鈴林です。王子が私をあきらめない!1巻の感想とネタバレです。

アサダニッキさんの、「星上君はどうかしている」を読んで、この人の漫画面白いな…って思って買ったけどず~~~っと積んだままだったこの漫画。

いい加減読もうと決心がついたのです!w 別に新刊じゃなくても良いし、面白いの知ってるもん!w なんとなくだけど、アサダニッキさんの漫画って「少女マンガ」しすぎてなくて、でも押さえるところは押さえてて、感情移入しやすいんだよね。

主人公にも寄り添いやすい。そして、脇役も楽しいw

王子が私をあきらめない! ネタバレ 1巻

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王子が私をあきらめない! 1巻 ネタバレ

1話 王子との遭遇

私立王冠学園高等部の朝は、熱狂から始まる。
学園の、いや世界の王子様とも言える一文字初雪(いちもんじ はつゆき)の登校風景に女子生徒が熱狂していた。

「初雪様今日も麗しい」
「すごいわ初雪様、まぶしい」
「なんて気品溢れるお姿なの」

制服に勲章をつけた軍服のような上着を着たイケメン初雪様が登校しただけで女子生徒は熱狂していた。

小梅はそのテンションについていけなかった。むしろ怖いとすら思っていた。
1人の女子生徒が初雪様にポエムを渡そうとしたその時、吹き矢が飛んできて女の子が倒れる。

「害虫が… 初雪様への狼藉この四天王が許しません…」
「あの者を保健室へ」

それを見て「お優しい!」と言う女子生徒たち。

吹き矢といい、女の子が倒れた事といい、小梅はこの学校が変だと感じていた。神戸のおじいちゃんがレアアースを掘り当てたのが1年前、そして超セレブの子女の集う学園へ進学したこの春。

昼ごはんを食べる前にトイレに行こうと友達と別れる。教室から近いトイレに行くと、他の生徒が化粧したり父親にクルーザーを買ってもらったと言う話をしている。

苦手な空気だったので遠くなるが1階のトイレに行くことにする。社宅で育った庶民の小梅にはどうしても馴染めなかった。

特にこの生徒会長、一文字初雪。
なんで生徒なのに胸像があるのかわからない。

そして彼を支える生徒会執行部、通称四天王。
初雪様に害をなすものは彼らの手で処分され行方不明者も数知れず。

学園の最上階の奥にある生徒会室には一般の生徒は近寄ることさえ禁じられていると言う。

『生まれながらの王子様か…』

トイレの個室を見ると1つやけに静かだった。中で具合が悪くなっていたら大変と思い「あの…」と声をかける。

鍵が開いていて中を見ると、初雪様が便座に座って日の丸弁当を食べていた。
思わず扉を閉めてしまう小梅。

『便所飯してた、王子が…夢だなきっと。顔を洗おう。』

そう思って蛇口をひねると、初雪様がトイレの個室から出てきた。

「君…」
突然現れたことにびっくりして「きゃあああ!」と悲鳴をあげてしまう。

そしてその拍子に水を頭からかけてしまう。しかし濡れた姿すら神々しかった。

謝ろうとした時濡れた床に滑って転んでしまい、なんと初雪様を押し倒してしまう形になる。初雪様の上にまたがったまま謝ろうとするが、小梅はつい

「女子トイレでしょうが!」

と大声を出してしまい、女子トイレから逃げ出した。

教室に戻ると花火ちゃんにどこに行っていたのかと心配される。しかし小梅はそれどころではなかった。小梅は自分のしたことを悔いて遺書まで書いていた。

『わざとじゃないし、あれは不幸な事故…』
と思っていると、廊下から「初雪様を便所の床に引きずり倒して、水攻めにした女生徒め!万死に値する!!」と自分をさがす四天王の声が聞こえた。

花火ちゃんが他人事のように「とんでもない奴がいるんだねー」と言うがハラハラしている小梅の顔を見て察したようだった。

その時放送がかかり1年蘭組の吉田小梅が生徒会室に来るよう呼び出された。

生徒会室に向かう廊下が絨毯でふかふかだった。もっと普通の高校が良かったと思いながら生徒会室に向かう。

生徒会室に入ると想像していたのとは違いずいぶん殺風景だった。

「来たか」

初雪様がいた。初雪様の姿を見て、小梅は死ぬのかと察する。涙が勝手に出てきてしまう。

泣きながら謝る小梅。
「私誰にも言いません。誰だって1人でご飯食べたい時あるし疲れてる時とか特にそうなります」

すると初雪様は、意外なことのように「僕は疲れていたのか?」と問いかける。

ふと狭い個室で粗末なお弁当を誰にも知られず静かに食べたいという衝動に駆られ、矢も盾もたまらずトイレに入ったらしい。

「そうか、疲れていたんだな。それに女子トイレとは気づかず不快な思いをさせてすまなかった」

そこで初めて小梅は、自分に謝るために私を呼び出したのだとわかった。力が抜けて座り込んでしまう小梅。

「もうびっくりした、私の方こそごめんなさい。忙しすぎるんじゃないですか?そんな時は日光浴びると良いですよ」

初雪様は、泣いたり笑ったり忙しい小梅を見て何か興味を持ったようだった。

「君を見ていると脳のシナプス活動パターンが活性化していくようだ。君ともっと話をしてみたい。」

そう言って座り込んだ小梅に手を差し伸べる。
その手を取ろうとした時、吹き矢が自分を狙っているのがわかる。

「どうだろう」と聞く初雪様の言葉にかぶせるように小梅は「だめです! すいません!」と言って拒絶する。

「初めて人に拒絶された…」

初雪様にはそれだけで新鮮なようだった。
余計に興味を持たれてしまう小梅。しかも便所飯仲間だと思われている。

目のくらむような廊下の奥にある寒々とした部屋。この人はもしかしたらみんなが思っているよりもずっと寂しい人なのかもしれないと小梅は感じた。「他にもっと話し相手にふさわしい人がいるでしょう! 失礼します」と言って部屋から出ようとすると、

「待って。僕は君と話したいと言ったんだ」

と言って初雪様は小梅をお姫様抱っこする。どこからともなくバラが出てきたように感じる。

お姫様抱っこをきっかけに隠れていた四天王が飛び出てきた。
初雪様は、「油田をあげるから僕の友達になってくれ」と言う。

すぐに断る小梅。
とんでもない人と関わってしまった…

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2話 庶民は奪われる

小梅は、トイレで初雪さまと2人…便所飯をしていた。一つの便座に2人で座り、初雪さまは「STAPPE細胞を発見できました!」という偉業?を達成したという報告を電話で受けている。

更に隣の個室から吹き矢で命を狙われている。

「友と気兼ねの無い食事など初めての経験だが、良いものだな」そんな風に満足げに言われてしまうと、小梅は何も返せなくなってしまう。

「友達と遊んだことはないんですか?」と聞くと「狩りか?」と聞かれてしまう。遊びと聞いて連想するものもセレブそのものだった。

聞けば初雪さまは「プリ」に興味があるという。体験してみたい、というので小梅はOKしたが…

 

「初雪さま、目線はこちらに」

カシャッ

 

写真館ばりの設備の中で、写真を撮られる小梅と初雪さま。小梅はドレスを着ており、初雪さまも正装していた。人間国宝のおじいさんに写真を撮ってもらい「シールに加工してくれ」と頼む初雪さま。

小梅はスケールの大きさに何も言うことが無い。

そしてもらったプリは…A4サイズくらいあった。友達の花火ちゃんにプリを見せると、廊下にも関わらず花火ちゃんは大きい声で「いいなぁ初雪さまとプリなんて~」と話し出してしまう。

「部屋に飾るんでしょ?」と言われ、「私は別に…」と否定すると、どこからともなく四天王が現れプリを回収する、と言いだす。

小梅も意地になって「そんなに言うならどうぞ! こんなのいらないですし、撮りたいって言われて撮っただけで!」と言ってしまう。

取り上げたプリを見て、四天王の1人、花岡椿(はなおか つばき)を見て

「初雪がはしゃいでる。珍しい…あいつにこんな顔させる人間がいたなんてな…。吉田小梅、か…。」と一人呟く。

 

プリを没収されてしまったことで花火ちゃんは「残念だったね~」と小梅に声をかける。小梅自身は「ほっとしたくらいだよ」というが、花火ちゃんには凹んでいるように見えた。

そんな時、女子生徒たちが騒ぎながら走って行く。理由を聞くと…初雪さまがヴァイオリンを演奏するので講堂に集まっているらしい。

花火ちゃんも行くというので、小梅もついていくことに。

 

講堂に行くと、たくさんの観衆と、世界的な作曲家だというおじさんがいた。

始まる初雪さまの演奏。作曲家もあまりの美しい調べに失神しているようだった。小梅はその熱狂を感じつつも…『この中の誰も、この人の孤独を知らない』と初雪さまと他者との違いを認識していた。

人間国宝のおじさんと楽しそうに話していた姿がチラつく…。小梅は決心して、初雪さまを絶賛する四天王の前に立ちふさがった。

「プップリを、返してください!」

「は!? お前がいらないと言ったから我々が回収したまで…!」言いながらチラチラと初雪さまの方を見る柿彦。

「言ってないもん」軽くウソをついてしまう小梅。「嘘つきだー!」と言われるが気にしない。

「大事なシールなの! 携帯に貼るから返して! 返してくれるまでここをどきません!」

 

と言うと、どこからともなくバラの花びらが出てきて柿彦の目を覆う。

「柿彦、彼女に返してくれ」

初雪さまに言われて、舌打ちをしながらも渋々プリを返してくれる。

そのまま来賓室に向かおうとする初雪さま達。柿彦は諦めた…と見せかけてまたしても小梅に襲い掛かる!!

「キャーー!」

「小梅くん!」

初雪さまが身を挺して助けてくれる…が(少女マンガでよくある)事故で、初雪さまが小梅を押し倒すような形でキスをしてしまう。泡を拭いて倒れる柿彦。

小梅は「いま、キ…キス…」と動揺するが、初雪さまは全く動じていない。

「粘膜接触で感染する菌は保有していない。お互い問題はないだろう。それよりも、君がシールを大切と言ってくれて嬉しかった。あとで100枚ほど届けさせよう」

そう言って…初雪さまは去っていった。

『それよりもって…!!』

キスを「それよりも」呼ばわりされて、小梅の心は複雑だった。

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3話 庶民は反抗する

「この頃初雪さまが庶民の女にご執心って本当?」

初雪さまについて噂する女子生徒たち。そして…登校してきた小梅を見て「あの子よ!!」と皆が小梅を見る。

「地味…」「地味だわ…」と小梅に口々に言う。初雪さまに気にいられて以降、小梅は学園で腫れもの扱いだった。

小梅は初雪さまに平和を奪われたし、その上唇まで奪われてしまった。しかし初雪さま本人はキスについて全く気にしていない…。

そんな時、初雪さまが小梅を誘いにやってくる。「中庭を散歩しないか」と言われ、色々面倒なので「お腹が痛いので…」と理由をつけて断ろうとするが、「医療チームを呼ぼう」と言われてしまい断れなくなってしまった…w

結局一緒に中庭を散歩する小梅。

そんな時、四天王の1人、メガネの柿彦が現れて「庶民には耐えられないだろう」と言いだす。

「初雪さまは気まぐれでお前を相手にしているだけだ。顔を合わせなければ興味も失せるだろう」と言って、全くかわいくないデザインの変な腕時計を小梅に押し付ける。

本人曰く「女好みのデザイン」らしい。その腕時計は初雪さまに反応して音を出すらしく、音がしたら隠れたらいい、とのことだった。

 

教室に戻り、花火ちゃんに「何それ!? デザインひどくね!?」とデザインについてダメ出しを受けていると

ピーーー! ピーーー!

と大きない音が鳴る。初雪さまが来る、という合図なので急いで廊下に隠れる小梅。教室では、小梅に会いにきた初雪さまがいた。

『これで距離を置けば…そのうち初雪先輩も諦める…』

そう思って過ごす日々…。

 

『今日は1回もならなかったな…お休みかな…?』

と考えていると、テニスをしている初雪さまを観に行こうと盛り上がっている女子生徒をみつける。休みではないようだった。

ふと、四天王の1人である花岡椿が近くにいるのが見えて「腕時計が壊れてるんじゃないかと思って…」と時計を見てもらう。

全然鳴らなくなったので壊れたかと思ったが、壊れたのではなく、初雪さまが小梅に近づかなくなっただけだった。

「椿先輩は…普通なんですね」

小梅は、椿が他の四天王と違うことに気がついた。そのことを本人に言うと、椿は「庶民の出だからな」と答える。小梅と庶民の出という共通点があり、弾む会話。

2人の会話を…窓から初雪さまが見ていた。

 

『初雪先輩が私に飽きたなら…もうこれも必要ないかな…』

そう思って時計を見ていると…またピーーーっピーーーっと大きな音で鳴りだす。早く逃げなきゃ、と思いつつも動かない足。

そうこうしている間に、初雪さまがやってきて時計の音を止めた。

 

「これを使って、避けていたんだな。僕は、今までずっと君にとって迷惑だったのか」

真正面からそう言われて、小梅は「め、迷惑です」と斜め下を見ながら答えた。

初雪さまは「そうか。誰かに拒絶されるのも、こんな気持ちになるのも初めてだ」と言って、去っていった。

 

この時、小梅は気づいていなかった。王子の心に、王子自身も気づいていなかった火をつけてしまったことに…!

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4話 王子、覚醒する

「迷惑です」と面と向かって言ったことで初雪さまとの関係は終わったかに見えたが…終わっていなかった。

「具体的にどのような点が迷惑だったのか、今後の対策のためにも教えてもらいたい」

と四天王を引き連れて小梅に質問に来る初雪さま。柿彦からのプレッシャーもすごい…。

「面識もなかった上級生にいきなり友達扱いされて教室に通い詰められるとか…困りますし…」と答える小梅。

「それに…!」と付け加えようと思ったが、思いとどまる。

理由を聞いた初雪さまは「時間を取らせたな」と言って、颯爽と戻っていった。これで初雪さまとの関係は終わった…と

 

思いきや

小梅のクラスに、留年したという初雪さまがやってきた。

「クラスメイトとして自然な友情を築こうと思う」と言って隣の席に座り、教科書を見せてもらおうとベタな手を使ってくる初雪さま。

柿彦はショックのあまりに点滴までしている。四天王の良心?とも言える椿が、初雪さまに問いかける。

 

「なんでだ初雪?なんでそこまで平凡な女子生徒にこだわる?」

「なぜだろう。彼女といると心が浮き立つ。まるで空気の色が変わるようだ」

初雪さまの答えを聞いて椿は何か言いかけるが…言うのをやめる。初雪さまは、小梅とカフェテリアでお茶の約束をしているらしい。級友らしく放課後のティータイムを楽しむそうだ。

小梅はカフェテリアで「お願いですから元の学年に戻ってください」とお願いする。

初雪さまとしては自然な形で小梅と接しているらしいが、自然だったらカフェテリアを人払いして専属の人に給仕をしてもらうなんてことは無い…。

 

「同じクラスだろうと無理です。身分の差がありますし、物の考え方も…」と言うと、初雪さまは「何が違う」と食い下がる。

「違うところを一つ一つ教えてくれれば善処する」と言う初雪さまに、小梅はずっとモヤモヤしていたことをぶつけてしまう。

 

「だって私なら事故でもキスしたのに先輩みたいに平然としてられないもん!」

自分で言って初めて、一番何に怒っていたのかを自覚した小梅。

 

初雪さまはまだ動じなかった。

「おかしなことを言う。あれはただの事故による接触にすぎないだろう。君の言うキスとは…恋愛感情が介在する場合の呼称であって…」

まで言いかけて、初雪さまは突然持っていたティーカップを落としてしまう。

 

「そういうことか…!」

そう言って、真っ赤になって口をおさえる初雪さま(ここの顔がすごくかわいい)

そして突然に「失礼する!」と言って帰ってしまった。取り残される小梅には何が何だかわからない。

 

翌朝、鳥がめちゃくちゃさえずっているし虹も出ているし花も咲き乱れている登校風景…。校門をくぐると、初雪さまが立っていたがいつにも増してバラの花びらが多いように感じる。

初雪さまが突然ひざまずいたと思いきや

「吉田小梅くん、どうやら僕は君に恋をしたようだ。ということで交際を申し込みたい」

「な…なんでやねん!!」

小梅にはツッコミしかできなかった…。

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5話 王子、猛攻する

何故か初雪さまから、詩の朗読を聞かされる小梅。どうも初雪さまの気分に合っている詩を聞かされているらしい。

「週末は一緒にマヨルカ島にバカンスに行こう」などなど、初雪さまは恋に浮ついているようだった。小梅がトイレに行くのにも、「エスコートしよう」と言いだす始末。

小梅が廊下を歩いていると、誰かとすれ違わない。校内に人が少ないようだった。

 

「女生徒の大半が心痛で欠席してるのよ。あたしも倒れそう」

と言って、四天王の1人、見た目は女だが名前は鬼ヶ島桃太郎(おにがしま ももたろう)という男らしい名前の人が現れる。手には小梅の靴を持っており、せっせと画びょうを詰めていた。

「あの方の隣には、美と気品を兼ね備えたアタシがふさわしいの!」というが…桃太郎さんは男である。そのことを指摘すると、画びょういりの靴を履かされそうになる小梅。

「桃太郎、それ以上小梅くんをおとしめることは許さない」そう言って現れる初雪さま。

 

「自分がこの学園の人たちと生まれも境遇も違うのはわかってます!満員電車に揺られて登校してくるなんて私だけですし…!」と小梅が言うと、

心底わからない、と言う顔で「満員電車…?」と疑問を浮かべている初雪さまたち。彼らにとって、運転手に送らせるのが常識だった。

 

電車に揺られる小梅。帰宅ラッシュ前に帰りたかったが遅れてしまったので電車はぎゅうぎゅうだった。

初雪さまに言われたことを思い出し、1人赤くなってしまう小梅。

『だめだっ初雪先輩に会ってから調子狂いっぱなし! 地に足つけてひっそり3年間過ごせればいいんだから…庶民は庶民らしく!』

そう決心していると…異様な感覚。痴漢がいることに気づいた。

声を出さなければ、と思うが声が出ない。痴漢しているおじさんは、セレブ校の制服を着ている小梅を見て「ゲームか何かなの?」と話しかけてくる。

 

目に涙を浮かべながら「チ、チカン…」とつぶやくことしかできない。

「無礼な輩だ、恥を知れ」

そう言って、痴漢の腕を取り小梅を助けてくれる初雪先輩。電車の中だがバラの花びらが舞う。そしてSPの方々も乗っていたのか痴漢を引き渡す初雪さま。

満員電車故に、壁ドンのような体勢になり恥ずかしくなってしまう小梅。しかし初雪さまは気にしていないようだった。

「これからは送迎の車を出そう」という初雪さまに、「これが私の世界ですから」と譲らない小梅。

 

「君は頑固者だな。ならば僕は、君との生まれや境遇の差を経験と理解で少しずつ埋めていこう」と言ってくれる。

駅で降りると、SPの人が初雪さまのために車を手配しているようだった。

初雪さまの髪が乱れていたので「電車で乱れちゃってるじゃないですか」と言って笑って髪を直す小梅。しかしそれだけで初雪さまは赤くなってしまう。

つられて赤くなる小梅。

 

「あの…日曜だったら…あいてますけど…」と、朝の返事をすると、初雪さまは「自家用ジェットの手配を!!」とSPに声をかける。

「いや、近場で! この辺で!!」とすぐに修正する小梅。

小梅は初雪さまと初デートすることになった。

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6話 王子と庶民、デートする

初雪さまとデートをすることになった小梅。いつもは結んでいる髪も、今日は下ろしていた。

「君の暮らす世界を歩いてみたい」という初雪さまの希望で、普通の商店街でデートをすることになっている。

 

「待たせてすまない小梅くん。仕度に少々手間取ってしまった」

そう言って、白いタキシードを着て現れた初雪さま。路地の向こうにはリムジンらしき車も見える。

「なんで正装なんですか! ただでさえ目立つ容姿なのに目立ちまくりですよ!」とついツッコんでしまうが、初雪さまは「つい浮かれてしまってな」と全く気にしていなかった。

SPや四天王は今日はいない。歩いていると、おいしいとお肉屋さんが見えてくる。ここのコロッケはおいしいと評判だった。

「路上で食べるのか!給仕いらずだな!」と妙なポイントで感激する初雪さま。すると、お肉屋さんのおばちゃんが初雪さまがイケメンだということで「ハンサムだからおまけしてあげるわ!」と言ってくれる。

バラを散らすキラキラした微笑みで「お心遣い感謝します…」と言うと、近隣のお店からあれもこれもと、たくさんもらう羽目になってしまった。

 

買い食いは初めてだという初雪さま。いつもは毒味役までいるらしい。

「食べます? 毒味したけど大丈夫でしたよ。…な~んて…」と、小梅は照れながらも食べかけのコロッケを初雪さまに分ける。

初雪さまも、照れつつコロッケを食べる。

「う、うむ…美味だ…」

 

それから、2人でゲームセンターに行ったりアイスを食べたりとデートっぽい時を過ごす。

デートの楽しい時間を過ごしていると、街角で椿先輩がバラを持って歩いているのを見かける小梅。そのことを初雪さまに伝えると、「椿はこの辺りに母親が住んでいるからな」と教えてくれた。

聞けば、7歳まではこの近くで住んでいたらしい。椿先輩は初雪さまにとって気負わず話せる友人の1人らしかった。

 

かわいいぬいぐるみを見て、初雪先輩に話しかけようと振り向くと…そこには初雪先輩はいなかった。路地が入り組んでいるのもあってはぐれてしまった小梅。

バラの匂いを頼りに探していると…椿先輩とばったり出会う。

バラの花を一輪持っているので「お母さんに会いに行くんですか?」と聞いてみる。

今日は椿先輩のお母さんの誕生日らしく、小さな頃に「カーネーションはいらない。バラの花一輪で良いのよ」と言われたことがあり毎年あげているようだった。

しかし「もう10年会ってない。玄関の鍵すら開けてもらえない。俺は妾の子だったんだ」と告白する。

 

椿先輩を手放して以来、顔を合わせないという約束らしい。「向こうも俺の顔なんて覚えてないだろう」という椿先輩に

「あ、会いましょうよ…今日は。お母さんだって本当は会いたいはずですよ」と小梅は勇気を出して言葉にする。

「初雪が探してるだろ。早くいけよ」と笑顔で言われるが、小梅は引かない。

「できるだけ厄介なことに関わりたくないですよ…でも!小心者だから!知ってしまったのに素通りはできないんです…!」と伝える。

それを聞いて吹き出してしまう椿先輩。

2人は、椿先輩の家に行くことになった。

 

ピンポーン、とチャイムを押し「おそばの出前でーす」とありがちなウソをつく小梅。もちろん「取ってませんけど?」と返されるが、そこは「伸びます~~!」と緊急のような声を出してなんとかスルーする。

椿先輩のお母さんが「あなたね…」と呆れて戸を開けたところで、「息子さんに会ってもらえませんか!」と言って戸をがっちり止める小梅。まるでセールスのようだった。

「もう会ってもいいじゃないですか」と小梅が言っても、椿先輩のお母さんは「私の人生はあの子にとって妨げにしかならないのよ」と全く会ってくれそうにない。

 

「あなたにはまだわからないのよ」と言われ、小梅は「そんなこといって、人の命なんていつどうなるかわからないんですよ?私の両親は…」とうつむく。

それを見て、お母さんも「両親は…?」と続きを知りたそうだ。

 

「もちろん元気でぴんぴんしてますけど」

そう言って、力が緩んだ戸をガラガラ~っと開けて椿先輩たち親子を強制的に対面させる小梅。

久しぶりの再会でもすぐに椿先輩の顔がわかるお母さん。どうやら…初雪先輩が毎年「ドキュメントオブ椿」という名前の記録映像を送っているようだった。

初雪先輩の友達思いなところに感動していると、空をたくさんのヘリが飛んでいることに気づく。小梅を探すために初雪先輩が飛ばしているようだった。

 

急いで椿先輩の家を離れる小梅。

椿先輩のお母さんは「椿も、もうかわいい彼女ができる年になったのねぇ」と感慨深げだ。

椿は「あの子はそんなのじゃないよ…」と少し赤くなりながら答えるのだった。

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7話 庶民は動揺する

登校して、花火ちゃんに初雪先輩とのデートについて聞かれる小梅。正直に商店街をデートしたことを伝えると「老夫婦みたいだね」と言われてしまう。

生徒が何やら掲示板を見て騒いでいるので2人で様子を見に行ってみると…なんと校内新聞の周りにマスコミが集まっていた。先生たちがマスコミに「部外者は立ち入り禁止だ!」と言って前をふさいでいる。

話題の校内新聞を見ると…「吉田小梅と白昼堂々デート!」という見出しで、写真が出ていた。更に初雪先輩のコメントには「力強くYES」と答えたとある…。

 

小梅は早速、初雪先輩に抗議をしに行く。ピアノを弾いていた初雪先輩は、きれいな調べを演奏しながら、

「順調に交際を続けている以上、視野に入れるのは当然だろう」

と言いだす。

「順調な交際」という言葉に違和感しかない小梅。初雪先輩は、「キスをし、愛を語りデートを楽しみ…順調な交際だと思うが」と微塵も疑問に思っていない様子。

そもそもキスも、初雪先輩は始めは「ただの粘膜接触」と言っていたし、デートくらいは誰でもする。

初雪先輩は、商店街を歩いただけなのに「小梅くんは誰とでもあんなことをするのか?」といかがわしいことのように小梅を問いただす。

 

「どうやら若干の認識の誤差があるようだ。僕と、君は、交際…していない?」

「してないです」

 

ほぼ即答する小梅。その答えを聞いて、初雪先輩は「新聞部に記事の修正をお願いしてくる…」と言って力なく去っていった。

 

その後、初雪先輩のことを気にしながら授業を受けていると…体育の授業の合間に網の外からマスコミに声をかけられる。

話題はやはり、「一文字初雪くんについて」だった。「高校生らしく恋の噂とか無いのかな?」と小梅に聞いてくるマスコミのおじさん。小梅は「さぁ…」とはぐらかす。

マスコミのおじさんは、初雪先輩のことを「お高く止まって周りを見下してそうだよねー」とわかったようなことを言う。小梅はすぐに反論した。

「そんな人じゃないです!初雪先輩は、真面目で純粋な人です。そんな人じゃありません!」

この一言で、小梅もファンだと認識されてしまったようだったが、先生にみつかったことでマスコミのおじさんも去っていった。

 

「初雪さまが傷ついている…」と、ボロボロな柿彦に言われて初雪さまを探す小梅。途中で椿に会い、椿から「南校舎にいる」と情報をもらい南校舎に向かう小梅。

初雪さまが交際を否定したことで、また周りに女子生徒が集まっていた。

人垣の間から小梅をみつけたのか、初雪先輩が小梅の方にやってくる。

 

「君ともう一度話したいと思っていた…。だが上手く伝えられる言葉が見つからず悩んでいた。僕は…君が誰とでもするわけではないことをしたい」

「言い方考えてーーーーー!」

 

とてもいかがわしいことをするかのように小梅に告白する初雪先輩。そんな言葉を聞いて、周りにいた女子生徒が次々と卒倒する。

初雪先輩はそんなことを無視して「ここは騒がしい、こっちへ」と小梅をどこかへ連れ出そうとする。

しかし止まらない周囲。

「待ってください初雪様!」「地味女どっか行きなさいよ!」「おのれ吉田!おのれ吉田!」

マスコミも学校の中に入り込んで、更に混乱する。

「痛い!」「押さないで!」「一文字くん一言!」「初雪さま!!」

 

「うるさい!ついてくるな!!」

 

初雪先輩が振り向きざまに大きな声で怒る。あまりに突然のことに、みんな後をついていくのをやめて2人を見送った…。

 

「ちょっと、大丈夫なんですか?学園のカリスマがあんなことして…!」

と小梅が止めるが、初雪先輩は歩き続ける。止まったかと思うと、カーテンの中にバサっと入り、カーテンに隠れてキスをする。

「これは、純然たる愛のキスだ」

 

小梅は赤くなって動けない。

『とんでもない人につかまってしまった…』

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王子が私をあきらめない! 1巻 感想

普通系主人公に迫る超ハイスペックイケメン

少女マンガで最近増えている系の展開だよね。ラノベが異世界転生で盛り上がっているなら、少女マンガは「普通の女の子が急にモテる」ってのが流行っている…はず。

もしかしたらずっと流行っているかもしれない…!w 主人公がハイスペックで相手もハイスペックだと「ですよね」感が強くて応援とかじゃなくなるんだよね。

主人公にどれだけ感情移入できるか、というのが少女漫画には大切なのでは…! とか批評家ぶったことを考えてしまう今日この頃。

主人公の小梅ちゃんと、油田もくれてしまいそうになる初雪さまの話。初雪さまの見た目が完全に「星上くん」なんだけど、もうそこはスルーしよう。大丈夫!!w

こーいう漫画って主人公が嫌われたら終わりだと思うんだけど…小梅ちゃんは嫌いにならない!

そーいうところが良い!!w ぐいぐい来る初雪さまを迷惑…に思いつつもはっきり否定もできない…と言うなんとも言えない感じにリアルさを感じる。

ネタバレだけで伝わるか微妙だけど、小梅ちゃんの人の良さとか、ちょっとのズルさとかがいい具合で…嫌いになれない。さすがは作者さん!w

柿彦のウザさwww

2巻で何かしら活躍する気配を感じるけど…柿彦ウッゼ!!w 丸尾くんが大きくなって花輪くんの子分になりました、的な存在の柿彦。

いちいち吹き矢で攻撃をしてくるところが嫌ですねw 同じく四天王の桃太郎…は女の見た目だけど男、というよくわからない感じ。キャラは立っている。てっきり女かと思ったけど実は男というギャグにも恋愛にも発展できるキャラですな。

柿彦が初雪さまを大事にするのはわかるんだけど、もっと小梅ちゃんとのことを応援してあげてよぉ~~、という気持ちにもなる…w

初雪さまのガッツ

今までこんなに否定されたことなかった…とか、今までこんな風に冷たくされたの初めて‥‥という感じで恋に落ちる初雪さま。よくあるっちゃぁよくある展開。

でも否定されても「困ります」とか言われても小梅ちゃんのことをあきらめないガッツさがいいわぁ~w そーいうところ面白いw

留年してまで小梅と一緒にいようとする気持ちが強いw 留年は止められて元に戻ったようだけど、可能でもなかなかできることではない。初雪さまにとって、学業よりも小梅とのこれからの方が大事だったということなのかしら。

ラストのカーテンに隠れてのキスってのも良いよね! 「うるさいついてくるな!」ってみんなに初めて怒ったってのもポイント高し。

そしてカーテンでのキスですよ…!! くぅ~~少女漫画!! これで落ちない奴はいない!!w

照れてる初雪さまの絵とか、とてもかわいい。アサダニッキさんの漫画はハズレが無さそうでいいですなぁ。

椿くんが来そう…

読めば読むほどに椿くんがガンガン来そうだよね。これは、小梅ちゃんのこと好きでしょ!

お母さんと会わせてくれた女の子だし、彼女にしたいと思っているのでは…?これは思ってるよねぇ…w 椿くんと初雪さまとで、小梅ちゃんを取り合う日が来ますな!!w

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