異世界転移して教師になったが、魔女と恐れられている件 3巻 ~教え子の成長した姿に刮目せよ~ 感想・ネタバレ 常識なんて捨ててしまえ

鈴林です。

今回もやはり面白かったーーー!

あっという間に読んでしまった。

いつの間にか読み終えている系の本は面白いと決まってるんだよね。

読み始めて本当によかった…。

異世界転移して教師になったが、魔女と恐れられている件 3巻 ~教え子の成長した姿に刮目せよ~

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私の生徒は順調に成長しています

メイプルリーフにいる話がまだ続いているというのはちょっと意外だったけど、急に移動しているのもおかしいしね。

もうすっかりメイプルリーフ皇国は掌握したかと思ったら、遠くまではまだ無理だったか…!

シェンリーを見てなんか怪しいことを言ってたのはやはりシェンリーの妹のカティだったんだ。

カティが父親のオルドに告げ口してシェンリーが戻ることになった、と…。

そんなことをしなければもっと平和的な方法でどうにかなった可能性もあったのに…w

この世界で雷の魔術が使える、というのは「伝説上」のものと言っても良いくらいのことなんだろうな。

でもアオイは学校で電気の仕組みを勉強していたし、オーウェンと一緒に雷の魔術についても勉強していたからそんなことはわけなかった、ということなんだろうね。

シェンリーが年の離れたジェムと結婚しなければならない、となっているのは貴族社会で生きていたら当然なんだろうけど…嫌だよなぁ!

普通嫌だよ! なんで好き好んでよく知らんジジイと結婚するんだ!!

アオイが話を聞いて止めに入ってくれたのはシェンリーも嬉しかっただろうに。

オルドもジェムも、報告を受けていたはずなのにアオイが全系統の魔術を使える、とか癒しの魔術も使えるってことをどうして無視してしまったのか。

正常性バイアス、というか「きっと嘘に決まっている」という思い込みから…なんだろうなぁ…。

アオイがものすごい力を持っていて、メイプルリーフの王ディアジオにも認められているからこそアオイが持つ夢が「叶うかもしれない」ってみんな思うんだよね。

すごいことだよ…。

ディアジオが言っていた「アオイさんを怒らせて雷の魔術を使わせてしまったのでは」という予想、大きく間違ってもないからな…w

アオイは国の大事な客として迎えられるようになったし、アオイに逆らう = 国家反逆罪 にまでなってしまうというお達しだし…オルドもジェムも危うかったよ。

人を見た目とこれまでの常識で判断して暴言吐いたことを反省していく…だろうなw

メイプルリーフを良くしようとして魔術についてガンガン教えてくれる大事な存在だってのにアオイを否定する理由無いからね!

常識なんて捨ててしまえ

この世界は魔術が使えるのは血筋によるもの、というのが大きいけどアオイは全く逆の考えを持っていてそれを実践もしてしまった。

ジェイムスとマーチンを助けたことで、アオイはカーヴァン王国に目をつけられるだろうけど…最悪アオイなら1人でもカーヴァン王国をぶっ潰すこともできそうなんだよな…w

カーヴァン王国は血筋によって魔術が使える、としてこれまでずっと生きてきたから、貴族が平民をいじめてきた歴史がある…んだろうな。

カーヴァン王国の王弟ロレット的にはアオイが発明? したペン型の魔術具は画期的で良いものってわかっているけれども「魔術は血筋で決まる!」と思ってる人からすると…異端なものになるだろうからなぁ。

常識だと思っていたものを捨てるのってすごく大変だけど、何かを探求するのであれば常識は時に邪魔になるものだしね。

アオイは魔術具を世界に広めたいあまりに商人のジェイムスに声をかけて、一儲けできそうにもなってるくらいだし。

先見の明があるというのはすごいことだし、だからこそ、という価値があるよな~。

グランサンズ王国のグランツもまた、これまでの常識に囚われているところがある。

エライザがすごい発表をしたのに「うちの武具があれば絶対大丈夫!」ってエライザの言うことを聞こうとしないし…。

エライザが勝ったというのに、アオイを嫁としてグランサンズ王国に連れてこれないか…とかも企んでいるし…。

王という立場上、自分のものにしたい、という気持ちはわからないでもないけど…大きな力を手にしようという時には代償もでかくなるから……。

次の巻でグランサンズ王国のグランツがどんなふうに心折られるのか楽しみ。

父と子と先生の戦い

フェルターはすっかりアオイの弟子になって…!!

特訓も重ねているみたいでマジで師匠と弟子の関係だ。

フェルターの父、 ラムゼイはまさか息子のフェルターに負けるとは思ってなかったんじゃないかな。

力押しだけではなく、別の戦い方も加えてきてそれで負けたんだからあれは完全にフェルターの勝ちだよ。

そしてアオイとの戦い。

「はじめ!」とか無しにすーっと始まっててびっくりした。

剣道をやってるせいか剣そのものを作り出す魔術、かっこよかった!!

「黒刀」とかいて「くろぬりのたち」かっこいいい~~~~!!!

アオイは魔術だけでも勝てたような気がするけど、しっかりと勝利を手にしているのがすごい。

本人特に「強かった」とか思ってないのもすごい。

「煽り方が親子で似てる」とかそんなことに気づいちゃうくらいにアオイは戦闘前から余裕があったけど、戦った後も後ですぐにディーンの母 ティスのところに戻ってるし。

けっこうな戦いをしたと思うんだけど「ちょっと手ごわかったですね」くらいで済んでるのが笑っちゃうんだわw

ティスもラムゼイとの戦い見ただろうし、さすがにアオイの言うこと信じる…と思うんだけどね…w

世界がアオイという存在をはっきりと認識してしまったけれども、これからどうなるのか楽しみ!!

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後々その有難さを感じることになる…!w

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