魔法科高校の劣等生 28巻 追跡編<上>感想・ネタバレ

鈴林です。魔法科高校の劣等生28巻追跡編の上巻の感想とネタバレです! まだ読んでない人はやめよう!

魔法科高校の劣等生の最終章とは言いつつも、もうちょっと続くようでよかった。下巻の発売は再来月!!

今4月だから…6月かぁ。6月に下巻が発売!! 楽しみ! 28巻ではようやく達也さまが壁にぶつかった気がする。

これまでの壁は低かったイメージだけど、今回は高いぞ。

魔法科高校の劣等生 28巻 追跡編<上>

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光宣を庇った水波、を見た深雪

27巻から改めて読み直して28巻を読んだけど、27巻での水波の不安や深雪の思考がフラグだったんだと感じる。

しかしわかっていたとしても、それでも辛い。そしてしみじみ、魔法科高校の劣等生というラノベはサクサク進むから嬉しいな。と感じた。深雪が達也さまに水波がさらわれた時の説明をする描写がサクッとカットされているのが嬉しいw テンポ良く進むって嬉しいよね。

深雪が焦って説明する描写を入れないのか、と少し寂しくも感じたけど読み進める内に「深雪が混乱している描写は既にしているから無くても良いのか」と思えた。先の展開を追える方が嬉しい。

光宣を殺そうとした時に、水波が光宣を庇いそしてさらわれてしまったことで深雪がとてもショックを受けているのがわかる。

そして達也さまに相談、というか打ち明けた時の会話に泣けた。カラーの挿絵としても描かれているシーン。自分でもちょっと泣けたことに驚くw

水波をさらわれてしまったことへの後悔や責任感、水波に無理をさせていたのかもしれない…という不安。色んな気持ちがあったと思うけど、解決した達也の言葉が思っていたよりも単純で気づけなかったことだから泣けたのかもしれない。

見知った人を殺すのは辛い。それが憎い敵というわけでもない光宣という顔も名前も知っていて、一緒に行動したこともある人ならなおさら。

達也さまの「俺はお前に、人殺しをさせたくないよ」という言葉は、ストレートで分かりやすい言葉だ。そして優しさも感じる。泣けたわ。

水波もきっと「深雪に人殺しをさせたくない」と思ったから、光宣を庇った…というのは納得だ。リーナもそうであろうと頷いているのが頼もしい。

 

達也さまもリーナも、人を殺したことがある。水波はわからないけど、四葉に仕えているのだから人を殺すところを見たことがあるだろう。

経験が(もしくはそれに近しいものが)あるからこそ、深雪という大事な存在にはその「汚いもの」に触れて欲しくないんだろう。

達也さまは見知った人間を殺すことに対して、あまり気にしたりするようなタイプじゃないけどそれはこれまで「見知った人間」が少なかったからだと思う。今は友達も多いし、何よりエリカの兄弟を殺してしまっていることは本人も嫌だったはず。

寿和を殺してしまったこと、殺さなければならなかった時に達也さまは何とか寿和に正気に戻ってもらおうと話しかけていた。

光宣とは付き合いは浅いかもしれない。でもだからといって「殺しやすい」訳ではないもんね。

いちゃいちゃかわいい

深雪と達也さまの関係ちょっと進んでてかわいいいいいいいい!

一緒に寝てしまうところまで行ったのかw 一線を越えていないことに気づいてちょっと悔しがる深雪に笑ったw なんて正直なんだw

達也さまにも性欲は……確かあるんだろうけど、それでも鋼以上の精神力だな。まぁそれでこそ「ラノベの主人公」とも言えるのだけど。

達也さまの腕に抱かれて眠っていたからこそ「離さないで!」って夢の中でも思っていたんだろうなw ブレない!!w 深雪は夢の中でもブレない!!w

本人としてはとても恥ずかしい記憶なんだろうけど、それでもとても嬉しい記憶だろうなw

達也さまの胸の中で眠ってしまい、中途半端に起きた時に「1人にしないでください」と甘えるなんて……すごい女だ。達也さまもある意味すごい。

一条将暉の恋はもう粉々どころじゃない。もうミクロの世界でも残っていないだろう。さよなら一条将暉の恋w

正直すぎて迷惑だ

27巻で〈オーシャン・ブラスト(海爆)〉の魔法によって、一条将暉が正式に戦略級魔法師として認められた。達也さまは公には認められていないにしろ、だいぶ広まってそうだなぁ。

吉祥寺真紅郎が正直に「司波達也からもたらされた魔法です」って言ってて、あたしもつい

鈴林
言うなよw

と言ってしまったw あたしにもわかるくらいのミス!!w 真紅郎~~~~!w お前のプライド的にもこれからの評判的にも言っておきたかった気持ちはわかるけど、達也さまの背景とか今後とか色々考えてあげてよ~~~~~w

あのまま黙っていたら、吉祥寺真紅郎があの魔法を全て開発したことになりそれが記録に残る。

しかし吉祥寺真紅郎本人はその記録を見るたびに「本当は司波が開発したのに…将暉にも嘘をついている…」という自責の念を感じることになるから、言いたいという気持ちは理解できるよw

でもさーーーーーw 達也さまからしたら「いいから手柄横取りしろよ!」としか思えない事件w

おかげでベゾブラゾフにもバレちゃったじゃん!w お前の魔法を元に新しい魔法作ったのバレちゃったじゃんw

 

ベゾブラゾフからしてみれば、オーシャン・ブラスト(海爆)の魔法は

”私のトゥマーン・ボンバが日本に盗まれました”

という証拠だからなぁw これは恥ずかしいw 新ソ連の人にすぐバレることだとは思うけど恥ずかしい。

オーシャン・ブラスト(海爆)で新ソ連が攻撃されて被害が出た日にはちょっとした責任問題にもなるんじゃないだろうか。まぁ…もう被害出てるんだけどね。

佐渡島を侵略しようとしたときに、オーシャン・ブラスト(海爆)で船たくさん沈められてるもんね。

達也さまと同年代の男の子の魔法師にしてやられるし、達也さま暗殺は失敗するし、ベゾブラゾフは新ソ連で殺されてしまわないだろうか…w

水波の気持ち

既に光宣と水波はすれ違っているけど、こいつらどうなるんだろうか。

水波は深雪を裏切ってしまったことについてずーーーーーっと考えている。光宣のことなんてちょっとどうでも良いくらいには考えている。

でもそれだけ水波の中で深雪は「生きる上での中心」になっていた、ということだよね。四葉での教育がそうさせるのかもしれないけど、これまでの生活もあるんじゃないだろうか。

水波は四葉家次期当主である深雪に仕えるためにこれまで生きてきて、今もそうなんだろう。深雪がどう思っていようと、水波の中での「生きる目的」はずっと深雪が中心…なのかな。

だからこそあの土壇場で、大事な場面で主の邪魔をしてしまった自分を許せないし理解できないんだろう。あの場面で自分が動いてしまったから、大変なことになってしまった。

きっと水波は深雪がショックを受けた顔だって見ている。自分のした行動で、主である深雪が、姉のように優しくしてくれていた深雪が悲しむ顔を見ていたはずだ。魔法で追撃しなかったのも、自分が光宣と一緒にいたからだと理解しているだろう。

水波と深雪が会えば解決することだけど、水波は深雪に会ったら自責の念で自殺してしまいそうにも思える…。

光宣の心配と達也さまとの戦い

光宣は突然恋する男の子モードになったな。これまではパラサイトになってパラサイト同士の会話だったり、戦略を練る会話が多かったけど、水波と一緒だとやはり恋する男の子になるのか。

隣に座っているのが気恥ずかしい、とか…光宣でもそんなこと思うのか!w

水波と2人で話したいとは思っていたけど、いざ2人になったらどう話して良いかわからず気まずい、なんて‥‥w そんなおとぎ話だったか漫画で見たことがあるような気がするw コミュ障かw

 

でも水波と2人ではいたいから、水波と自分を隠すんだろう。

達也さまと光宣の戦いは絵面としては地味だけど面白かった。

 

仮装行列(パレード)の魔法は光の屈折で姿を変えたり、自分の位置をズラして見せる魔法、という認識でいいんだよね?

アークトゥルスの幽体と戦った時からヒントを得てあの戦い方になった、ということなんだよ…な…?

アークトゥルスとの戦いから既に難しかったけど、エレメンタル・サイト越しに光宣と戦っているのも難しかったw

人間を分解することはできるが、達也さまは人間の構造について詳細に把握しているわけではない。血管の位置とか臓器の位置とか筋肉がどうとか…そこまで細かく把握しているわけではないけど、分解することはできる。

それならば何故精神体を破壊することはできないのか…。

 

エレメンタル・サイト越しの攻撃は、あれは…

中に何が入っているのかよくわからないけど手探りで攻撃してみている

ということで良いのかな? アークトゥルスとの戦いをさらっと読み返してみたけどやはり「難しいな…」ということ以外ははっきりとわからない。

しかしアークトゥルスとの戦いをきっかけにして、光宣の魔法を打ち破れそうになった、ということはわかる。

 

何がどうなっているのかわからないままで攻撃する、ということは達也さまに負担がかかることにはなっているんだけど…それは「性格の問題」というわけではない…のかしら? きっちりしていないと気がすまない、とかそういう問題ではない……かな?w

とにかく1度読んだくらいじゃ難しい。もうちょっと読み込みが必要な部分だった。

さすがはラスボス光宣

今までの達也さまの敵はちょっと努力するだけでどうにかなる敵だったけど、光宣はさすがにそうはいかない。

鬼門遁甲の打ち破り方を九重八雲に聞いてしまうくらいに達也さまは追い詰められていた。九重八雲が言う「どうしてそこまでするかわからない」という問いかけが今までになく冷たい感じがしたわ。

達也さまが穂波さんと水波を重ねて考えているであろうことも分かった上で、色々話している。穂波さんの死はそれほど達也さまに影響を与えているんだな…ってのがわかる。

もしあそこで達也さまが「穂波さんと水波を重ねている」ということを認めたら、九重八雲は達也さまに打ち破り方とかを教えてくれたんだろうか。

頭を丸めた達也さまを想像して「魔法陣ツルツル」を思い出してしまったよ…w

 

光宣と達也さまの戦いは地味だけど、次巻以降すごく盛り上がりそうな雰囲気を感じる。

藤林家を通じて仮装行列(パレード)の術式や、蹟兵八陣(せきへいはちじん)の術式を教えてもらうことができたけど…九島真言は光宣の言うことを聞く手下になっている。表立って戦うことはしないまでも、光宣を援助する側にいる。

これは罠……なんだろうなぁ…。他の敵だったら「達也さまの勝ちじゃん?」って言えるけど、光宣については微妙…。

ルゥ・ガンフゥと修次の戦い

この2人の戦いが、一応28巻の山場とも言えるんだろうけど……短かったw 継ぎ足しました、感もあるけどわかりやすく戦いの決着もついてラノベの役割を果たしていると言える!w

修次とルゥ・ガンフゥの戦いであって、摩利とルゥ・ガンフゥの戦いではない。摩利は横浜事変付近からまともに戦ってまともに勝利している描写が無いように感じる。いつも誰かの近くにいて、誰かが勝利をおさめている…ようなイメージ。

もちろん今回は、リウ・リーレイの側近だった林(りん)が新ソ連のスパイだったということを聞き出してくれたし、そういう意味では活躍したんだけども。

一条将暉は林はリウ・リーレイを心配していたのは確かだ、って言うけど……本当にそうだろうか。都合よく利用していたようにしか感じられない。しかし仮に利用100%だったとしても、リウ・リーレイにそれを伝える必要もない。

一条将暉のフォローは成功したと言える。ルゥ・ガンフゥがあっさり死んでしまって少し寂し……くも感じるような気がするけど、死体を操る魔法とかでもう一度出番がある可能性もあるんじゃないだろうか!?w

リウ・リーレイは日本にこのままいて味方になる展開もある…のか? 大亜連合から刺客も来ちゃったことだし、もうちょっと一条家でゆっくりしていけばいいと思う。

そして茜と仲良くなるんだ!!w

リーナの魔法で変装

仮装行列(パレード)って便利な魔法だなーーーw としみじみ感じる。この魔法があれば、変身ごっことかに超便利じゃん!w 深雪たちはそんなことしないけども!w

吉祥寺真紅郎が「オーシャン・ブラスト(海爆)を作ったのは司波達也」と言ってしまったことで、達也さまや深雪の方にもマスコミが来ることになってしまったことによる緊急措置。

リーナを堂々と一高に通わせて、深雪のガーディアンにするとは思わなかったw なんて大胆な作戦!w リーナの力を遊ばせておくのももったいないし、リーナ程の力があれば大抵の奴には勝てるからね。

風間中佐からの苦情に「アンジー・シリウスと、アンジェリーナ・クドウ・シールズは別人です」とはっきり言い切る達也さまに笑ったw 名前が似ている他人です! と言い切る心の強さがすごいw

アンジー・シリウスはアンジェリーナ・クドウ・シールズ、と認めてしまうということはUSNAにとっても日本にとっても困ること…だけど、実際日本にいるのは戦略級魔法師だからね…w 大人って大変w

桃山校長が思いがけずリーナのお祖父さんと知り合いだったりしたこともあって、リーナは割と好意的に受け入れられてた。学びたいという心は全て受け入れるという桃山校長かっこいいな。そんな人だったのかよ。

 

表紙にいる女の子はまた新キャラか!? と思ったけど深雪だったとは…! リーナの魔法でここまで見た目が変わるなんて本当に便利。

達也さまの見た目も変更したけど、見た目が変わるだけでイチャイチャしたときのインパクトが違うw

誰なんだこいつらは…!

となってしまうw していることは同じなんだけど、見た目が違うと印象も違うというか、なんというか…w

 

変装した達也さまの見た目は深雪の好みではなかった、という感想もじわじわ面白いw リーナと深雪の顔の趣味は同じではない、ということなのかしらw

というか深雪は……達也さまの顔以外は好きじゃないから、それ以外はタイプじゃない、ということなのかな…?w

背表紙? 裏表紙でもリーナがイチャイチャする2人の前で目が点になってるけど、着ている服におかめが描いてあるのがまたかわいいw リーナのこんな顔を…これから何度も見ていくことになるのかな…w

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後々その有難さを感じることになる…!w

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