巻きしました」と店員さんが音ちゃんを連れてくる。出てきた音ちゃんを見て、ハルトは固まる。愛莉はすかさず「かわいい!愛莉やっぱり間違ってなかった~!絶対似合うと思ってたの!プレゼントだよ~」と嬉しそうに言う。

音ちゃんは「こんな高価な物もらえないです!」と固辞した。愛莉は固まっているハルトに「見とれて固まってるの?なんか言ってあげなよ~」と話を振る。ハルトは赤くなりながら「いんじゃね?」と音ちゃんを直視しないように答えた。

愛莉は続けて「この近くにすてきなカフェがあるから行こう~。その前に、ちょっと音ついてきて!」と音ちゃんを連れだす。ハルトには先に行ってもらうよう伝え、音ちゃんを地下に連れて行く愛莉。

おかしいと思い、音ちゃんが「愛莉さんどこへ…?」と聞いても「地下に私のクローゼットルームがあるの。そこに音へのメインプレゼントがあるから!」と言って音ちゃんを引っ張っていく愛莉。断る音ちゃんを「見たら絶対気に入るから!見るだけ見て!」と強引に連れて行く。

着いた部屋は電気がついておらず真っ暗。「はいこれ、ライト。奥まで進んでみて」と一人奥に行くよう言われる音ちゃん。奥まで進んだところで…

「ねぇ音。男に貢いでもらうってどんな気持ち?あんたと私が友達になれるわけがないでしょう」

そう、虚ろな目で言い放つと愛莉は扉を閉めた。ドアを叩いて声を出してもびくともしない。愛莉は「地下3階だから、どんなに騒いでも誰も来ないよ」とドアの向こうから音ちゃんに伝える。鍵も愛莉が持っていた。

愛莉は廊下を歩きつつ、音ちゃんに「奥に進むとあんたの方からしか開かない扉があるわ。本当のプレゼントが入ってるから」と伝えて地上に戻っていった。愛莉の言葉を聞いて、奥に進み扉を開けると、そこには誰かいるようだった。

驚き、声をあげてしまう音ちゃん。ライトで照らすと、そこには天馬くんが立っていた。

 

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第17花

真っ暗の部屋の奥にある扉を開けると天馬くんが立っていた。「天馬くん、なんでここに…」驚きながら、ライトで天馬くんを照らす音ちゃん。天馬くんは事情を話し始める。「今日、英徳の生徒を名乗る人が来て…音が大変な目に遭ってるって」

それを天馬くんに伝えたのは、小さなツインテールの女の子だったらしい。間違いなく愛莉だった。ずっとライトで天馬くんを照らしていたので、天馬くんから「ライトをちょっと下げて」とお願いされる。音ちゃんもあまりにもびっくりしたので、気が回らなかった。

天馬くんは、音ちゃんが無事なことに心の底から安心しているようだった。音ちゃんは、天馬くんを巻き込んでしまったことに「ごめんなさい…」と謝る。

 

先にカフェにいたハルトに愛莉は笑顔で「おまたせー」と声をかける。「冷えてきたね。あったかいのにしよう」と言ってココアを頼む愛莉。ハルトは「江戸川は?」と音ちゃんのことを聞くが、愛莉は答えない。もう一度聞くと、「どっか行ったよ」とだけ答えた。

「なんで急に…」と確かめていると、愛莉は別の話をし出す。「ねぇ覚えてる?ハルトが虎を飼いたいって言い出してさ。ダメだって怒られて泣いて。泣いたハルトを見たのはあれ一回だけだったけど、かわいかったなぁ」

愛莉は虚ろな目になり続ける。「コレクト5のハルトより、あの泣いてたハルトの方が良い。もっと傷つけばいいのに。傷ついて、私の前であんな風にまた泣けばいいのに」愛莉の変化に、ハルトは違和感を感じていた。

 

閉じ込められた音ちゃんと天馬くんは、何とかして出られないかと試行錯誤していた。「なんでこんなことを。愛莉って子と何かあったのか?」と音ちゃんに確認する天馬くん。音ちゃんも、理由はわからない。まずはここから出ることが先決、ということになり、原因についての会話は終わった。

「何かこじ開けられそうなものを探してくる!」と言って奥に行こうとすると、音ちゃんは段差につまづいてしまう。音ちゃんは、「天馬くん、そこ気を付けて」と天馬くんにも注意するよう伝えるが、天馬くんもつまづいてしまった。

天馬くんが音ちゃんに覆いかぶさるようになってしまう。固まる2人。

 

そしてその様子を、仕掛けた監視カメラ経由でスマホで見ている愛莉。「あは!ほら、2人きりにしたらもうこれよ」笑って画面をハルトに見せる。怒るハルトを無視して続ける。「ハルトなんて相手にされてないんだよ」

「このために今日…。この2人どこにいるんだ!愛莉!!」そう言ってテーブルを叩く。愛莉は笑いながら「そう、それだよ!そうやって私の名を呼んで怒ればいいよ。無視されるなんて、死んだ方がマシ!」と言い放つ。愛莉の笑いは止まらない。

そんな愛莉に「愛莉、お前クソだな。吐き気がするぜ。消えろ。二度と現れんな」そう言い捨てて、ハルトは音ちゃんたちを探しに向かった。愛莉は一人、取り残される。

 

天馬くんと音ちゃんは、アクシデントとはいえ突然のことに2人ともドキドキしていた。『ちょっと待って…。天馬くんとは月イチで会ってたけど、こんな狭くて暗いとこで二人きりなんて初めて…!』

そう考えていると、天馬くんも「参ったな…。こんな目に遭わせる奴らに腹が立って仕方ないのに。音と一緒にいられるのが嬉しいなんて…」と恥ずかしいのか口元を隠しながら話し始める。天馬くんは「不謹慎だな、ごめん」と言ってそれ以上は話さなかった。

音ちゃんは改めて謝罪する。「天馬くんはこんな目に遭う人じゃないのに、本当にごめんね」天馬くんは優しい顔で「音、俺の名前は天を駆ける馬だよ。音がピンチの時はいつでもかけつける」そんな甘いことをさらっと言ってのけた。

音ちゃんは恥ずかしいことも相まって、真っ赤になりながら「す、すごいよ!そんなセリフ言っても全くおかしくないなんて」と笑いながら返す。冗談にしたかったのかもしれない。しかし天馬くんは「笑わせようとして言ったんじゃないよ」と真剣な顔で答えた。

「ごめん、そんなつもりじゃ…」と謝っていると、ガチャっと音がして扉が開いた。そこには守衛の男性と、息を切らしたハルト。手当たり次第に開けてもらっていたので、みつけるのが遅くなったらしい。

助けに来たハルトをにらむ天馬くん。「馳、愛莉に呼び出されたのか」「あぁ。神楽木、お前は何度音を危ない目に遭わせたら気が済むんだ。」天馬くんはそう言ってハルトを責める。

音ちゃんは「天馬くんちがうの!愛莉さんが来て受け入れたのは私、この人は断っていたの」とハルトを庇う。愛莉について音ちゃんが聞くと「知らねぇ。もうどうでもいい。あんな奴幼馴染でも友達でも何でもない」そう言い捨てるハルト。その言葉を、愛莉本人にも言ってしまったらしい。

「なんでそんなこと言うの!」とハルトと言い合いしていると、天馬くんから帰ろうと促される。「ここに居て良いことは一つもない。神楽木、お前の人間関係なんてどうでもいい。二度と音を貶めるようなことをするなと言ったよな?覚えておけよ」そうハルトをにらみながら言って、天馬くんは音ちゃんを連れて帰って行った。

『今日はすごく楽しくて、4人で騒いでもんじゃを食べて、おお笑いして…どうしてこんな風になっちゃうんだろう…』そう思いながら、天馬くんについていく音ちゃん。

 

天馬くんの家の車の中で、音ちゃんは改めて「心配かけてごめんね。愛莉さんが本当にかわいかったから…あんなトラップがあると思わなかった」と謝る。音ちゃんは、天馬くんに小さい頃読んだ紫の花の本について覚えているか問いかける。

天馬くんはあったことは覚えているが内容はよく覚えていないようだった。そのお話は、紫色の美しい花が咲いていていい香りと見たことも無い美しい色で人を惹きつけ、近づいてきた人を取り込んで食べてしまうお話。

「今思うと食虫植物の話だったんだけど」と言って、天馬くんにも最後どうなるかを聞いてみるが、2人とも覚えていなかった。

『愛莉さんの目には、いつも神楽木が映っていた。きっとすごく好きなんだろう。好きな人から、もう友達でも何でもないと言われる気持ちを考えると…なんだかいたたまれない。』

 

そう考えながら帰宅し、その2日後。学校に行く支度をしていると母から「学校の友達がいらしてるわよ」と声をかけられ驚く。友達とは…誰なのか?

玄関に行くと、なんと平海斗がいた。「いきなりすまない。愛莉知らないか」と切羽詰まったように聞いている。詳しく聞くと2日前に家を出たきり戻っていないらしい。

「あんたに執着してたから何か知っているかと。ハルトも知らないらしい」2日前は、音ちゃんが閉じ込められた日…。ふと紫の花の話を思い出す。あの絵本のラストは、恐ろしい花と村人に知られ誰も花に近づかなくなり、自分の持っている毒で紫の花は死んでしまうんだった…。

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第18花

ハルトの家に向かいながら、海斗は音ちゃんに説明してくれる。愛莉の親は既に捜索願を出しているが、2日間探しても何の手掛かりも無いらしい。「友達の家とかは、もうあたったんですか?」と音ちゃんが質問する。

海斗は「あんた…あんなことがあったから少しはわかると思うが、あいつに友達がいると思うか?」と返した。そう言われ何も言えない音ちゃん。

「だろ??俺達だって手を焼いてるよ、唯一、幼稚舎から縁があるハルトがさじを投げたら…。」海斗たちは、初等部からの知り合いだとのことだった。ハルトの屋敷に入り、小林に案内されハルトのところにたどり着く。

海斗は改めて「ハルト!愛莉の居場所わかったか」と聞くと、イライラしたように「だから知らねぇって…!」と言ったところで一緒にいる音ちゃんに気づいた。最後に愛莉に会ったのはハルトと音ちゃん。その時何か気になることは言っていなかったかと海斗は確認を取る。

音ちゃんは特にない。ハルトも「知らねぇ」と答える。「あんな奴どうなろうとどうでもいい」と興味無さげに続ける。海斗は「おい、2日も行方不明ってことはかなり深刻だぞ。ガキの頃からのツレだろ??」とハルトに考えを変えるよう言うが、「関係ねぇし」と何とかしようとしない。

海斗は、杉丸や一茶のところにも行ってみるという。去り際に「お前らもちゃんと思い出せよ!マジで!」と言って帰って行った。音ちゃんもハルトに話し始める。

「私にしたことで怒ってるんなら、もういいよ。何も無かったし。探してあげなよ。2日間どこにも行ってないなんて異常だよ。何かあったのかも」とハルトに探すよう促すがハルトは動こうとせず「何かあるわけねーよ。あいつはいつもそうだ。かまってもらうために何でもするんだよ」と吐き捨てる。

その言葉を聞いて気づく音ちゃん。「あんたってホントは愛莉さんの気持ち、何もわかってないんじゃないの?この間もコレクト5として、とか言ってたけど…」と言うとハルトがそれに続く。

「それが行き過ぎてんだよ。英徳のこと考えすぎてあいつおかしくなってるぜ」どうにも話がかみ合わない。音ちゃんが確かめようとすると、「だいたいこないだもいきなりガキの頃の話してたし。情緒不安定じゃねーの」

子どもの頃の話について聞くと、ハルトは「ガキの頃2人で家出して、廃工場に行ったんだよ。隣の駅だったかのボロボロのとこ」と答える。「そこにいるんじゃないの」と音ちゃんが言うと、「あほか。いるわけねーだろ」と全く取り合ってくれないハルト。

他に行くところなんて、と音ちゃんが言おうとするとハルトは「お前には関係無いし、大体今回ひどい目に遭ったのはお前だろ?それともなんだ?馳と閉じ込められて感謝してんのか?二人きりになれて」と強く言ってしまう。

それを聞いてハルトの頬をビンタする音ちゃん。「もういい。愛莉さんのことは好きじゃないけど、かわいそう。こんなバカに。もういいよ。じゃあね」そう言って、音ちゃんも神楽木邸を出て行った。

取り残されたハルトは「ふざけんな!何なんだよどいつもこいつも!!」と、八つ当たりしていた。

 

音ちゃんは隣駅の交番で廃工場について聞いていた。交番の人もあまり心当たりがなく、地図で確認し出す。場所を教えてもらい、そこに向かう音ちゃん。

閉じ込められたりしたのに、どうしてこんなことをしているのか自分でも謎だった。しかしあの人は何をするかわからない。メンタルもやられてそう。正直関わりたくはない存在だった。

でも「私の最初の友達候補!」と言って抱き着いてきた時、あの時、愛莉の手はちょっと震えていた。『今思うとお芝居だったのに、ちょっと嬉しかったんだ』そこまで考えたところで、雨が降り出した。

 

ひどい雨になったが、いまだハルトは屋敷の中だった。愛莉に2日前に言われたことを思い出し、子どもの頃のことを思い出す。

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「ハルトが秘密基地にするなら、愛莉はここに住む!」「馬鹿じゃねぇの、何言ってんだよ住めるかよ」「いつでもハルトがここに来れるように愛莉がここを守る!だって、だって愛莉は…」

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ハルトは、この先の愛莉の言葉も思い出す。

 

音ちゃんは雨の中、傘も差さずに廃工場にたどり着いていた。15年前からある工場。こんな場所にいるわけない、と思いつつも「愛莉さーーん!」と声をかけて愛莉を探す。何故こんな工場が15年も残っていたのか…と考えていると、廃材の中に倒れている愛莉をみつける。

「い、いた!愛莉さん!しっかりして!大丈夫!?」そう言って愛莉に触れるが、体がすごく冷たくなっていた。救急車を呼ぼうとするが、雨に濡れてスマホは壊れてしまっている。どうしようか困惑していると、愛莉が気が付いた。

声を絞り出すように「なにしにきたのよ。かえれ…ばか。おまえなんか、死ねばいい」と、言う。音ちゃんは着ていた制服の上着を愛莉にかけて、愛莉を抱きしめた。

「嫌だと思うけど、文句言わせないから。元気になったらいくらでも罵りなよ。相手になってあげる」そう言って、愛莉を抱きしめ続ける。

愛莉はもう声が出ないのか「さわるな。おまえとなんか、同じ空気吸うのもいや 貧乏人っキライ…キラ…。ハルトをきずつけないで」そう言って、愛莉は気絶してしまった。愛莉が突然気絶してしまったことで混乱し、音ちゃんは愛莉の名前を呼ぶが愛莉は答えない。

すると、ハルトもびしょびしょになって現れた。「愛莉!愛莉、大丈夫か。今救急車呼んだ。入口まで運ぶぞ」そう言って、音ちゃんから愛莉を預かりお姫様抱っこをして入口まで運ぶ。

「ばかやろう、2日間もこんなところで」そう言いながら愛莉を運ぶハルト。音ちゃんはその背中を見送っていた。

愛莉はうわ言のように「ハルト…ハルト…」とつぶやいている。ハルトがそれに返事をすると、愛莉は「おぼえてたの…?」と廃工場のことを覚えていたのかと問いかける。

「オレたちの秘密基地だろ?ごめんな愛莉。ごめん。気が付かなくて。答えられなくてずっとごめんな」愛莉を抱えながら、ハルトは謝った。

ハルトが思い出した幼い愛莉の言葉。「だって愛莉は、ハルトのおよめさんになるんだから!」

その日、雨は一晩中降り続けていた。

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第19花

音ちゃんが熱を測ると37.5度。微熱だが音ちゃんは今日も学校を休む。音ちゃんのお母さんはパートの面接に出掛けるところだった。OLになる前に結婚したので働くことが初めてらしい。また「会社があんなことにならなければ…」と過去を振り返る母に「遅刻しないようにね」と声をかける音ちゃん。

「お父さんも借金返済のために働いているんですものね…心臓が痛い…」とぶつぶつ言いながら、やっと母は出掛けていった。久々に熱を出し、音ちゃんはいつも以上にだるかった。ふと、愛莉が大丈夫だったか考える。

愛莉が言った「ハルトを傷つけないで」と言う言葉。どういう意味だったのだろうか、と考える。『もしかして、そうなの?神楽木が、私を好……」まで考えて自分で「わぁ!なんでよ!意味が分からない!熱があがる!」と言って止めた。

「眠って治そう!」と言って布団に入ると、チャイムが鳴り起こされてしまう。突然のことにびっくりして玄関まで行く。「新聞ならいりませ」と断ろうとすると、そこにいたのは、制服を着た真矢愛莉だった。

「なんで学校に来ないのよ。あんたが何日も休みだから海斗にここを聞いたの」と言って靴を履いたままずんずん家に入ってくる。靴を脱いでもらうよう言うと「普通は脱ぐんだっけ」と言って脱ぎ捨てた。

音ちゃんが寝ていた部屋を見て「なにこれ、すごい空間。この建物全部家かと思ったらここに住んでるの?」と聞いてくる愛莉。「そんなわけないでしょ…。何しに来たの?」と音ちゃんが聞くと「何しにって、遊びにきてあげたんじゃない」と当然のように愛莉は言う。

「あそび!?!?」

「何よ。元気になったらいくらでも相手になるって言ったでしょ」と言うが…今は音ちゃんが元気ではない。この家のことも「ウサギ小屋とはよく言ったものね」と道明寺のようなことを言う愛莉。

音ちゃんが「大丈夫だった?風邪とか…すごく濡れてたし」と心配すると、「なんのことよ。別に濡れてないし」と意地を張る愛莉。音ちゃんがぽかんとしていると、愛莉に睨まれてしまった。「大騒ぎしたくせになんなの…!」と独り言が声に出てしまう音ちゃん。

すると、ぐぅ~~~きゅるるるるとお腹の音が大きく鳴った。不思議がると愛莉は「いいの、気にしないで。太るから食べないの。言ったでしょ肥満児だったって」と言いながら錠剤を取り出し口に入れ出す。

総合栄養剤、だという…。「ちょ、ちょっと待ってよ。そんなのばかり食べてるの?」と音ちゃんが聞くと、さも当然のように「そうだけど?自分へのごほうびにパンケーキとかは食べるけどね」と愛莉はしれっと答える。

音ちゃんはそれを聞いて立ち上がり、料理を始める。ひじき、きんぴら、卵焼き、お味噌汁、そしてご飯をお盆に乗せて愛莉に出す音ちゃん。「ほらしっかり食べて。あの2日間絶食して、そんな錠剤かじってたらダメだよ」

そう言って食べるよう言うが、愛莉はとても嫌そうだ。嫌そうにきんぴらを口に入れる。思っていたよりおいしかったのか、「ふ、ふーん」と言いつつパクパク食べだす。ご飯もおかわりする愛莉。

顔にご飯粒をつけながら「庶民の食べ物も悪くないわね。粗食が良いって言われてるしね」と言う愛莉。音ちゃんは愛莉が憎めなくなっていた。『憎めないのは、神楽木も似ている。いつもユルいくせに、ちょっとだけ見直したよ』そう考えていると、食べ終わった愛莉が話し出す。

「あの工場、子どもの頃パパに頼んで買い取ってもらったの。ハルトがいつでも行けるように。ま、あれから一度も行かなかったけど。今日売りに出してもらった。これでおしまい」そう吹っ切ったように話す愛莉。

そこまでして神楽木のことを思っていたのか、と感じる音ちゃん。すると愛莉は「あの時私が言ったこと覚えてる?」とこちらをにらみだした。戸惑っていると愛莉はどんどん話し出す。

「あんたって馳のこと好きなの?親同士で決めたいいなずけなんでしょ?なら、ハルトにも希望あるね」と言われ「はっ!!!」と変な声しか出せない音ちゃん。愛莉は更にグイグイくる。「気づいてないとは言わせないよ」「いえ、でも、何も言われてないし」としどろもどろになって答える音ちゃん。

「まぁいいわ。じゃあ仕度して。出掛けるのよ。なんかちゃんとした服あるでしょ」そう言って、愛莉は音ちゃんの家のクローゼットを漁り出す。「なんでこの前あげた服持って帰らないのよ!」

ついていけない音ちゃんは「私、今風邪引いてて熱が!」と言うと愛莉は「知らないわよそんなの。ほら、早くして!」と音ちゃんを強引に車に乗せた。

車の中でどこに向かうか聞くと、「ちょっとしたイベント」があるらしい。新しく開発されたホテル&リゾートのオープニングセレモニーで、一茶がショーをやるらしい。アメリカからは大使も来るし政財界の大物もいるのだとか。

「なんで私が!おかしいでしょ」と言うと愛莉は少し照れながら「それは、愛莉が退屈だからじゃん。言ったでしょ。友達候補にしてやるって。まぁいつ寝首かくかわかんないわよ?油断しないこと」と窓の外を見ながら言う。

音ちゃんは「もんじゃ焼きに飛び込んできた人とは別人だなって」と言いながら笑ってしまう。「今の方がずっと付き合いやすい」と言って笑いかけると、愛莉は照れ隠しなのか「スキあり!」と言ってチョップをかましてきた。

「油断するなって言ったでしょ」と言いながら、足をぶらぶらさせて、照れているようだった…。

 

ホテルに着くと、そこはとてもゴージャスで海も近い。愛莉が言うには温泉かけ流しもあるようだった。ロビーに入ると海斗と杉丸が居た。杉丸は「江戸川じゃん。愛莉と一緒とかレアだな」と淡々としている。一応二人に挨拶する音ちゃん。

愛莉は海斗が取ってある部屋で着替えてくるという。海斗は音ちゃんに「聞いたよ。大変だったな。あいつなりに反省してるっぽいから許してやってくれないか」と親のようなことを言い出した。音ちゃんはそれを了承する。

一茶のセレモニーまでは2時間くらいあるらしい。それくらいにロビーに集合。それまでは部屋で休んでいてもいいらしい。

杉丸は「海斗腹減った」と突然言い出す。海斗が「2階にイタリアンがあったはずだ」と言うと「米の飯が良い」とわがままを言いだす。そんな海斗を見て、個性集団をまとめる大変さを感じ、海斗に同情する音ちゃんだった。

ハルトの姿が見えない。『あいつ来てないのかな』そう思いつつ、ホテルをぶらぶらする。愛莉が「気づいてないとは言わせないよ」とか言うから、音ちゃんも意識してしまっていた。

ホテルを出て、海まで来た音ちゃん。「海なんて久しぶりだ…。風が冷たくて、気持ちいい…」

浜辺の向こうから、何とハルトが歩いてきて、こちらに気づいたようだった。「び、びびった。なんでここに」「愛莉さんに連れてこられて…」と答える音ちゃん。

ハルトは赤くなりながら「マジか。今ちょうどお前のこと考えてて」と言ってしまう。

『これは熱のせい。ちょっとだけドキドキするのは、昨日から続く微熱のせい』音ちゃんは自分にそう言い聞かせた。

第20花

「愛莉何考えてんだよあいつ。マジでビビった」とハルトはしみじみびっくりしていた。朝いきなり来て連れ出されたことを説明する音ちゃん。それを聞いて、また何か企んでいるのでは、と勘ぐるハルトだったが音ちゃんは否定する。

「ううん。この間みたいな感じじゃなくて、自然で。なんかかわいかった。ちょっと変だけど」と微笑みながら答える音ちゃん。ハルトも続く。「あいつホント変な奴だよな。ガキの頃から複雑でこんがらがってんだよ。しょーもねぇけど、見捨てらんねぇんだよな」というハルトに音ちゃんも同意する。

ハルトはすかさず「でもそういうんじゃないからな!?」と、愛莉を好きなわけではない、と遠回しに否定するが、音ちゃんには伝わらない。「え?そういうって??」と返される。

「つまりだ。オレは愛莉のことそういう風には見られないし。見たことねぇから」と音ちゃんに目を合わせずに答えるハルト。音ちゃんは置いてきぼりだ。「私は何も聞いてないけど…」と言うと「まぁ一応色々巻き込んだから話しておこうと思ったんだよ」とかっこつけながら話してしまう。

ハルトは先走ってしまったことを後悔した。音ちゃんは、ハルトをひっぱたいてしまったことを謝る。そして続けて「さっき、私のこと考えてたって言ってたよね。何、考えてたの?」と直球で聞いてみる。

 

ハルトは1時間前のことを思い出していた。海斗に一茶、杉丸はとっくに愛莉の想いに気が付いていた。一茶に「お前まさか愛莉の気持ち知らなかったわけじゃないよな?」と言われ、驚くハルト。「お前らなんで…」と言うと逆に驚かれてしまう。

「いや普通気づかないだろ!?ずっとダチだと思ってたんだぜ!」と訴えると、海斗は「愛莉…好きになる男間違えてるな」とつぶやいた。

一茶はクールにフォローしてくれる。「まぁしょーがねぇじゃん?ガキの頃から長い間恋愛対象に見えないってことは、ずっと変わらないもんじゃないの?」そういうものなのか…と納得するハルト。

『なら、江戸川はどうなんだろうか。ずっと婚約者として付き合っていて、認めたくないが見た目は完璧で学院じゃ人気もあって…。あんなに暗い倉庫に2人で閉じ込められて、手を繋いだのか?暗闇で2人見つめ合ったのか??愛莉が観ていた監視カメラの映像…。

そもそも2人は、もうそーいう仲なのか!?』

という悶々としたことを、ハルトは考えていた。しかし、そんなことを本人に言えるわけもない。

ハルトは「リップサービスだぜ。女はそう言うと喜ぶからな」と、またしても無駄にかっこつけて音ちゃんにそう言った。そう言われて気にしていた自分も馬バカバカしいと、イラっとする音ちゃん。愛莉に呼ばれ、ホテルに戻ろうとする。

去り際、ハルトは声をかける。「江戸川。あの時お前に言われてなかったらあいつを本気で見捨てるところだった。それは本当に感謝してるよ。」「うん。近いと気づかないことってあるよね」音ちゃんは自分で言った言葉が、自分に跳ね返ってくるように感じた。

すると、愛莉も砂浜にやってくる。黒いドレスを着てやってきて、「もーハルトもここに居たの」と声をかける。もう一茶のショーが始まる時間らしい。愛莉は2人をせかす。

ホテルチェーンの娘がやってくるらしく、その子は読者モデルもやっていてタレント化しているらしい。愛莉が「性格悪そう」と言うと音ちゃんとハルトは2人で「あなた(お前)が言うか」とハモってツッコんだ。

愛莉が「何よ!」と怒って振り向くと、またしても2人ハモって「なんでもないです(ねーよ)」と言う。「ずいぶんハモっちゃって、いい感じじゃない」と愛莉が茶化すと2人一緒に「べつに!!」と答えるのだった。

パーティーが始まり、音ちゃんはすごさに驚いている。一茶のショーが始まるらしく、一茶は囲まれていた。これから華道のショーが始まるらしい。華の成宮、茶の西門、と有名らしい。一茶自身は、男としても家元としても西門に憧れているらしく並べられるのはおこがましい、と言っているらしい。

一茶のショーを見ながら、愛莉に「もう神楽木とは大丈夫なの?」と聞いてみる音ちゃん。

「ハルトと私は腐れ縁だから。ずっとこれからもそうだと思うし。だったらこのままでいるしかないじゃん。ハルトのことはたぶんずっと好きだけど」と愛莉は語る。すると気分を変えるように、愛莉は「いーの!私のことは気にしないで!ハルトの幸せは私の幸せだから、頑張ってよ!」と音ちゃんの肩を叩く。

音ちゃんは「それ違うと思うよ。あいつの幸せと私は関係ないって」と言おうとすると、ショーが終わったのか愛梨はもう聞いていなかった。

一茶のショーが終わり、女性たちに囲まれる一茶。杉丸や海斗のところに戻った一茶は「来てた?メグリン」と言ってきょろきょろしだす。女もいるのに何を…と杉丸は止めるが「俺は西門さん目指してっから!」とにこやかに答える一茶。日本の伝統文化の乱れを感じる海斗だった。

愛莉はパーティーが飽きてしまったのか、音ちゃんを温泉に誘う。館内パンフには5か所も温泉があるらしく、外が見える大浴場に行こうと決まった。そんな時、愛莉のお父さん関係の会社の人が挨拶にやってくる。

愛莉は音ちゃんに先に行ってもらうよう言うと、そこで別れた。するととたんに周りからの目が厳しくなる。パーティー会場で、ニットを着た音ちゃんの姿は目立ちすぎたようだった。

温泉に向かい、やっぱりパーティーは苦手だと感じる音ちゃん。『ウチが会社経営してた時も中小だったから、こんなすごいのほとんど出たこと無かったけど…。お母さん面接受かったかな…。』

大浴場に着くと、眺めもきれいで、誰も入っていなかった。アメニティもすごくてさすがは高級ホテル。「このホテルのオーナー令嬢、メグリンだっけ…?温泉入り放題かぁ。いいなぁ…」と言いつつ温泉に入る音ちゃん。

 

大浴場の外では、ホテルの女性たちがバタバタしていた。5階の宙の間に男女入れ替えの札を出したか、確認している。パーティー終わりのお客様が来る前に、札を入れ替えないと、と指示を出す女性。

宙の間の前には「6時より男女入れ替えになります」との看板が下がっていた。女湯から、男湯へ。

 

入れ違いに宙の間に入るハルト。愛莉が見せてくれた監視カメラの映像が頭から離れずイライラしていた。服を脱ぎ、ふと自分の身体を見ると、こころなしか筋肉が落ちてきたように思える。『馳はどうなんだ…もしかして脱いだら…細マッチョなのでは!』と想像するハルト。

「明日から腹筋背筋500増し!ジム週5で鍛えまくってやる!」と心に決め、大浴場の戸を開ける。そこには先客がいるようだった。先客があがるようなので、ふと視線を向けると、そこには何もつけていない、見知らぬ女が立っていた。

「うわぁああああああああ!」と声をあげるハルト。

一方、音ちゃんと愛莉は温泉で合流していた。「なんか聞こえなかった?悲鳴みたいなの」と音ちゃんが言うと、愛莉は「下のパーティー盛り上がってるんじゃない?」と適当に返す。

「音、あんた見たまんま胸無いね」と愛莉が言う。「う、うるさいな。愛莉さんが大きいんだよ」と二人は楽しそうに一緒に温泉に入っているのだった。

おまけ

愛莉が音ちゃんの家でご飯を食べてから…愛莉は毎晩家にご飯を食べに来るようになっていた。

「庶民の食事はダイエットにピッタリよね!おかわり!!」

と言ってご飯茶碗を出してくる。もう4杯目だ…。お米がそろそろなくなるわ…と音ちゃんの母がつぶやいていた…。

 

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花のち晴れ 3巻 感想

愛莉の変化

やっぱり一番は愛莉だよね。この2~3巻は愛莉にけっこうページを割いてた。2巻の時点で、愛莉がハルトを好きだろうってのは読者にはわかってたけども…w

花より男子でいうと、桜子的な存在なんだろうか。細部は違うけども役割としては桜子かな?

2巻くらい、そして3巻の内容で愛莉にムカつきはするんだけど、何もかも「ハルトを取られたくないから」という気持ちから来ていると思うとなんだかそこまで憎めなくもなる。やっていることも…閉じ込めるくらいならまだかわいいよね。

英徳の生徒に「殴って良い」的な指示を出したのはダメだと思うけど。ジャンプ+のコメントでも愛莉にムカついてはいたものの、段々と愛莉の中身が見えてきて「愛莉…!」ってなる感じが多かった。

音ちゃんが愛莉を受け入れてくれてからの変化がいいよね。その前は、とってもヤンデレだったけれども…wまさかヤンデレが出てくるなんて思わないじゃないですか。「ハルトは泣いていればいい」だなんて、精神が病んでいる。

それも戻ったから良かったんだけども…。子どもの頃から横柄で、そして太っていたことで馬鹿にされていたから真っすぐと受けいれてもらったことが無かったのかな。音ちゃんが受け入れてくれたことで、とても嬉しそうだった。ネタバレ書いててもウルウルしたw

音ちゃんの家に遊びに来たり、どこかに連れ出すのも照れ隠し、というか謝っているつもりなんだろう。愛莉は強情でもあるし、意地っ張りだから面と向かって「ごめん」とも言えないけど、態度で示してくれてかわいい。言葉はどうにでも言えるしね。

おまけで、毎晩ご飯食べに来るのもかわいい。これ以降、愛莉はずっとかわいい!良いキャラですわ…!

美作ポジション

さらっと紹介されるけど、海斗はF4で言ったら美作的ポジションだよねwみんなをまとめて、わがままも聞いて。愛莉のことを最初に心配してくれたのも海斗だし。もう…海斗たちの親みたいな目線で面倒をみている。海斗が誰かを好きになったりもするんだろうか??

今回、海斗頑張ってたよ!報われて~~!w

初めての庶民デート

神楽木晴の初庶民デート。ハルトは、花沢類に言われたことをちゃんと守ってるんだよね。思うままに行動して、一番大事なものを大事にしている。結局はそれが良いんだよなぁ。しがらみなんかでやること決めても、それは楽しくないし。

紺野さんとミータンと遊びに行って、色々失礼なこと言っちゃう、とかつくしと道明寺のデートを見ているみたいで懐かしかった。微笑ましいしね!!wハルトは、道明寺よりもかしこいよね。「千載一遇」なんて言葉を使えるし。

懐かしいから妙にここが違和感感じたわw

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