鈴林です。乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…7巻のネタバレ込みの感想です。
7巻発売してからだいぶ経っているんだけど、今更やっと読了した。
アニメ化も決まってしまって、なんだか遠いところに行ってしまったように感じるけど…w でも面白いから仕方ないよね!
7巻は初心に返った? って感じの巻。お決まりの展開もあるにはあるけど楽しく読めた!
もくじっ!
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… ネタバレ 7巻
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全体的に初心に返ったよう
4巻~6巻までの間は…私の感想読んだ人なら気づいたとは思うけど、お決まりの展開すぎてちょっとイヤだったんだよね。
カタリナはずっと天然で、それでも周りの人はカタリナの人の良さに気づいてどんどんとカタリナを好きになっていく。カタリナを守りたいとみんなが思って、カタリナに気づかれず力や知恵をつけて…みたいな。
マジでお決まりの感じw
あたしがその時読んでいた本や、あたしの精神状態にも関連があったと思うけど読んでいて「面白いな!!」とは思わなかった。最初に1巻を読んだ時と同じような感動は味わえなかった。
2巻での魔法学園での破滅フラグ騒動の解決までは、とっても楽しくウキウキして読めたんだけどそれ以降は
という慣れ…というか「食べすぎ」な雰囲気で嫌気がさしていたw
でも7巻は違う! 魔法省で働くことになって人間関係も行動も諸々が大きく変わった!
これまではジオルドという婚約者がほぼずっと傍にいるような状態だったら、マンネリ化していたのかな…? という思いがよぎるくらいに新鮮さを感じる巻だった。
いつものような展開が無いわけではないけど、それでも受け止めやすい。食傷気味にならないw
あたしが単にジオルドを好きじゃないだけかもしれないけどw ソラやキース方が好きだなー。
更なる力と契約の書
めちゃくちゃゲームっぽい展開になってきた。元が乙女ゲームだから、というのもあるんだろうけどRPG要素も入っているゲームなのかな? というくらいに本格的な流れになってきた。
魔法省に入って働き始めてこのまま恋愛が展開したりしなかったりするのかと思ったけど、まさか光の魔法と闇の魔法について更に深く進むとは。
マリアだけだったら光の魔法の「更なる力」について問われることもなかっただろうから、そこはカタリナのおかげだよね。
ゲームの世界とは言いつつも、攻略対象のキャラみんなと仲良くなり好意も集めている時点で既に別のゲームになってはいるんだけど…強制力は働いてしまうのかな。
マリアがカタリナを守るという決意をとても強く持っているとは思わなかった。そりゃカタリナのことは好きだろうけど、カタリナが自分のために傷ついたりいなくなったりしたら「自分を許せない」ほどだなんて。
あたしはさらっと読んでいるだけだったけど、マリアからすれば平民を身体を張って守ってくれる公爵令嬢だもんね…。
ゲームでは描かれない、これまでの人生があるからこそカタリナに対して沸く恩…というか気持ちも大きいということなのかな。
7巻の半分くらいはマリアの契約の書をみつけるためにあっちこっち探し回っている…と言っても良いんじゃないだろうか。かといってマリアの出番がめちゃくちゃ多いわけでも無いんだけど。
マリアの契約の書が魔法道具研究室の倉庫にあったなんて、正に灯台下暗しだった。ジオルドの言葉の通りだったわけだけど…ジオルドは何か知っていた……のか? ゲームマスター的なものに言わされていたのかしら?
マリアの契約の書がみつかったらカタリナの契約の書もあっさりとみつかってしまうのが、なんだかカタリナらしい。やはりカタリナは闇魔法の使い手ということになるのか。
流れで手に入れたような闇魔法だけど、人タラシのカタリナだからこそ闇魔法であっても悪用しないだろうな…という確証めいたものを感じるわ。
更なる力も欲してないし、そう言おうとしたのに契約の書を持っているからってそのまま力を授かっちゃうところに世界の強制力を感じるw
よくファンタジーもので「光あるところに闇がある」的なこと言うけど、属性としても…ある意味似ているよね。同じ失われし魔法でもあるし。
光魔法と闇魔法は反対の属性だけど、力を授けてくれる精霊? としても…仲は悪くなさそう。
もし仲が悪いんだとしたら、同じ岩から転移するのも変な気がするんだよなーー。全く別の場所にあってもいいのに、同じ岩・もしくは近い場所にある岩から転移するってことは何か理由がありそう。
人物紹介を見ても、フォーチュンラヴァーズ1の攻略キャラはみんな魔法属性が違うようだからそれぞれの魔法属性の契約の書もあったりして…?
というのはさすがにゲーム性が過ぎるかな?w
ギャップ萌え枠のサイラス
フォーチュンラヴァーズ2の攻略キャラともなると、さすがにカタリナのことは好きにはならない…か! なっても良いんだけど、既にカタリナのことを好きになっているキャラが多すぎるからね。
ここで更に恋のライバル投入ってなると混乱しすぎてヤバイ。フラグ乱立しまくりになっちゃうw
マリアはカタリナのことが大好き、ではあるけど同性だから友情エンドくらいしかない。マリアにも恋愛の相手ってことでサイラスやデューイが出てきたのは良いね!
サイラスのギャップには驚いたw というかサイラスが攻略対象キャラなのもちょっと忘れていたw 挿絵が少なくってどんな見た目だったのかイマイチ思い出せない…w
カタリナが続けていた農作業がこんなところで役に立つ時がやってくるとは…!w 猿に髪飾りを取られてその先で畑をみつけるなんて…ちょっとした童話のようでもあるw
サイラスの心を解きほぐしたのはまたしてもカタリナだったし、こいつもカタリナのことを好きになるのかと思ったけど…どうやらマリアの方に興味があるようだ!
マリアはやはり相当な美少女なんだな。それでいて性格も良くて能力も高いだなんてさすが主人公。心がキレイすぎて感情移入がしづらいタイプであるようにも感じるけど…w まぁ! まぁOK!!w
サイラスの訛りとか読んでいてとても面白かった。
サイラスがどう感じていたのか、というサイラス側での描き方があったところに原点回帰を感じた。もちろんこれまでもあったんだけど…こうやって「カタリナによって心が解きほぐされた新キャラ」の心の内が描かれるのに新鮮さを感じる、というか?
そういえば6巻でデューイにもあったような気がするけど…w まぁまぁw
ジオルドのおじさん
引きこもっているというジオルドのおじさん、元王妃エステラ・スティアートさんが後見人になったという前国王の息子は…攻略対象キャラじゃないのかな?
ジオルドの回想などからも考えて、年齢はカタリナの少し上くらいになっているんじゃないだろうか。カタリナと偶然出会って、これまたカタリナに心を解きほぐされたりするんじゃない…だろうかw
てっきりこの7巻で叔父さんと出会ってまたしても何かが生まれると思ったのに、光と闇の魔法の契約の書のことで終わってしまった。8巻ではもっと出番が増えるんじゃないだろうか?
元王様は…「王!!!」って感じがするよね。生物としては…たくさんの妾がいるのは良い事なんだろうよ。子供がたくさんできるし、血を継ぐ者が多いしね。
でも立場が一番上の王様だからこそ厄介だ。跡継ぎを誰にするのか指名しないままに亡くなってしまったから、誰が王になるのかの争いが起きてしまった。
このラノベではあまり描かれないような、血なまぐさいこともあったんじゃないだろうか。それを思えばジオルドとアランの叔父さんが引きこもってしまったのもわかる。
前王妃にとってその「叔父さん」は息子でもないのに後見人になっているってことは…何か違う思いがあるんだろうか。あたしがその「叔父さん」だったなら、前王妃のことは怪しくてたまらないけど…どうなんだろう。
自分のことを憎いと思ってそうだし、前王妃に殺されてしまうのでは、とか考えちゃいそう。
今回ちょっとしか出番無かったけど、この叔父さんについては次回出番増えそうだな。
ジオルドの懸念
この叔父さんに関連してジオルドが不安になっているのも意外。叔父さん…というかお祖父さんに対しての不満な気持ち、というところなんだけど。
お祖父さんが色んなところに女を作る存在だったとして、それとジオルドの人間性はまた別だからね。アランだって同じ血を引いているわけだけど、性格は違うし。
環境と生まれによって性格は決まる…と聞いたこともあるし、ジオルドが気にすることは無い…んだけどやはり当人としてはずっと気になっていたことなんだろうな。
カタリナが全く気にせずに受け入れてくれたことで嬉しそうなのが良いね。
ま!!! それでもジオルドよりキース派なんだけどな、私は!!!w
ずっと傍にいるよ
キースの出番がマジで少なかったけど、ラスト辺りでのこのセリフには
と思わざるを得ない。
良い事言うやん…。告白したのに弟として見られたままだし、告白したことすらもカタリナは忘れてそうだけどもそれでも良かったよキース。
そのセリフがさらっと出てくるのは良いことだ。
ゲームの世界だからか、悪役令嬢としての何か強制力が働いているような気がするけど攻略キャラとここまで親密になったんだから破滅することはなさそうだ。
ライバルキャラも主人公も攻略対象もみんなカタリナのことをよく思ってくれてるしね。
マリアとカタリナが感じた悪い気配の正体はわかってないけども、これは何とかなりそうな雰囲気だわ!!
キースに見せ場があってよかった。ジオルドよりキースに良い目を見て欲しい。ラストは久々にみんな集合するところ…ちょっと無理やり感あるけども、そこが良いかもしれないw
キース以外にもカタリナを支える人は多いし、8巻でまた何か騒動があっても何とかなりそうやな…。もうここまで来ると転生どうこうも関係ないような気がするw
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後々その有難さを感じることになる…!w
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