鈴林です。今さらだけど、このラノベって「超余裕」って略すんだね。後書きに書かれていて初めて知った。
段々と「余裕」でもなくなってきたんだけど、そこがまた面白いよね。3巻では林檎ちゃんの過去話もあったし、林檎ちゃんが主役の回と言っても過言ではないはず!
表紙にいる桂音も活躍してる!w
もくじっ!
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 3巻
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良い子になるオペを始めます
林檎ちゃんのこと大好きだけど、先にこの話から始めよう…w
桂音の真の姿がわかる巻だった。桂音は人を助けたい善人だとなんとなく思ってたし、医術がものすごい人くらいの印象しかなかったけどマッドな一面も持ってたんだ。
マッドサイエンティストとは違うかな。サイエンティストではないし。
「mad」には「気の狂った」「馬鹿げた」という意味もあるらしいから、マッドドクター…? でも気の狂ったような一面ではあるけど、馬鹿げたとも言い難い。
読んでいてとても笑ったw 桂音にあんな一面があったとは思わなかった。
というかそもそも「敗血症」ってどんな病気なのかよくわかっていなかったんだけど、ばい菌が体に入ってそれが全身を回った状態のことを言うんだね。
他のマンガか何かでも出てきていたけど、しっかりと調べたことは無かった。なんとなく血がどうにかなる…敗ける? とか漠然としたイメージしか持っていなかったw
「傷をよく洗わないとばい菌が体に入って大変」とはよく言うけど、これは敗血症を防ぐためのことだったのか。
日常できる小さな傷であればすぐに治療できるし、ひどくなるほど放置されることも無いけど戦場であったり桂音たちがいる異世界では現代の「小さなケガ」ですら死に至る可能性があるもんね。
敗血症で多くの人が苦しむって、あくまでもラノベの描写だし実際はどんなものか想像もつかないけど…すごく痛いんだろうな。
ただの想像だけど、傷口だけじゃなくて全身痛いということなの…?
それなら…安易な想像とはいえ辛いのはわかる。アヘンという麻薬にも頼りたくなるわ。アヘンと言えば、歴史の授業で習ったアヘン戦争だけど麻薬なのは知ってる。水タバコみたいに吸う…んだっけ? そんな挿絵が歴史の資料集にあった気がする。
アヘンが異世界にあったのも意外だけど、アヘンをエメラダに売りつけようとするセレンは正に悪役だった。暁の気持ちがわかりすぎた。
神と呼ばれていても病気をすぐに治すことはできない。全てを打ち明けたい。しかし打ち明けたところでそれはただの自己満足でしかない。打ち明けなかった暁は偉いよ。
桂音はセレンのことを殺してしまうのかと思った。もしくはセレンの言うように拷問するのかと思った。医者だし、人を殺さずに痛めつける術はある程度知っていそう。
しかし違ったw のこぎり持ってるからてっきり拷問かと思ったけど、まさか脳手術とは…w
こんなところがぶっ飛んだラノベだという気もするけど、桂音の理想もでかいし人の思想を「作り変えよう」とする姿勢もすごいわw 怖いしぶっ飛んでて笑ったw
誰にでも行うことじゃないし、セレンという悪だからこそやったんだろう。
桂音と言えども何人にも同じ手術をするのは手間だし、それを行う必要性があるかもわからない。
セレンはリルルを殺し七光聖教を滅ぼし、民をアヘンに溺れさせようとした。そんな堕落した思考を持っていたから「良い子に作り替えた」んだろうなぁ…w
理論的にはきっと…可能なんだよね? 脳の回路を作り変えて人格を変えることは理論的には可能な…気もするけどあそこまで真逆に変えられるのも怖いわw
そして桂音の夢は「神」となることかぁ~w 暁のライバルじゃんw
脆い人間を作り変えて完璧な存在にしたいって、確かに別の神という思考を持っている。この桂音の闇、というか真実を超人高校生たちは知ってるのかな?
上がる暁の好感度
病人の前の暁を見て好感度上がるぜーー! 暁は超人高校生たちの中で唯一他人を傷つけない力を持っている…と言ってもいいもんね。マジックはどうやっても誰かを傷つけることはできないと思う。
だからこそ神の役をやっているんだろう。そして暁は超人高校生の中で「一般人に近いリアクションをする」という役割も持っていると思う。
ものすごいことをやっても、登場人物の誰もが、主役の誰もが「普通です」って顔をしていたらすごいことは伝えられないからね。暁の役目は大事だと思うわ。
暁の責任感と我慢強さはすごいよ。セレンに言われるのが悔しくて「桂音が皆を治す!」って啖呵切っちゃうのも良い。
そして女と間違えられて一緒にアロマオイル塗られてる時に、恥ずかしいからって目をずっと伏せてるのが良い!! 裸をガン見しても、林檎ちゃん以外は別に恥ずかしがったりしないだろうに…。良い人。
勝人だったら絶対に裸を見たと思うんだよなぁw
ちゃんと照れて、目を隠してあげるところが優しい。男だとバレないってことは…それだけチンコが小さいということなんだろうけど、それでも良いよ!w
暁は良い奴だ。
見透かされる思考
ル=ルック山脈を越える雪中行軍の辺りはコミカライズでも読んだからどうなるかなんとなく覚えてはいたけど、わかってても読んでて面白いなぁ~。どうやって勝つんだったか考えながら読んでしまった。
チートの戦力を持ってるってズルい…というかなんというかw 「そりゃ勝つよね」とは思うけど、司の「相手の戦う意志を最大限削ぐ」やり方は誰にでもできることじゃないわ。
フローチャートにわけて敵軍の行動を予測し前もって準備して、敵が騎兵隊を投入したところで手りゅう弾を持って撃破。
それを後から読ませられたアークライドさんかわいそうだな、と言う気持ちで読んだ。怖いだろうね…w
その時の自分の考えが事細かに時系列に沿って描かれていて、本当に描かれたとおりに事が進むんだもの。実際に負けてるし。
そして全てが終わった後は敵が武器を作っている工場も見せてくれて「これをお前たちに見せても特に困らない」という意志表示もしている。アークライドさんは頭が良いからこそ余計に怖いだろうな。ブッフバルトさんは…驚く役だったけどw
これからアークライドさん出番あるかしら。
林檎ちゃんの過去話と司とのデート
林檎ちゃんの過去の話も読めたし司とのデートも読めて本当に良かった。もう~~~林檎ちゃんがかわいすぎる。めちゃくちゃかわいい。一番好きだ。
頼むから望むように幸せになってくれ。リルルに負けるな!! 頼む!!
林檎ちゃんの過去の話ちょっと泣いたわ。「普通の人間じゃない」から始まるから何かと思ったけど、人工受精卵? から人って生まれるのか。
ガンダムシードのコーディネーターよりもすごい存在じゃないか。
林檎ちゃんの母親、樹里さんは神の偉業に挑戦し、そして成功した。どんな風に遺伝子を調整したかはわからないけど、ものすごい知能を持って生まれて始めはとても嬉しかったんだろうな。
でも自分の学んで来た分野・研究していたことを自分よりも速く、そして性格に吸収していって新しいものを生み出す様を見ているのは辛かったんだろう。「自分の子ども」に抜かれる心の準備をしていなかったんだね。
林檎ちゃんの成功を喜んでいた頃は「母親の樹里」も一緒にほめたたえられていたんだろう。でも段々と林檎ちゃんだけが褒められるようになったんだろう。
だから…林檎ちゃんのことを疎ましく思って言ったのかもしれない。
人の手で生み出された人間であっても、やはり「生みの親」に褒めてもらいたい、認めてもらいたいという欲求は変わらないものなんだね。林檎ちゃんがずっと母親に褒めてもらいたくて頑張っていたというのがまた何とも言えない気持ちになった。
そして1年くらい続く虐待の日々。母親が好きだっただけに、受け止めていればいつか終わると思えたんだろうな。
でも結局は捕まってしまうし、母親は林檎ちゃんの存在を否定する言葉を吐いて連れて行かれてしまう…。
死んでしまいたいと思いつつもちゃんと学校に行くところが良い子だと思うわ。そして林檎ちゃんを繋ぎとめるために、壊れた何かを林檎ちゃんの元に毎日持って行っていた司は優しいし包容力がもう…とてつもない。
林檎ちゃんの状況を誰かから聞いていたのかもしれないし、気づいたのかもしれない。
林檎ちゃんが「消えてしまいそう」だと思ったからこそ、取った行動なんだろうな。予想だけど、きっと司のお母さんも林檎ちゃんのようになったんじゃないだろうか。だから林檎ちゃんの気持ちがわかった…とか?
林檎ちゃんもそりゃあ司のことを好きになるよ! 生きる理由をみつけてくれた人なんだもの!!
司とのデートもかわいかった~~。
葵が「異性との仲良くなる方法」を知っているとは思わなかったけど、まさか…戦場でのことを話すとは思わなかったw 人工呼吸なら何度もやったことがあるけど、キスという行為は無いんだろうなw
戦場では男同士も愛し合う、というのは個人的にとても参考になった!w
桂音は…まさか子作りを推奨してくるとはw 要は既成事実を作り是が非でも結婚まで持ち込め! という教えなんだろうけど、相手をクロロホルムで眠らせてチンコ出させてセックスしちゃえ、ってのはまさかの展開w
デートでは無いのではないだろうかw 笑ったw
忍はさすがわかりやすい答えだった。リルルが司を好きであろうこともわかっているし、林檎ちゃんがずっと司を好きなこともわかっていたんだね。林檎ちゃんを応援するとは言ってくれたけど、まだわからないな。リルルにも味方するかもしれん。
林檎ちゃんは司のことが本当に好きだからこそ、ここまで頑張れるんだろうな。リルルと戦っても勝ちたいと思えるくらいに司を好きだなんて…良いじゃん!
すごい良いじゃん!!
もうデート中もかわいい~~~~! 好き~~~~!!
ラスト辺りで核爆弾を作って落としたところも、林檎ちゃんが司に対して「うらんでないよ」って言葉をかけるのも良いわ。リルルに見せつけてやれ!!
リルルも林檎ちゃんもお互いを敵として認識したはずだ。2人とも相手を排除しようとするキャラではないけど、これから戦いが始まるんだね…!
リルルの便利魔法
そういえば最近出番ねーな、と思ったら出てきてしまったか…w
魔法とは分子レベルでの話だったとは。こういう解釈の魔法あんまり聞かない…ような気もするけど実際どうなんだろw
桂音たちのように知識があるからこそ、ベンゼンから薬を作ることができるんだろうなw 他の人では無理でしょう…。なんでつくり方まで知っているんだよ!w
洗濯ができるのも、サルファ剤が作れたのもリルルの魔法のおかげだけどリルルは何なんだ?? エルフだろうけど他にエルフ見ないし。
なんなんだこいつは。精霊に好かれているってのもヒントっぽい。
リルルは精霊の声を聴けるし会話できるしそういう巫女とかなのかなーー。林檎ちゃんはリルルに勝たなくてはならない。頑張れ林檎ちゃん!
女騎士のピンチ
碧の団壊滅しねぇかな、と思ってたけど無事壊滅した。
ブルームハルトさんは殺されたのか…悲しい。まともな人だったのに。ジャンヌが女騎士だからこそ襲われたのはエロ同人誌だったら成功していた流れだよね。
いや既にそんな同人誌があるかもしれない!!w
忍という仲間がいたから良かったけど、そうじゃなかったらジャンヌさん終わってただろうな。「くっ殺せ!」が無かったのが残念。
エルフじゃないけど、女騎士と言えば「くっころ」だよね。
碧の団がほぼ壊滅されジャンヌも仲間になったのは良かった。戦力としても人手としても良さそう。
共和国の建国
共和国を建国しようとしたら、生き残っていたギュスターヴに荒らされるとは。まだ生きてたのかよこいつ。長いよ!!
ギュスターヴが言っていたことは司の心に刺さってしまったのか。まぁ…仕方ない。そういうところが人間なんだよね。
ギュスターヴが言うには、帝国皇帝リンドヴルムは神に愛され選ばれし天才、ということなんだろうけどそうだったとしたら神様も倒して欲しいわ。だってそうじゃないと平民は死んじゃうじゃん。
そんな神は殺せばいいんですよ。
「必ずこの行動が正しい。だから私についてきてくれ」と言うのは簡単だろうし、もし失敗だったとしても「失敗」と認識する人を消せばいい。
リンドヴルムは天才なのかもしれないけど、それでも司たちという反抗勢力を生み出した時点でもう正しくはない気がする。というか悩まない人はいないし。
でもなーーーー司はまたこれで落ち込んで、そこをリルルが励ましたりするんだろうか。ちっ!!
コレを読むなら eBookJapan が楽
他の漫画やラノベも多く読めて、かつ機能がわかりやすいeBookJapan(イーブックジャパン)が良いと思う。
他のと違って、月額いくら~とかレンタル期限が~とか無料期間とか無いし、
会員登録にお金かからない!機能自体もシンプル。
初めて買う人はキャンペーンにエントリーすると買った本の50%分のポイントが還元してもらえる。
同じ買うだったら得して買える方が絶対に良い!
後々その有難さを感じることになる…!w
ラノベも漫画もエロいのも大体なんでも揃ってるので、欲しいものはほぼここで買えるはず。
ラノベは特に本で揃えると重いし場所取るから電子書籍で買うのが良い!