鈴林です。17歳の塔プチキス9巻の感想とネタバレです。

17歳の塔は、この9巻で最終話。10巻は読み切りの話が入ってるのでこれで完結。

この最終話は…理亜の話なんだよね。また理亜の話。1話も理亜だったけど、この9話も理亜…。

物語の中でも、1年弱くらい?時間が経っているけどその間の理亜の心の成長が半端ない。自分に対しての負の感情とかと、ちゃんと向き合ってきた…と思う。

9巻での小田嶋に対しての言葉は熱くなったわ。

いったいどうやって終わるのか、楽しみ。

17歳の塔 プチキス ネタバレ 9巻

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17歳の塔 プチキス 9巻 ネタバレ

第9話 高瀬理亜 ふたたび

『今、17歳で世間では青春時代とか言われて、夢や希望にあふれてるとか…いい感じで描かれてて…。

だけどあたしにとってのこの1年間は全然そんな素敵なものじゃなくて。

だから青春=素晴らしいものだと押し付けてくる周りにムカついたし、そんな日々を過ごせていない自分にもムカついてた。

 

そんな地獄みたいな高校2年生の日々も、もうすぐ終わる』

 

3月、茉夏(まなつ)が理亜の持っているスマホケースを誉めだした。

「そのスマホケースかわいいねー! どこで買ったの? バービーズの新商品?でも雑誌にも…」

「茉夏、言っとくけど、あたしまだ1学期のこと忘れたわけじゃないからね」

 

そう言って、茉夏に向かって睨むが…茉夏にはあまり効果が無いようだった。

今までずっとそうしていたように、まるで何の事件も無かったかのように。

「だからーごめんって!あの時はあたしも色々大変だったんだよ~!」と謝る茉夏。

 

理亜が立ち上がると「どこ行くの?トイレ?あたしも…」とついてきそうになるが、理亜はそれを「来ないで!」と止める。

 

茉夏自身もこの変わり身は苦しいと思っていた。しかし小田嶋は彼氏のことで嘘をついていたことで、みんなの信用を無くし桃ちゃんの人気も無くなった。

もう茉夏は理亜のところにいくしか無かった。

理亜がトイレに行ったとみるや、『何か近寄れるヒントないかなー』と理亜の机を漁り出す茉夏。

理亜が置いていったスマホもいじりだし、ロック解除を試みようとするが…後ろには理亜が立っていた…!

 

「茉夏!! ほんっっっとサイテーだわ!」

「だって…だって…あたしやっぱり…理亜と一緒にいるのが一番楽しいんだもん…。ごめん…ごめんね理亜…。」

 

茉夏は泣きだしてしまった。腕で顔を隠し、泣き顔を見せないようにしているが、理亜にも誰にでも茉夏が泣いているのはわかっただろう。

理亜は茉夏に負けて、スマホケースをどこで買ったのかなどを教えてあげる。

「色もお揃いにしていい?」と聞く茉夏に「好きにすれば?」と答えると、茉夏はとても嬉しそうに笑った。

 

「そっかー!じゃあ、沢田さんと仲直りしたんすね!」

教材準備室で茜に茉夏とのことを報告する理亜。茜は茉夏と仲直りで来た、と喜んでくれる。

理亜は仲直りした、というつもりは無かったが茉夏を見ていると理亜が1人で怒っているようでバカバカしくなったようだった。

 

「ああああ!でもすっごいムカつく!去年はアイツのこと一生許さないって思ったのにー!」と1人怒る理亜。

「気持ちはわかりますけど、いつまでも引きずっても自分も相手もしんどいだけじゃないすか。

もう2年3組も終わりですし、色々見ずに流してみんなで笑って過ごした方が楽しいっすよ!」

 

理亜は茜から「闇のセパタクロー」を借りて読んでいて遂に最新刊まで読破していた。

続きの発売は夏頃…。そこから茜は、言いづらそうに話し出した。

「ツモさんとほのちゃん、これから毎日受験勉強で塾に行くそうで…私も来週から…だから…もうここで集まるのは終わりにしようって…」

 

それを聞いて、ショックを受ける理亜。しかしそれをはっきりと言葉にはしない。

「そっかぁ…まぁ…いいんじゃない…?」

沈黙が流れる。

 

「あの…じゃあ、LINEのID交換しない?」

理亜に言われて、驚く茜。茜は嬉しそうに、理亜とIDを交換した。

 

 

「いやー急に呼び出してごめんね。

執行部の後輩の妹が楠波女子の2年って聞いてさ、無理言って連絡とってもらったんだ。めいわくじゃなかったかな?」

ファミレスで、天山寺大学の筧が桃ちゃんを呼びだしていた。

 

筧は1人でどんどん話し出す。桃ちゃんと会うのは久しぶりだということ、小田嶋が自分と付き合っているとみんなに言っていたこと…。

 

「今更だけど、今日2人で会うって大丈夫だった?彼氏とか怒らない?」

とさりげなく恋人の有無を確認する筧。

「彼氏は…いません」と静かに答える桃ちゃん。

「マジで!? やったー! あ、やったって変な意味じゃないから」とおどけることも忘れない。

 

筧は桃ちゃんをフリーペーパーの仕事を手伝わないか誘いだした。

「現役女子高生の観点で色々語って欲しいんだ」

「俺の勘だけど、桃原ちゃんは他の子とはなんか違うような気がするんだよね」

どこかで聞いたような言葉。筧はフリーペーパーの読者モデルも、桃ちゃんに勧めだす。

 

桃ちゃんは、静かにコーヒーを飲んで聞いていた。

「あーごめんね!会って早々こんな話して! 実は俺ずっと桃原ちゃんにまた会いたいって思ってたからさ、結構今テンション上がってるわー!

ちなみに桃原ちゃんってどんな人が好きなの?」

 

「五月蠅くない人」

無機質な笑顔で桃ちゃんは答えた。

 

もうすぐ2年3組が終わる。ギスギスしていた教室の空気が今ではウソのようだった。

みんな水に流しているのだろう。

しのぶと佳代を一時苦しめた、あのなつめは…また1つのグループから退会した。

グループLINEで既読スルーされている。なつめは、自分の居場所が無いことを察した。

 

優越感、敵対心、同族嫌悪。このクラスが解散すれば自分の立ち位置を形作っていた全ては何の価値も無くなってしまう。

 

クラスのみんながカラオケに行くようで…理亜も茉夏に促されみんなと教室を出る間際…小田嶋が目に入る。

小田嶋は1人、机に向かっていた。

 

卒業式の本番前。

在校生でのリハーサル中。小田嶋は全校生徒に向かってマイクで呼びかけるが、生徒たちは話を聞いていないのかざわめきが収まらない。

「式の直前までリハーサルとか…」「つか卒業式に2年が出る意味ある?」「ねむーい」

みんな思い思いに過ごす。小田嶋はすっかり生徒になめられるようになっていた。

 

「皆さん」

マイクを外し、今までは違うはっきりした声で全校生徒に語り掛ける。さっきまで雑談をしていた生徒たちは一斉に黙った。

黙ったのを見計らって、小田嶋は卒業式について改めて説明する。

 

リハーサルが上手くいったこともあり、卒業式は何事もなく無事終わった。

1人教室に残る小田嶋。窓の外からは、卒業する生徒たちがお互いを惜しむ声が聞こえる。

「さびし~~!」「夏休み絶対会おうね!」「プチ同窓会しようねっ!」

それを黙ってみつめる。

 

理亜は先生から、教室の置き勉を持ち帰るよう小言を言われていた。

理亜は「すぐ学校来るし、新学期でいいじゃん?」と思っているが、「新しい2年が困るだろ!取ってこい!」と言われ渋々取りに行く羽目になる。

 

教室に入ると、小田嶋がいる。

「「げ」」

2人で同じ反応をしてしまう。2人とも『何その反応…』と内心思っていた。

 

もう学校が閉まるのにまだ教室にいる小田嶋。外を見ると、卒業式だった生徒が盛り上がっているのが見える。

「はは、超泣いてるじゃーん」

「来年は、私たちもあんな風になるのかな。全然ピンとこないけど…」

 

窓の外を見ながら、会話が続く。

 

「そうなんじゃない?もう最後だし、わだかまりとか気にしてても仕方ないでしょ。

たぶん、今あたしらがムカついてることとか、しんどいと思ってることとか、全部いい思い出になる日がくるんだよ。

いつかあたしらも同窓会とかで会ったら、あの頃は~とか笑って言ったりするかもよ」

 

『もしかしたらそうやっていつかあたしも自分の日常を、キラキラした素敵なものだと脳内変換していくのかもしれない』

あったかもしれない日常。理亜と一緒に笑う、茉夏、小田嶋、桃ちゃん。そんな日があったかもしれない…と想像する理亜。

 

小田嶋は窓の向こうを見ながら言う。

「私は、そんな風にはなりたくない。

10年、20年後。ここでの日々を思い出す日が来ても、嫌な思い出として覚えておきたい。

あの頃はホントにくだらないことで悩んでたとか…そんな風にまとめたくない。

大人になったらこの教室での人間関係なんてすごくちっぽけで、ここでの優越感も劣等感もかわいいものに思えるのかもしれない。

でも、この社会で自分の居場所を守るために私は必死で頑張ったんだって。そう思っていられる自分でありたい」

 

自分に言い聞かせるように宣言する小田嶋。

理亜はそれを「卑屈ー」と軽く流した。

 

『思えばあたしたちはこの1年間。こうやって本音で話し合ったことは一度もなかった。誰よりもお互いを意識してたはずなのに…。

もう少し話しておけばよかったな』

 

学校が閉まる10分前。校内アナウンスが流れる。

もう学校が閉まるというのに、小田嶋はなかなか帰らない。小田嶋は、2年3組の教室を見ていた。

「うん。もう少しだけ…」

 

理亜も、教室を覗く。

そこには、理亜と小田嶋がてっぺんを取り合った…今は誰もいない塔が見えた。

 

4月。

理亜は1組。小田嶋は2組になった。

2年の時に派手に揉めたので、同じクラスになるはずないことはお互いわかっていた。

クラスのドアの前で、お互いに分かれる。

 

「…じゃ」

「うん」

 

理亜はそう言って、1組のドアを開ける。

理亜が入って来たことで、クラスがわぁっと明るくなる。

「超久しぶりじゃない?」「めっちゃ嬉しいんだけどー!」「一緒のクラスなんだー!」

好意的に理亜を受け入れる者…。

 

「理亜ちゃん!理亜ちゃんも1組なんだねー!うれしー仲良くしよーね!」

理亜と同じ、大きなリボンをつける女が理亜に挨拶する。

 

また新たな塔が、理亜の前に現れる。

 

私はこの女よりは上。でもこの女よりは下。

それは死ぬほどどうでもよくて、でも死ぬほど重要なこと。

 

理亜は意を決して教室に入る。

「おはよう!」

3年生の生活が、始まる。

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17歳の塔 プチキス 9巻 感想

塔は続く

うわ…終わった…。

これまでが濃かった分、なんだかあっさりと終わった印象。

そうだよね…。2年生の時に築いた地位は、3年生にそのまま持っていくことはできない。クラス替えをするたびに起こる序列戦争。

あたしの学校は田舎だったから、序列についてそこまで…無かったし理亜たちほど辛くなかったけど…でもあったもんな。

クラスのみんなと何とかして馴染もうとムダに頑張った。1人でいるだけで敗者のように扱われるし、そう見えてるんじゃないかと思ってなんとか誰かと一緒にいようとした。

無理して相手を呼び捨てで呼ぼうとして、空気を微妙にしたりしてた。そんなことを思い出すわ…。

 

2年3組は終わって、しのぶと佳代にくっついていたなつめも他の人にくっついてたけど…その2人からもスルーされるようになっていた。

2年3組で築いた塔とも別れて、次の新しい塔に移らないといけない。

そしてその塔では、また誰かと誰かがてっぺんを取り合って戦うことになる。終わらない女の闘い…。

理亜の友達

茜と理亜がちゃんと友達になって…良かった。闇のセパタクローにもハマってくれてるしね!w

LINEも交換して連絡もいつでも取れるようになったし。つーかまだLINE交換してなかったんだ…wもっと早くしとけよw

言い出したかったけど、なかなか言えなかったのかなw

理亜から「LINE交換しようよ」って言われて、茜がとても嬉しそうなのがとてもかわいい。

桃ちゃんは騙されない

桃ちゃーーーん!久々登場、桃ちゃん!

桃ちゃんはもう高校に復帰したりしないんだろうか。先生と付き合ってたとは言っても、学校には行く権利あると思うんだよね…。でも行きづらいから…自宅学習?単位とれるならそれでもいいんだが…。

天山寺大学の筧は元々桃ちゃん狙いだったからね。早速連絡取っててさすがだと思うわ。

 

小田嶋と付き合っている、というウソを流されたのはかわいそうだと思うけど…それすらも桃ちゃんとの会話で使うとはね。

というか「他の子とはなんか違うような気がするんだよね」って…それ小田嶋にも言ってたやつじゃん。

こいつは…女子高生にこの言葉を言えば楽勝って知ってるんだな。

まぁ…合ってるんだけどな!!

 

特別感は大事だよね。

「他と違う」「君だけに感じる」「君だけ」

他との差別化をはかりたいけど、他と違いすぎるとそれはそれでいじめられてしまうからね。

わかる人にはわかる、という選ばれし人しかわからない特別感ってのがまた良いんですよ。そしてその特別感を、その子が好きな人が持ってたらも~~~最強!w

 

その特別感を自在に操る筧はさすがだと思う。それを使って、高校生を落としていたのかな。

小田嶋を使って桃ちゃんに取り入るつもりだったけど、それが失敗したから…別ルートで桃ちゃんに接触したのか。

桃ちゃんにバッサリとフラれててざまぁ!!w

もっと話せばよかった

理亜と小田嶋が初めて腹を割って話せている回。

1話でも話してたけど、今とは違った関係だったし。クラスのこととか、全部終わった後だから本音で話せたんだと思う。戦いが終わったからこその会話。

大人になったら、「あの頃はくだらないことで悩んでたな」って思う…ことはあるよね。あんなこと気にしてても仕方なかったなって思う。

学校で誰ともつるんでないからって、どうして敗者だなんて思うんだろうって疑問にも思う。

でも気にしちゃうんだもん…!!w

小田嶋みたいに「この社会で自分の居場所を守るために必死で頑張ってた」ってそう思えるかは…わからないw 確かに頑張ってはいたかもしれないけど、頑張る必要はあったのかな? とも思ってしまう。

理亜は…あまり気にし無さそうw いい思い出にしたとしても、しなくても、どちらにせよ理亜の糧にはなってそうだし。

下校時間になって、理亜と小田嶋が見ているのは誰もいない教室じゃなくて…

もう誰もいなくなってしまった「2年3組の塔」なんだっていうこの表現が…すごくうまい。かっこいい。

3年生になって、小田嶋と一緒のクラスにならないのも…まぁそうだよねw

理亜が言うように、あれだけ揉めたんだからそりゃ一緒にしないよねw

そして、新しいクラスでも理亜と同じリボンの女の子がいる。次の敵、戦うべき相手はあの子…。

小田嶋は、あのリボンをやめてるみたいだった。普通に戻ったってことなんだろうか。

3年生になって、もしまた序列で揉めることがあっても小田嶋と理亜は相談できるくらいの仲になりそう。

だって戦友だもんね。

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