愛さないといわれましても ~元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる~ 1巻 感想・ネタバレ かわ……かわわわわ~~ってなる話

鈴林です。

か…かわいい…!!

ツイッターの広告でちょっとコミカライズの漫画を読み、そのままコミカライズ単行本を買い…そしてこの原作ラノベを買った。

積み本してるのにこういう衝動買いの本の方が先に読み終えてしまえるの何なんだろうか。

いやいやしかしかわいい話だった。

コミカライズとラノベの絵が大きくかけ離れていないのも良い。

愛さないといわれましても ~元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる~ 1巻

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かわ……かわわわわ~~ってなる話

すごくかわいい2人の話だった…。

こういう「あまり気にしない主人公」が超大事にされる話、大好きなんだよね。

「君を愛することは無いだろう」って、ブックライブのCMでよく見る別の作品と重なったけれどもこういう始まりは流行りとかあったのかな。

「印象最悪!」からの「溺愛」ってよくあるけれども、面白く仕上げるのはそれはそれで大変よね。

アビゲイルの前世が「元魔王」というのも始めは

鈴林

設定盛りすぎやん???

と思ってしまったけれども、読み進めていくと確かに必要な設定だった。

「自分は生きている1人の人間である」という意識そのものがあまりない、というのはこの物語において必要なことだわ。

ロングハーストでのアビゲイルの扱いがちょっとずつ明かされていって、アビゲイルの代わりにジェラルドやタバサ達が怒ってくれるのがありがたい。

もしノエル家、というかドリューウェット家にタバサのような人が誰もいなかったら…アビゲイルは人間の優しさを知らないままに生きていったんだろうな、とも思う。

最終的にジェラルドも、ジェラルドの両親も、ジェラルドの上司である閣下もみんなアビゲイルのことを受け入れる形になっていくのも好き。

アビゲイルの素直すぎるところや、食べ物に興味が向きすぎるところなんかにみんなが笑いをこらえきれないところとかとてもかわいい。

ジェラルドの父・母もアビゲイルに優しくしてくれる後半はよりニコニコして読めた。

ジェラルドのツッコミ力はコミカライズだととてもわかりやすかったけど、ラノベでもちゃんとツッコんでて安心した。

元魔王の小さな女の子

正しくは「魔王」と呼ばれていたことを記憶しているモンスター、なんだろうけどもモンスターにしては自我・記憶がはっきりしているから普通のモンスターよりも進化した存在だったんだろうな。

食べないと死ぬような状況で暮らしていたからこそ、アビゲイルとして生を受けた後でも食べ物に固執してしまうものなのかもしれない。

ロングハースト家でもっと愛されて育っていたら、きっとアビゲイルの能力が見いだされて皇室に……とかもあり得ただろう。

ロングハースト家でもっと愛されて健やかに育っていたら、アビゲイルは表情豊かに人と話すことが好きになっていたのかもしれない。

「仕事をしないとご飯をもらえなかった」というのは、継母と義姉によるものだけじゃなくて使用人たちの苦肉の策だったり……したんだろうか。

勝手にあげると怒られるから…とか…?

いやでもロドニーが「主が軽視する存在を大事にしない」と言っていたし、義姉・継母・伯爵がぞんざいに扱っていたアビゲイルを大事にしないか…。

ロングハースト家に対して全く恨みを抱いていないのは、アビゲイルはさらに高みから奴らを見下ろしていたから、なんだよね。

アビゲイルは自分の魔力の強さとかを理解していて、義姉たちより「強い」のを知っている。

強い者が弱い者を虐げると前世のように殺されてしまうと知っているから、義姉たちが何かしてきても無視できたしマジで気にしないことができた。

この「強者だから弱者を気にしない」というのって…自分で例えると何だろう……。

虫が家に入ってきただけで「チッ!」と思ってしまうから、虫以下で例えないといけない。

雑草……とか…?

それも「家の敷地内には生えてるけど、そこまで深く意識してない雑草」って感じ?

もうそれくらいのレベルじゃないと「何言われても気にしない」くらいにならないかもしれない。

よくツイッター(エックス)で出てくる「気にしないようにしよう!」とか「相手はうんこを我慢してるのかも!」とか、意識を変えようとかそんなレベルじゃなくって

「マジでどうでもいいと思ってる」

って相当下に見ていないとできないことだよね。

対等な相手には決してしないことだよ。

強さに敏感? だからこそジェラルドのことはスッと受け入れることもできたんだろうな。

そういうところもかわいい。

将軍閣下に会った時に「旦那様よりつよいにんげんはじめてみました!」と興奮するのも、判断基準は基本「強い・弱い」だからなんだろうな。

魔王として生まれ過ごしたことがアビゲイルの良さにも繋がってるところが…良いよね。

自分のことに無頓着であったりするキャラ好きだから、理由付けがしっかりしていて良い!!

いざという時に身を挺するところも良い

アビゲイルは普段はそんなに人のこと気にしてないんだけど、アビゲイルを大事にしてくれる人たちを「大事にしたい」と思えるようになっていく過程もめちゃくちゃ良い~~~~~~!!!

ジェラルドがアビゲイルを「ピヨちゃんのようだ」と大事に大事にしていくのももちろん良い!

魔王だった時の知識・経験を使ってドリューウェット家の領地を守ろうとするアビゲイルはただ「褒められたい」だけなんだけれども、そのきっかけにしてはしていることがマジでデカいんだよな。

素朴な疑問があります、って感じですごいこと聞いてくるところもかわいい。

ドリューウェット家の領地で、義姉のナディアが魔物を呼ぶ枯草だかを持っているシーン緊迫してた。

狂った魔物が街にまとめてやってきてしまうなんて、災害以上の何物でもないだろう。

タバサや旦那様を守るために、生涯で初めて魔法を使おうとするアビゲイルかっこいいんよ。

その代償として鼻血が出まくってしまって倒れる…というのも含めてこういう展開とても好きだから本当にありがたい。

過度に「自分のことを大事にしてない」表現があると萎えるものだけれども、この作品は気持ちいいとこちゃんと踏んでってくれるからありがたい。

かわいさ溢れるラノベ

マジで読んで良かった~~~~!

衝動買いしてすぐに読むことにしたけれども、すらすらと読めて読みづらさも全く感じなかった。

挿絵は少ない方かもしれないけれども、コミカライズの雰囲気を覚えていれば「こいつ誰だ…!?」ともなりにくいと思う。

というかマジ、コミカライズと原作の大きな落差が無いので「どちらも良作」と感じられる良いものだった。

作者さんのあとがきがびっくりするほど少ないのは驚いたw もっとあっても良かったかも…しれない!

表紙とか挿絵観る感じだと「ジェラルドはロリコンなのではないか」という疑惑も生まれるが、ロリが好きなのではなくアビゲイルが好きなんだと思うぜ!!!

2巻も買ったから読むの楽しみ!!

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後々その有難さを感じることになる…!w

ラノベも漫画もエロいのも大体なんでも揃ってるので、欲しいものはほぼここで買えるはず。

ラノベは特に本で揃えると重いし場所取るから電子書籍で買うのが良い!

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