鈴林です。義母と娘のブルース Finalの感想とネタバレを書いていきます!
これは、実質2巻目ってことでいいのかな? あえて1巻2巻とせずに、Finalとしたのにも理由がありそう。これからも続いていくって感じを無くしたかったんだろうか。

2011年とか2012年くらいに発売されたらしいけど、今読んでも色あせることの無い面白さを感じる。
だからこそドラマ化にまでなったのかしら?

このFinalでは、もう良一は出ないけどそれでも面白かった。

義母と娘のブルース Final ネタバレ

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義母と娘のブルース Final ネタバレ

始まるパート勤務とみゆきの恋愛事情

宮本亜希子(みやもと あきこ)、元キャリアウーマンで現在はパン屋のパート勤務。

亜希子は今日もパン屋で元気に働いている。元キャリアウーマンだけあって、計算もレジいらずだった。

「ありがとうございます! 351円です!」
「いつも計算早いねぇ。でも今日は間違ってるよ」

そんな亜希子も料金を間違ってしまう。そのことを常連のお客さんに指摘されるが…
「あっあらやだ私ったら…原価で計算しちゃってました」

と亜希子。店長がすぐに計算すると、ほぼ合っていた。元キャリアウーマンの亜希子は、ミスも優秀だった。

パン屋の店長は、大企業で部長だったという優秀な亜希子がどうしてウチのようなパン屋でパートをしているのか不思議だった。

『人間関係か…?』
と思ってしばらく亜希子を見ていると、レジ下に落としたお金を拾うところだった。が、立ち上がろうとしたところで、レジに頭をぶつけてしまっている…。
『何かドジったのかな…』 と店長は思った。

『もしや何か魂胆があってこの店に入り込んだ…?』と考えていると、
亜希子から「見つけましたよ…! この! ゆがんだパン!!」 とゆがんでしまっているキャラクターのパンをドン! と置かれる。

亜希子の説教が始まったが、何か魂胆があるわけじゃないとわかり、店長はほっとした。

 

仕事中、ふとため息をつく亜希子。店長が理由を聞くと、娘と大ゲンカをしたことを思い出していたらしい。話を聞けば「バカ」とか「ズレてる」とか言われたと亜希子は言う。

店長は「それはひどい」と亜希子を庇おうとすると、亜希子からは「私、とても嬉しかったんです」と予想外の言葉が飛び出た。

 

「娘は死んだ夫の連れ子なせいか、私に遠慮したところがありまして。昔は欲しいお菓子も買ってと言えない子だったんです」と亜希子は言う。初めて全力でぶつかってくれたようで嬉しいようだった。

そんな亜希子を見て、何か裏があるのでは…と疑ってしまい、店長は申し訳なくなった。

 

昨日の夜…みゆきは亜希子に「相川くんに映画に誘われたけど、その日はどうしても行けないの! どう断れば感じいいのかな?」と相談されていた。

亜希子は「任せなさい!」と言って…企業のメールのようにお堅い文章を教えてしまう。高校生がデートの誘いを断るのに「誠に心苦しいのですが…」と使うとどうなるか…。

相川くんからは「嫌なら嫌って言ってくれたほうが楽なんだけど」と怒りの返事が届いてしまった。

「嫌われたらどうしてくれるの! やっぱり義母さんはズレてるよ!」とみゆきは怒って部屋にこもってしまう。

亜希子は謝るが、どうすれば許してくれるかみゆきに聞いても「自分で考えて!」と何も教えてくれない…。考えた末、亜希子は…

「あの…始末書を書いたけど…」と紙を持って、みゆきの部屋の戸を開けるが、「そーいうところがズレてるの!!」とまた怒られてしまった。

 

その話を聞いて「なんだか微笑ましい母娘だなぁ」と笑いだすパン屋の店長。亜希子は仕事と勉強ばかりだったので、恋愛相談に乗ってあげられないのが辛いようだった。

店長は「では、恋愛相談はオレに任せてくださいよ。けっこう経験豊富なんですよ」とキメる。しかし亜希子は、苦手なものを見るように構えてしまうのだった…。

 

「ただいま」帰って来たみゆきに、改めて亜希子が謝ろうとするとみゆきが少しずつ話し出した。

「よく考えたら…相談したのはあたしだったのに、怒っちゃって…不適切な表現がありましたことお詫びいたします!」と頭を下げた。亜希子は、みゆきもズレていることをしみじみ感じた。

 

みゆきはその後相川くんに説明すると、わかってくれたらしい。

「義母さんにはただでさえ迷惑かけてるのに…迷惑かけて」と言いかけると、亜希子がそれに被せて「私が本当の母親じゃないから遠慮するのかしら?」と言うと、真っ赤になってしまうみゆき。

 

「わ、わかった。遠慮しない!だから昨日のことは…くすぐりの刑で許してあげる!」そう言ってみゆきは亜希子の身体をくすぐり出した。

亜希子が笑いながら「あはは…みゆ…やめ…!」と言っても、みゆきは笑いながらやめようとしない。

その後…今後は亜希子が本気で怒って、部屋にこもってしまった。『これはこれで遠慮のない関係かな?」と感じるみゆきなのであった…。
*******************
ある日、みゆきが珍しく机に向かっているのを目撃した亜希子。みゆきはハチマキまでつけていて、気合を感じさせた。
亜希子は『こ、こんな時は私がサポートしなければ!』と思い、色々と用意して部屋に入ろうとするが…

「こーいうのはちょっと違うか…」
と言いながら、ハンカチでほっかむりをしているみゆきを見て、亜希子は期待した自分を後悔した…。

みゆきは、以前ヒロキが落としたハンカチをどうやって返そうか悩んでいた。ヒロキとは小学生のころに絶交して以来ずっと話していない。

色々と考えたがどうにも失敗する未来しか想像できないみゆき。

「さっきから何を悩んでいるの?」亜希子にそう聞かれて、「気まずい人に物を渡さないといけなくて…」とヒロキのことは伏せて相談する。

すると亜希子は良い方法があると言って、「内容証明郵便の出し方はこうよ!!」とやり方を伝えようとしてくれた…w
さすがにそこまでは気まずくない、と義母を止めるみゆき

ヒロキとはよくバスで一緒になる。昔のことを思い出すと、どうしても絶交された時のことを思い出すみゆき。
『そういえば、なんで仲直りしたいんだろう。もう近寄らないって決めたのに…』

混雑したバスでヒロキの後ろに立つが、どうにも話しかけるきっかけがつかめない。みゆきは、ハンカチをヒロキのカバンに結び付けた。
『私の…いくじなし!』

体育の時間に全力を出しすぎているみゆきに対して「今日はやけに荒れてるわね」と気づく友達。

「幼稚で、何一つ踏み出せない自分に腹が立って…」とみゆきはヒロキとのことを話すと、友達は「あぁ~相川くんのことね」と勘違いする。

しかしみゆきは、この言葉でやっと相川くんのことを思い出したのだった…。

「相川くんは今好きになる努力をしてるんだよ!」というみゆきに対し「それを生殺しっていうんだよ」と注意する友達。

「ほぼOK」というみゆきに、「じゃあキスもOKなの?」と聞くが、みゆきは「スレスレ触れない距離なら…」とひどいことを本気で言い出したw

「それを生殺しっていうの!!」

友達に言われたこともあり、「来週にははっきりさせる!」と意気込むみゆき。

相川くんの良いところを見ようと、友達と2人で相川くんを凝視するが…相川くんは見られているせいで緊張して失敗ばかりしてしまった…。

ヒロキは、カバンに結ばれていたハンカチについて友達と話したことを思い出していた。
友達は「エレガントな大人の女性だ」「ロマンチックだー」と夢を見ていたが、ヒロキは違うと思っていた。

「いや、親切だが抜けている女に違いない! リボンが縦結びだ!」
それを言うと、友達も「あ~…」と返す言葉がなくなってしまう…。

抜けてる女、ということを思い出し一緒のバスのみゆきをチラっと見るヒロキ。どうやらみゆきは後ろに立っているおじさんに痴漢されているようだと察知する。

みゆきに気づかれぬように、そのおじさんを遠ざけ退治するヒロキ。顔を合わせてはいないが、みゆきも「助けられた」とわかったようだった。

「あ、ありがとうございます…。」
そう言われて答えようとする。『今話しかければ、また昔みたいに…』と考えたが、ヒロキは言葉を返すのをやめた。

『今更そんなこと無理…か』

 

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相川くんは意を決して、みゆきに告白の返事を確認する。

「僕を好きになる努力をしてくれてるんだよね…? それ…そろそろどうなったかな…?」
「そのことだけど…私やっとわかったの…。そもそも人を好きになるってどういうことか、わかってないって…わかった!!」

「!?」

人を好きになるというのはどういうことなのか、人生の先輩でもある亜希子に聞いてみることにしたみゆき。

「あの、義母さん…私と…コイ…コイ…!」と言い出そうとすると
「コイコイコイ! きたー! 指値で買えた!!」
亜希子PCで株を買っている最中だった…w

「私とコイバナがしたい?」
良一との馴れ初めを聞きたいというみゆき。「軽く話していいから!」と言われ亜希子は話し出す。

「10数年前の花見の季節…場所取りの新入社員の足取りは重く、まるで米俵を担ぐように砂砂利を…」
「か!る!く!!」

そんな雰囲気の中、良一は1人太陽のような笑顔で場所取りをしていた。
亜希子が「どうしてそんなに笑っているの?」と聞くと、「仕事しないで美しい景色を見ていられるんですよ! 気持ちいい!」と明るく答えたらしい。

「私、その時から良一さんのこと気になってたの…」という義母に期待を寄せるみゆき。

「入社8年目で何やらされてるんだろうって…!」

亜希子は、鬼部長と呼ばれてはいるが社員からは慕われていた。
良一が亜希子の方を見ると、宴会芸をねだられている。
亜希子は「今日はソレ仕込んでないのよ。代わりに、アレやっちゃう!」と言って穴を掘りだした。

「究極土下座!」と言って、穴の中に頭を入れて土下座をしだす。亜希子の会社ではバカウケだった。
「出た! 本当に土の下!!」

『いや、鬼だ! 仕事の鬼だ!!』良一は異名は伊達じゃないと気付いた。

亜希子は良一と出会った当初は恋愛なんてできないと思っていた。
自分たちが恋に落ちたのは結婚してからのこと。これはまだまだ、みゆきには言えないな、と思い「これ以上はナイショ!」と濁したのだった。
亜希子のコイバナが一応終わったので、今度はみゆきの番だ。

「今気になる人がいるんだけど、いい人でかっこいいというのと好きな人というのは、違う気がして...。
自分の気持ちがわからないの。
次男で、親は公務員で将来有望で文句無いのに...!

というみゆきに、意外な計算高さを垣間見る亜希子w

亜希子は笑って
「気づかない内に好きになってる、というのもあるのよ。私がそう。気づいた時にはもう...なんてこともあるし、早く気づきなさい。」

そう言われ、みゆきは『相川くんが好きなのかも...』と思い始める。
しかし亜希子は「ヒロキくんでしょ?」と別の人を思い浮かべているようだった。

理由を聞くと、良一のお葬式でのことを教えてくれる亜希子。
「あの子は誰よりみゆきを見ていてくれたもの」と懐かしむ。

『ヒロキくん...絶交してからも心配してくれて...!』
みゆきは「ありがとう義母さん!わかった気がする!」と言って飛び出していった。

しかし亜希子にはその自覚は無かった。

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ヒロキとみゆき、そして店長と亜希子

みゆきはヒロキに話しかける事に決め、必ず通るだろう道でヒロキを待つことにする。

小学校以来なので、キレイになったと思ってもらえるように身だしなみを整える。
しかし...やってきたヒロキは全速力で走り抜けていく。

仕方なく走って追いかけるみゆきだが、せっかくの準備は全て無駄になってしまった....w

小学校の頃と比べて足の速くなったヒロキ。そんなヒロキを見て『大人になったんだな...』と感じるみゆき。

しかし走っていた理由が「電車との競争」だったと知って『まだガキ!!』とその考えを否定するのだった。

走るのも限界になってきたみゆき。呼びかけようか、しかし無視されてしまったら...!と考えていると、ヒロキがふと立ち止まる。

それは、亜希子が働いているパン屋の前だった。

『ヒロキ君が優しい人って知ってたはずなのに...今も義母さんのこと見守ってくれて...!
私が、私が好きなのは...!!』

「ヒロキ君!!」
走ってきて髪はぐちゃぐちゃ、泣いてしまって顔もボロボロになってしまったみゆき。

しかしみゆきはやっとヒロキに話しかける。ヒロキもみゆきの声で振り向いてくれた。

亜希子が働くパン屋の前で立ち止まる2人を、亜希子と店長が見守っていた。

「あ、あの...おは、よう...!」
あいさつをしただけで感極まって泣いてしまうみゆき。

そんなみゆきを見て訳がわからず困惑する亜希子と店長....。

ヒロキは唖然としていたが、みゆきにつられて泣いてしまう。しかし笑顔で「おはよう」と返す。

「あいさつだけで2人とも泣いてますよ!?」
「大丈夫かしら!?」
見ている大人2人には全くわからないことが、目の前で起こっていた。

「なんで...ごめん、涙止まんない...話しかけるの久しぶりすぎて...緊張して...」
みゆきは泣いてしまう理由をヒロキに話す。

「バカ! オレ緊張するような人間じゃねーし。中身なんも変わってねーよ」
そう言って軽くみゆきの頭を小突くヒロキ。

2人はそのまま走って学校に向かって行った...。そしてそれをパン屋の窓から見ていた亜希子と店長。

「オレ...初めて萌えって何かわかった気がする...!」
キュンとしている店長。そして、自分とのコイバナをきっかけにして仲直りした2人を見て亜希子は楽しそうに話しだす。

「なんか、いいですよね。自分の想いが下の世代に伝わるのって...。とっても幸せなことですよね!」

笑いかけられた店長は、そんな亜希子にキュンとしてしまう。

『何これ...早くも人生2度目の萌え?』

*******************

ヒロキと仲直りすることができたみゆき。ヒロキと小学生の頃のように過ごせる喜びをかみしめていたが…。

みゆきに告白した、相川くんの存在をすっかり忘れていたのであった。ヒロキと一緒に登校しているみゆきを見て、愕然とする相川くん…。

 

みゆきに告白した相川優(あいかわ ゆう)は今までの事を整理してみた。

相川くんが告白すると、保留にされ、良い雰囲気になるも「好きってどういうことかわからない」と言われてしまう。そして今…何故か男とラブラブになっている!

彼は彼氏なのか、一体誰なのか悶々とする相川くん。相川くんはみゆきの、明るい笑顔や難しいことはすぐに忘れてしまうおおらかさ…後先考えずに小行動する大胆さが好きだった…。

しかしそれらを思い出して、なんとなく悟ってしまった。

 

「天気が良い日は踊りたくなるね!」 教室で楽しそうに黒板を消すみゆきを見て、なんとか落ち着かせようとするクラスメイト。

みゆきはそのテンションのまま、相川くんに挨拶するが…

「ひどいことしておいて、楽しそうだね。彼氏がいること、一言くらい言ってくれればいいのに!」と言われてしまう。それを聞いて詳しく聞いてくるクラスメイト。

 

相川くんを振り回していたみゆきに怒りもあるクラスメイトは、みゆきを問い詰める。

しかし、相手が「隣の男子校の幼馴染」と聞くと、面白さのほうが勝ってしまうのだった。

ヒロキと仲直りできたことが嬉しくて、相川くんを傷つけていたことをしみじみと感じるみゆき。相川くんに謝るが…

 

「フラれた相手に謝られたくない!」と毅然とした態度で言われ、相川くんを見直す友人たち。

「君が後悔するような男にならないとね!」とみゆきとのことをきっぱり割り切ってくれる相川くん。言ったそばからモテ期が到来していた…w

 

その日の帰り道、ヒロキとはバスが一緒で一緒に帰宅していた。ヒロキから元気が無いことを心配され、学校で失敗してしまったと相談するみゆき。

「暗い顔してたら昔みたいにいじめるぞ」と言われ、昔を思い出していたら段々と腹が立ってきたみゆき。

それをヒロキに伝えると「好きな子ほどいじわるするもんだろ」とポロっと本音を言ってしまったヒロキ。

その言葉を聞いて「ヒロキくん、私たち付き合おうか?」とみゆきは返答する。

「おういいぞ…」と流れで返事をしてしまうヒロキ。みゆきは「やったー!」と喜んで先に走って行ってしまう。

告白の返事があまりにもさりげないものとなってしまったので、「もっとちゃんと…!」とみゆきを追いかけるヒロキ…

 

そして、その様子をパン屋からみつめている亜希子と店長であった…。

「あの子たちどうしていつも店の前でイチャつくの…!」

*******************

亜希子が働いているパン屋の店長、麦田章(むぎた あきら)。

昔はケンカに女…色々やっていた。そんなヤンチャだった店長が今気になっているのは、キレイで真面目でオッサンの入ったパート、亜希子だった。

 

今日はもうあがる、という亜希子に「ちょっと話でもしませんか?」と声をかける店長。『年下の男に誘われて嫌なはずない…!』と思っていたが

亜希子は「えぇ、私も話したいと思ってました」とたくさんの書類を広げだした。

店についての分析を話そうとする亜希子に「オレのこともっとよく知ってもらおうと思って!」と迫るが、亜希子は「私の分析では、大ざっぱでどんぶり勘定。今が楽しければいい楽天家ですね」とズバっと的を射た回答。

 

「このままでは近いうちに倒産です!」と断言するが、店長は嫌なことには目を背けるタイプで話を全く聞いていなかった。

「とにかくウマい物作ればいいんでしょ! つまらない話ならもう帰ってください」と投げやりになる店長。

亜希子は「聞く耳は持たないんですね…パン屋だけに!」と渾身のギャグを披露した。

 

みゆきとヒロキが付き合い出したことで、井戸端会議にもみゆき達の名前が出るようになっていた。亜希子が噂好きの下山さんに「今日はウチなんですか?」と聞くと…公園を指さす下山さん。

そこには、公園でベタベタするみゆき達がいた。噂ではなく事実だった…。あまりにもイチャイチャしているので見ていられない亜希子。

下山さんは「あーなった若者は誰も止められないわ。寂しいだろうけど邪魔しちゃだめだよ」と言って去っていく。

 

亜希子は、モップの水切りに間違って野菜を入れてしまい…部屋中に野菜クズを散乱させてしまう。

しかし、みゆきが帰宅してもそれには全く触れない。亜希子は本当に寂しくなってしまった。

 

亜希子に色々細かいことを言われ、『これ以上ぐちぐち言ったらクビだな…』と考えていた店長だが…書類には「長所:店主のパンに対する情熱は本物」と書いてあった。

*******************

みゆきに彼氏ができてからと言うもの、亜希子とみゆきは全く会話ができていなかった。食事中にもメールしているみゆきを注意する亜希子。

「目の前の私と会話しなさ…」と言いかけると「次の土曜、友達の家に泊まるね」と言われてしまう…。

みゆきが友人と外泊する、ということをパン屋の店長に相談すると「絶対彼氏とだ! やるなぁあの2人!」とテンションが高くなる。亜希子はつい、フランスパンで店長を殴ってしまう。

 

「信用したいのか不安なのか…自分の心がわからないんです…」と弱っている亜希子を見て、『今優しくすればコロっと落ちるかも?』と考える店長麦田。

話しかけようとすいるが…「自己分析あるのみ!!」とよりやる気を出している亜希子を見て、行動を改めるのだった。

亜希子がどんなタイプが好きなのか探る店長。弟系か? と考え「向上心があってスゴイです! 尊敬します!」と言うと…亜希子は肩に手を置いて「うんうん」とうなずく。

店長は格下認定されてしまった…w

 

家に帰り、みゆきに話しかけようとするが…みゆきはいない。友達とご飯を食べてくるという書置きをみつける。それを見て「ずっと私の元にいなさい!」と強く願ってしまう亜希子。

自分の独占欲や依存心に気づき、巣立たなきゃいけないのは自分、ということに気づく。

 

ある朝、ヒロキを見かけた店長は「きみ! いつも店の前でイチャイチャしてるヒロキ君だよね!」と声をかける。

ヒロキに「彼女の義母が、ウチでパートしてるの知ってるよね。その宮本さんが今すごく不安になってる。君と娘さんの交際について…。彼女と1泊するなら…」と話すと、ヒロキは「1泊って…何?」と話がわからないようだった。

 

ヒロキは「まだやましいことはしてません。真剣なので! 将来結婚して幸せにしたいんです! 忠告ありがとうございます!」と元気よく話して去っていった。

店長は、ヒロキにコンドームを渡そうとした自分に悲しくなった…w

ヒロキの純粋で真っすぐな目を見て、自分も真っすぐ、真剣に恋をしてみようと思う店長であった。

*******************

今、パン屋は経営危機だった。店長は亜希子に店を立て直す協力を要請する。まずは…「私を経営統括部長と呼んでください!」と形から入る亜希子。

亜希子は改革として、パンの焼きあがり時間の表示を提案するが却下される。原材料表示も却下。メディアに広告を出すことも却下…。

「良いモノさえ作れば売れると思ってませんか?」と聞くと「普通そうでしょ!」と答える店長。2人の意見は全くかみ合わなかった。

「恋愛でも、愛してるって言わなきゃ伝わらないでしょ!」と言うと、店長も「それならわかります…」と、やっと意気投合できそうになる。

 

みゆきは、ヒロキに怒られた。ヒロキから「お義母さんと喋ってないなんて! もっとコミュニケーション取らなきゃ!」と言われてしまっていた。

ヒロキと付き合えたことで浮かれていた自分に気づくみゆき。パン屋を通りがかった時に、店長ととても楽しそうにしている亜希子を見てしまう。

2人は微妙にズレているが、とても楽しそうだった。

 

「先代…お父様はどうしてるんですか?」と亜希子が聞くと、腰を痛めて引退したという店長。

「オレが店を継ぐって言ったら大反対でした。オヤジはレシピをくれなかった。それでこのザマですよ。」と言うと亜希子は店長の手をグッと握って

「じゃあ先代を越えるパンを一つ作ってください! 私はそれを売ってみせます!」と宣言する亜希子。

店長は、最高傑作のパンを作ること決める。そして、父親を見返し…『宮本さんにオレの気持ちを打ち明ける!』と心に誓う。

 

家に帰った亜希子に、「店長さんとイイ雰囲気!」と店長とのことをさりげなく聞いてみるみゆき。しかし亜希子は「やっぱり好きみたい…やりがいのある仕事が!!」とズレた答えが返って来た。

 

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みゆきの彼氏、ヒロキが遊びに来た。緊張した亜希子は「付き合いも認めて欲しくば私を倒しなさい!」と勝負をもちかける。

2人は、将棋で勝負することになった。将棋は亜希子が一番得意とするもの。取引先ともよく指していた亜希子は、相手の先を読み活かさず殺さず手玉に取っていた。

「あれ…っ勝った」しかし、亜希子は昔のクセで接待将棋をしてしまい…負けてしまったw

 

「自分より強くないと娘は渡さん!」と良一がよく言っていたとヒロキたちに伝える亜希子。

ヒロキはそれを聞いて「生きていたら戦いたかったです」と写真に向かって頭を下げる。すると、写真立てごと倒れてしまった…。

「パパ、写真になっても超弱い…」とみゆきが言ってしまう。

 

みゆきと勉強していたヒロキだったが、みゆきが疲れて寝てしまったと帰宅するようだった。

「これからも娘をよろしくね」とあいさつすると、「俺はみゆきと結婚して、亜希子さんも守ります。将来のことは心配しないで…」と言うと

「はぁ!? 勘違いしないで! 私は老後のためにみゆきを育てたんじゃないわよ。自分の面倒は自分でみます!」と力強く返す亜希子。

ヒロキは昔と同じような悪ガキ顔で「それ、よぼよぼババアになってからもう一度言ってください」と言って帰っていった。

 

パン屋店長は、亜希子が喜ぶパンを作りたいと悩んでいた。そんな時、ヒロキが店にやってくる。ヒロキに亜希子の好きな食べ物を聞くが、

「今日宮本家にあったのは…いくらのしょう油漬け、エイヒレ、柿ピー、子持ちシシャモ…」というパンに使いづらいものばかりだった。

 

亜希子の好みを聞いてくる店長に察しがついたヒロキ。店長も「好きになって悪いかよ」と恥ずかしそうに答える。

ヒロキは、店長が元ヤンだからこのパン屋には近づくなと言われていたことを伝える。店長は、今は真面目だとわかってもらえるようにまずは近所のゴミ掃除から始めることにした。

 

「店長さんと亜希子さんの事、応援します!」

「じゃあ今日から俺達は、義父と息子…だな!」

店長の恋

亜希子の昔の仕事仲間に頼んでスタンプカードを作ったり、花を飾ったり…という努力の結果、売り上げはついに黒字化した。亜希子を誉める店長だが、亜希子は「私の力は微々たるものです」と謙遜する。

亜希子は「本当に何もしてないの!」と強く言う。「噂好きの下山さんに…ちょっと話したくらいで…」事実を知って、驚く店長。

下山さんは、ふと店内に入り試食を食べる…。

店長に「腕、上げたね」とだけ言い帰っていった。「よくわからないけど、すごい人」というのは亜希子談。

 

亜希子と店長の仲を応援しているヒロキ。みゆきからもらった情報を店長に伝えるために店にやってきた。

「付き合ってる人はいないけど、毎日電話がかかってきてるって。夜、乱れた格好で帰ってくることがあって…お腹には顔が描いてあることも多いって」と伝えるヒロキ。

「他に付き合っている人がいる…!?」 と焦る店長だったが、顔に絵が描いてあると聞いて「腹芸…!?」と察しがつく店長。

「このパンが成功したら、彼女に告白しようと思う!」と宣言する店長。「腕に名前を彫ってもいいと思ってる!」と熱く語る店長に、「そーいうところが合わないんだよ…」とそれとなく止めるヒロキ。

 

店長が亜希子の事を想っていると聞き、応援することに決めたみゆき。早速亜希子の様子をメールでヒロキに伝える。

『四角い紙を見てニヤけてる。パソコンに何か打ち込み出して…急に踊り出した…』この様子を聞いて、さっぱり訳の分からないヒロキ。

みゆきもわからなかったので、亜希子に聞いてみると「宴会芸の練習」だという。先ほど見ていた四角い紙も、昔の仲間の名刺のようだった。

「私パン屋が成功したらパートを辞めて、経営コンサルタントになるって決めたの!」

と嬉しそうに語る亜希子。

 

『店長…失恋決定!?』と驚くみゆき。

*******************

店長が開発した新作パンが空前の大ヒットになった。店長のパンが世間に認められ、TVの取材までやってきている。

アナウンサーは「ヒットの理由は…パート主婦、宮本亜希子さんの経営戦略でした!」とカメラに向かって話している。

『え! オレの…オレのパンは!?』と複雑な気持ちになる店長。

アナウンサーは、亜希子について取材を続けている。店長は『そりゃ宮本さんがいなかったらここまで売れなかっただろうけど…俺だって…!』と思ってしまう。

しかし亜希子は「当たり前のことですが、店長のパンが世界一おいしいからです!」と店長をカメラの前に引っ張り出す。

亜希子の優しさに嬉しくなる店長だった。

 

午後にはパンが完売。「お祝いにコレいかない?」と何かを飲むような仕草をする亜希子。店長は飲みに行くものかと思ったが…亜希子たちが向かったのは、ファミレスのドリンクバーだった。

ヒロキの元に店長からメールが届く。パンが成功したら亜希子に告白する、と言っていた店長。「もしかしてこれから…!?」と思い聞いてみることになる。

すると「そうだな! 今がチャンスだしキメちまおうかな! 祈っててくれ(笑)」と返信がきた。何故かみゆきとヒロキはあわててしまうのだった。

 

『告白宣言したら緊張してきた…!』とファミレスで1人緊張する店長。

亜希子に「居酒屋のイメージがあったんですけど…」と話を振ると「今日はお話があったので」と返ってくる。話があると聞いて、『亜希子も自分を…?』と考えた店長だったが亜希子が差し出したのは辞表だった。

 

「私、経営コンサルタントになります! 既にお話もたくさんいただいてて!」と楽しそうに話す亜希子。

そんな亜希子を見て、「そ、それはすごい。頑張ってください…」と当たり障りのない言葉しか返せない。

『バカ! いつもの強気はどうしたんだよ! 押せよ! 強引にキスでも…』と考えるが行動には移せなかった。

『俺が俺でなくなるなんて…ホント、初体験だわ…』

 

店長から「怖くて何も言いだせなかった」と返信が来て、困惑するヒロキ。一緒にいるみゆきも、店長をなんとか応援しようとアレコレと策を考える。

そんな時、亜希子が家に帰って来た。ヒロキとみゆきが、「店長は何と言って告白するべきか」と騒いでいるのを聞いて、さすがの亜希子もわかってしまった。

*******************

みゆき達の発言から、店長の気持ちを知ってしまった亜希子だったが…

いつも一緒の地味な服、ほぼすっぴんの顔、自分で切った髪…。『私のどこに恋する要素があるの!?』と悩む亜希子。

 

亜希子の帰宅に気づき、ヒロキとみゆきが出迎える。みゆきは、なんとか店長を誉めようとするが話に脈絡が無く…アピールが下手すぎるものだった…w

ヒロキは「支え合う人がいれば!」と後に続くが、「ヒロキ君、みゆきと付き合って成績落ちたんだって?」と言われてしまい返す言葉がなくなってしまう。

聞く耳を持たない亜希子に追い出されてしまう、みゆきとヒロキ。そのまま店長のところに向かう。

 

店長に家でのことを伝える2人。アピールしてもダメだったと聞いて「心が折れそうだぜ」と本音が漏れてしまう店長。

それを聞いてみゆきは「お願い! 義母さんをあきらめないで! なんでも協力するから!」と食い下がる。

必死になるみゆきに理由を聞くと、みゆきは良一と亜希子の再婚について「なにかおかしい」と思っていたようだった。

 

「2人は仮面夫婦だったかもしれないの。義母さんはパパの病気を知って…私を引き取るために結婚したのかもしれない。もしそうだったら…義母さんの人生寂しすぎるよ」

「勘違いじゃないか」と店長が言うが、みゆきには思い当たる節が多くあるという。

「いつも上司と部下みたいでイチャイチャしないし、指輪も無いしパパから何か贈り物されたこともない…」というみゆきに、ヒロキと店長は『ガチだ…』と思った。

 

次の日、本気を出した店長は亜希子に話があると言おうとするが…亜希子はつい、トングで手を払ってしまう。それを見て『完全に気持ちバレてる…』と察する店長。

それにめげず、「次の定休日どこかに行きませんか!?」と持ち掛ける。

「それは、どういう目的で…?」と聞かれたので、店長は「デート」とは言わずに「研修です」と答えた。あっさりOKする亜希子を見て、『勝ったのか!? 負けたのか!?』と、また別に不安になる店長。

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亜希子を研修という名のデートに誘った店長。どこに行けば喜ぶのか、とみゆきとヒロキと一緒に悩む…。

みゆきが「そういえば、ナントカ宮殿に行きたいって言ってた!」と思い出す。「海外は無理だなー」と話していると…

「そうじゃなくて…あ、カンブリア宮殿に行きたいって!」と力強く言うみゆき。日本だけど、行けないところがある…と感じるヒロキだった。

 

結局、ベタなところでお台場に行くことにした。ベタとはいえ、ロマンティックな夜景がある場所。

『美しい景色で隙だらけになったところを…』と考えていたが、やってきた亜希子の服は、隙のスの字も無い「研修!」という服だった。

 

「じゃあこの辺のパン屋、片っ端から視察しますか!」という亜希子の言葉で研修が始まった。店長も始めはデートのつもりだったが、どのパン屋でもつい熱心になってしまう店長。

そんな店長を見て「仕事熱心ですね」と微笑む亜希子。

ついパンを買い込んでしまい『デートは無理な気がしてきた…』とうなだれる店長。次はどこに行くか…と聞かれ、店長は「次は宮本さんの番ですよ! 社長になるんならもっと目立たないと!」と言って服屋に連れて行く。

そして、店長は亜希子に服を見繕い、プレゼントするのだった。

 

なんとか店長に服のお金を渡そうとする亜希子だったが、店長は固辞する。

「みゆきちゃんから聞きました。旦那さんが無くなって、義母さんは何もプレゼントされたことが無いって。だから…それは俺からのプレゼントです!

宮本さん、俺…宮本さんの事が好きです! 誰かを幸せにしたいって、こんな気持ちになったのは初めてです。旦那さんができなかった分まで、宮本さんを…」

と告白する店長。

 

「あの、誤解です。私はあの人からみゆきという宝物をいただきました。それに、余命いくばくもない体で言ってくれたんです。生きる努力をするって…本当の家族になろうって…。

一番辛いのはあの人なのに、そんな覚悟をしてくれたんです。私はもうそれだけで何もいらない。もう満たされてしまったの。

ありがとう、本当に本当に嬉しいけど気持ちには応えられないわ。」

 

そう言って、勝ってもらった服を返そうとする亜希子。

そのまま帰ろうとする、亜希子の腕をグッと引いて、店長の麦田は亜希子の額にキスをした。

 

「その服はボーナスなんで、もらってください」そう言って笑いかける。

「わかった…今までありがとうね。じゃあ…」

 

去っていく亜希子。『最後まで…踏み込めなかったか…』

*******************

亜希子への告白がうまく行ったのかどうか…ドキドキしながら店長の帰りを待つヒロキとみゆき。

店長は2人の前に来ると、右手を上げてグッとガッツポーズのような姿勢をとった…かと思ったが

「アウトーーーー!!」と手を下ろす。

「だ、だめだったの!?」

 

「なんとなく俺に気がないのはわかってたけど、フラれてすっきりしたよ。すまんなヒロキ。俺はお前の義父にはなれなかったわ」とヒロキに謝る店長。

みゆきには「好きでもないのに結婚したかもって言ってたよな? 大丈夫! すごく愛し合ってたみたいだぞ、心配すんな!」と話す。それを聞いて、泣きだしてしまうヒロキとみゆき。

 

ヒロキとみゆきは、帰り際「店長は俺達の永遠のアニキだからね!」と言って、帰っていく。

『あいつら…あいつらと家族になれてたら…』と亜希子と結婚できたかもしれない未来を想像してしまう。

 

これからは仕事に生きようと、店に戻ると父親のレシピノートが置いてあるのをみつける。テレビで行列を見たことで、見直したんだな…と考えノートをめくっていると、

「レシピその1:愛を知ること」と書いてあった。

「そうだよ…言う通りだよ。俺はきっと初めて人を愛したんだよ…。俺…やっと一人前になれたよ…」

 

ヒロキとみゆきの2人は、すぐに家に帰らず公園にいた。

お似合いだと思っていた2人が付き合えない結果になり、落ち込むみゆき。

「ねぇヒロキ君、キスしよっか。私たちはこれからも一緒だよね!? ならいいじゃん!」と言って、ヒロキにキスをしようと持ち掛けるみゆき。

ヒロキは「ダメダメ、そーいうのは高校卒業してから…」と言いかけるが、みゆきは、ちゅっとキスしてしまう。

「こら!こーいうのは一度すると歯止めが…!」と真っ赤になりながらも怒るが、みゆきは『ヒロキくんからもして?』と言わんばかりに目を閉じて待っている。

 

それを見て、ヒロキもキスをする。

「みゆき! 俺達はずっと一緒だ!」「ヒロキ君!」もう遅くなった公園で、抱き合う2人。

 

亜希子は良一の仏壇の前で、今日の事を報告していた。

「良一さんはたぶん、私が一生独身なんて望んでないでしょうね。心が揺れなかったと言ったらウソだけど、これでいいの。私の旦那さんは、良一さんだけ!」

と写真に向かって言うと、ろうそくの炎がボッと大きくなる。『たまに変な意思表示を感じる…』と思う亜希子だった。

 

「これからはバリバリ仕事するわよ!」と意気込む亜希子。昔のスーツを着るが…太ってしまったのか、上がらないスカートのチャックにパツパツの上着…。

「店長に買ってもらった服…着てみますか…。」

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母親になったみゆき

みゆきが義母、亜希子と出会ってから20数年が経っていた。みゆきは結婚を機に亜希子の元から巣立ち、2人の子どもの母親になっていた。

そして、また新たな義母と暮らしている。

「みゆきさん、なんですこのホコリは」

そう言って、障子の端につもったホコリを指につけている義母。

 

みゆきの義母、亜希子はとても個性的な人だったが、今の義母は悪いことは全て嫁のせいにする典型的な姑だった。姑にイライラしてしまうが、先は長い。仲良くしようと色々と試みるみゆき。

夫であるヒロキから「ウチの母さんとはうまくいってる?」と聞かれて「もちろんよ!」と答えるみゆき。

しかし娘の希美(のぞみ)は「おばあちゃん、窓のところつつーーってホコリ見せてきたよ」と本当のことを言ってしまう。

しかしそれを聞いて「今時そんなことするやついるのかー?」と笑いだしてしまうヒロキ。本気にしていないようなヒロキに、『見せてやりたい』と強く思うみゆきだった。

 

「もう一人の義母さんはどうしてる?」と聞かれ「電話しても留守電ばかりで…」と答えるみゆき。

様子でも見に行った方が…と言いかけるヒロキに、「様子だけならよくわかるんだけど…」とTwitterを見せるみゆき。亜希子は日常をTwitterに垂れ流していた。

結婚してからというもの、亜希子とは数回しか会えていなかった。家から1時間くらいなこともあり、会いに行くことに決めるみゆき。

 

子供をヒロキに任せ、家の近くまで行くと…見ない内に色々と変わっていることに気づく。しかし、噂好きの下山さんは変わっていなかった。

懐かしの我が家に帰ると、食洗器やルンバなど家の隅々が自動化されており驚くみゆき。

「私のことは心配いらないから、あなたは自分の家族を守るのよ」と結婚式の時に言われたことを思い出す。

 

『義母さんだって私の家族なのに…義母さんの役に立ちたいのに…。何でも1人でできてしまう人に、どうやって恩返しすればいいんだろう…?』

そう考えながら、亜希子に会わずに家を後にするのだった。

*******************

宮本亜希子、アラフォーではなく、アラカン(アラウンド 還暦)、経営コンサルタント会社の社長としてバリバリ働いていた。

「アゲアゲでいきましょうかー!!」

キャバ嬢のように髪を盛り、ゼブラ模様のスーツを着て、アクセもつけて…正にキラキラしてアゲアゲな亜希子。

 

キャリアウーマンから主婦、そして社長になったという異色の経歴の持ち主、的確な判断力の中に、少しの生活のにおいを、部下は感じていた。

見た目はとても派手だが、社員思いで仕事もできる亜希子のことを皆尊敬していた。

 

するどい分析と主婦の心を持った亜希子の説得力は業界一といっていい。さらにはオッサンの心を掴むことができる亜希子は正に無敵だった。

部下に「お孫さんが最近生まれたんですよね?」と聞かれるが、亜希子は仕事続きで一度も会えていなかった。

義理の娘ということで、みゆきは普通の親以上に自分に恩を感じていることを亜希子は理解していた。

「そんなのはいらないから、私のことは振り返らずに幸せに生きて欲しいのよ! 出戻っても追い返してやるわ!」と、笑顔で言うがその後すぐに寂しそうな顔になってしまう亜希子。

 

酔って来たくすると、家の電気がついていることに驚く。『まさかドロボー…?』と思いそっと入ると…家には孫を連れたみゆきがいた。

みゆきは、亜希子の格好に「何その格好!」と早々にツッコむ。

亜希子は、パン屋の店長に「社長になるなら目立たないと」と言われたことをきっかけに…どんどんとエスカレートして、現在の派手な格好に至ったのだった。

「センス無い人にそんなこと言っちゃダメなのにー!」と大笑いするみゆき。

 

娘の希美に「ほら、おばあちゃんだよ~」と言うが、怯えてしまってみゆきの後ろに隠れてしまう。

「じゃあ…初対面のつもりであいさつするわね」と言って、亜希子は「私、こーいう者です」と言って名刺を孫に差し出す。

「かーさん、それ私の時にもやった!!」とすかさずツッコミを入れるみゆき。

 

「ちょっと姑とケンカして飛び出しちゃって…しばらくここにいていい?」というみゆきに、亜希子は「ちょっとだけね」と微笑み返すのだった。

*******************

亜希子は、みゆきが孫と一緒に帰って来たことが嬉しくて会社でも色々と考えてしまう。おばあちゃんの遊びといえば、お手玉! と思い作り始めるが…。

お手玉の中身はシュレッダーをかけた始末書だったりと…ギスギスしたものになっているのを部下は見てしまう。

 

みゆきは、家で亜希子の帰りを待っていたが23時をまわっても帰ってこない義母を心配していた。

遅くなっても寝ようとしない希美に「遅くまで起きてるとお化けが出るわよ~」と脅かすと、タイミングよくボロボロの格好で帰宅する亜希子。それを見て「寝る! 寝るーーー!!」と希美は折れた。

 

べろべろに酔った亜希子は「姑さんとのケンカの理由を話しなさい!」と言って、お酒を出すが、みゆきは「まだ母乳なので飲めません!」と突き返す。

シラフのままで話し出すみゆきだが、ケンカの理由を話しづらかった。

すると亜希子が「私のこと悪く言われたんでしょ?」と姑に言われたことをズバズバ当てていく。

 

「実は、ヒロキくんの母親とは因縁があるのよ。小学生の時、PTA会議で当時ボスママだったあの人にたてついたの。でも親族挨拶の時、私が…手の平を返したのよ。だから私のこと相当下に見てるのよ」

と笑顔で話す亜希子。

久しぶりにみゆきとたくさん話したことで、亜希子はそのまま眠ってしまう。亜希子をベッドに連れて行こうと、亜希子をおんぶするみゆきだったが…あまりにも義母が軽くなっていたことにショックを受けた。

『こんなに小さくなってたのに…気づかなくてごめんね‥‥』

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亜希子は、孫の希美に好かれるため奮闘中だった。

ある日「希美ちゃん、抱っこしてもいいかしら…」と聞くと「ど、どうぞ‥‥」と返される。やっと抱っこできたことに嬉しくなり、すぐにみゆきに報告しようとするが、その拍子に希美が亜希子の髪を掴んでしまう。

すると、ズルッ髪が落ちてしまい、まるでホラー映画のようになってしまった。

 

「義母さんウィッグだったのね…」とやっと気づいたみゆき。さすがに年なので、盛り髪は地毛では難しいようだった。

亜希子が仕事に行った後、希美は「ママのおかーさんって、おもしろいね」とみゆきに話しかける。

「昔はすごく怖かったんだよ。最近は本当に丸くなって…。性格も…ちょっとだけ背中も…」

 

姑とケンカして家出してから1カ月、ヒロキに電話してみることに。

ヒロキにお義母さんの様子を聞くと

「最初はなだめたり叱ったり大変だったけど、最近は後悔してるみたいで…帰って来なかったらどうしようって言ってるよ。俺の親も年だと思ったよ。そろそろ戻ってこないかみゆき。ちゃんと俺が間に立って、みゆきのこと守るからさ」

とヒロキ。

「ウチの義母さんも最初がすぐ帰れって言ってたのに…最近言わなくなってさ。厳しかった義母さんが寂しがるなんて、ホント年だよね…」

そう電話で話すみゆき…。そしてその会話を、亜希子も陰から聞いているのだった。

 

「帰りたくないってこと?」とヒロキに聞かれ、否定するみゆき。

「私に迷惑かけないように介護付き老人ホームを予約済みだし…そんな義母さんに親孝行できるのは今しかないような気がして…」と涙ぐんでしまうみゆき。

亜希子は、その後のみゆきとヒロキの話を聞かずに引っ越し業者に電話をかける。

「少しの荷物と、大人1人、子供2人を運んでくださる?」

 

亜希子はその後いつも通りバリバリ働き、飲みに出かける。部下が「社長の携帯ずっと鳴ってますよ?」と声をかけるが、亜希子は「ほっといていいの」と無視するように伝えた。

鳴り続ける電話を無視して、冬の夜を酔いながら家路につく亜希子。

「酔った酔った~~今日は飲み過ぎたっと」

そう言って、道路にドテッと横になってしまう。

*******************

幼い頃におばあちゃんに「1人で生きていけるようにがんばりや!」と厳しくも優しく育てられたことを思い出す亜希子。

目覚めると、布団に入り、布団の周りには加湿器に湯たんぽと十分すぎるほどへやがあたたかくなっていた。

 

「みゆき…ここは病院?」と言うと、傍についていたみゆきがあたふたと慌てだす。亜希子は病人でありながら、「こんな時はまずナースコールよ」と冷静に対処する。

会社を心配する亜希子に対して、みゆきは泣きだしてしまう。

「義母さんはあの時の私みたい。パパが死んで一人で生きていかないとって気を張ってた…小学生の時の私。あの時、私の義母になるって言ってくれてどんなに救われたか…お願いだから義母さんも、もっと私を頼ってよ…!」

 

先生がいるにも関わらず泣いてしまうみゆき。先生が退出した後、亜希子は本当のことを伝え始める。

 

「あなたを育てようと思ったのは、私のエゴなの。私は良一さんが余命短いと知って結婚した。あなたの義母になりたいために仮面夫婦になるような女よ。

私も早くに両親を亡くして、祖母に育てられたの。その祖母も小学生の時に他界して、天涯孤独になった私は施設で育ったわ。

だから似た境遇のあなたを見た時、小さい頃の自分がそこにいると思った。あなたを笑わせると、あの頃の私が笑ったように感じたの。

あなたが幸せそうだと、あの頃の私も幸せになったように思えた。あなたを使って、自分を幸せにしたかっただけ。ひどい女でしょ…」

 

と話すと、みゆきは泣きながらも笑いだしてしまう。

 

「私、義母さんがパパを本気で愛してたって知ってるよ! それに義母さんが言ってるのはエゴなんかじゃない。世間ではそーいうのを、愛って言うんだよ!

それにもう親の役目は終わったって勝手に思ってるでしょ? 親の最期の仕事は、自分の老いを子供にしっかり見せること! わかった!?」

そう義母を叱り、飲み物を買いに病室の外に出ていくみゆき。

 

『一人でも生きていけるように…、この言葉にずっと縛られていたけど、でも今やっと…解放されたのかもしれない』

 

病室の外では、みゆきが担当医から亜希子の精密検査の結果を聞いていた。

*******************

入院した亜希子は仕事を全て部下に任せ、事実上引退した。退院後、亜希子はヒロキ、ヒロキの母、みゆき、孫二人が待つ家に帰る。

ぽかんとする亜希子に「みんなですむことにしたのー! 全て丸く収まるでしょ?」と笑いかけるみゆき。

ヒロキ、希美も出迎えてくれるが…ヒロキの母はあまり丸くないようだった…。

 

一緒に住むことになる1週間前、みゆきはヒロキとヒロキの母を説得していた。

「医者から義母さんの検査結果を聞いたの。長年にわたるハードワークと飲酒でもう体がボロボロだって。悪いところも色々みつかって…義母さん長く無いんです…。

だから…義母さんの最期を看取るのに協力してください!」

と土下座するみゆき。

 

ヒロキの母も「人に頼らないかわいげのない嫁が、やっと私に頼ってきたわね!」と言って力を貸してくれるようだった。

いつの間にか和解しているみゆきとヒロキの母。展開が急すぎて亜希子にはついていけなかった。嫁姑問題も解決しているようだった。

 

退院後、亜希子は体がだるくなっていたが以前とは違い、自分で調べずに『全てみゆきに任せよう』と横になった。

それからは、みゆき達家族と平和に過ごす亜希子。孫の希美とも打ち解けるようになった。

 

夜、部屋で1人で通帳を見ていると…

 

「あれ? 全てみゆきに任せるんじゃなかったの?」

「会いたかった…! 良一さん! たくさん話したいことがあるのよ」

「大丈夫全部知ってるよ。一生懸命みゆきを想ってくれたことも。店長さんを振って後悔したこともね」

「ちょっと…いじわる言わないで…」

 

新緑が芽生え始める季節に、亜希子は旅立った。

亜希子は遺言書や各種手続き、盛大な葬式の手配まで全て済ましていた。

ふと娘の希美を見ると、希美は亜希子の真似をして初対面の子に名刺を渡している。

 

『人生は悲しいブルースの連続だけど…不思議と笑顔は繋がっていく。今まで見守ってくれて、ありがとう…かあさん。」

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義母と娘のブルース Final 感想

付き合っちゃえばよかったのにぃ!!

パン屋の店長と付き合って欲しかったぁ~! なんで付き合わなかったし!
と思うけど…同じような気持ちに作者の桜沢鈴さんもなったみたいだから…良いかなw

しかしフラれるところ、読んでてもなんか泣けるしネタバレ書いてても泣けるわ。

始めから終わりを決めて描いていたんだなぁ。高校生編とかパン屋さんのあたりが楽しくなっていっぱい描いちゃいました、ってあとがきに書いてて「もっと描いてくれてよかったのに」と思ってしまった。

でも本当に描かれたりしたら「な~んかダレたな」とか言われてしまうのかな? 今の形がきっと一番いいんだよね…。

しかしなぁ…それでも付き合ってほしかったぁああああ!
パン屋さんが、本当に亜希子さんのことを愛してくれたのが読んでいて嬉しかった。良一ともキスくらいしかしてないし…女として交際した経験がなさすぎる亜希子。

みゆきも似たようなこと言ってたけど、良一との愛は別にして、パン屋の店長と…付き合ってほしかったな。もらった服を大事にしてくれてるのが嬉しい。昔の服が着られないから、という理由であってもw

なんかこう…同人誌とかで、パン屋さんとの恋愛が描かれたりしてそうだけどなぁ。ドラマだとこの辺変わったりするかしら。
ifって感じでパン屋さんと結婚する未来があっても、あたしは許す!w 原作とは違う感じで進むのが希望かもしれない!w

あぁ~~パン屋の店長を見るたびに「どうして…!」という思いが沸き上がるわぁ~~!w

はい、おめでとう

ヒロキくんとやっぱり付き合いますよね~w ヒロキくんってばずっとみゆきちゃんのこと心配してたし、ずっと見守ってたし、これで結婚しなかったら嘘でしょってなるわw

高校生のころに付き合い出して、めっちゃイチャイチャしだして…そしてパン屋さんのことが終わったらすぐに結婚後を描くとは思わなかった。超スピードだわ。

もっとゆっくりでも良かった気もするけど…この漫画は連載期間が限られていたりしたのかしら? だからこんなに時間を進めるのが早い?

みゆきが、ヒロキと付き合いだしてから…イチャイチャしててなんだか悲しくなったw 現実世界でもこうやってベタベタする人は嫌だなぁ…w

亜希子さんがかわいそうw 娘との時間、よりもみゆきはずっと「ヒロキくん♡」だし。この漫画のころは、LINEとかも無いしね。
しかしずっと電話していられるってすごい。

相川くんが不憫…だけどその後モテてるし、まぁOKって感じかな?

ラスト

こんな風に終わるんだ…。主人公は、やっぱり亜希子さん? そしてみゆきだったんだろうか。

主人公が死ぬまでをしっかり描く漫画ってのも珍しいと思う。

みゆきが結婚して、ヒロキ君の親と同居してから亜希子さんは会社を立ち上げてバリバリ働いてるってのが、想像を裏切ってなかったw ウィッグをつけてまで働いているとは思わなかったけどw

でも、それが元で…体を壊して死んじゃうなんてなぁ…。最後まで走り切るところが、亜希子さんっぽいんだろうけど…それでももっと楽して生きても良かったんじゃないかな。

それこそ、パン屋の店長さんと結婚するとかさぁ(まだ言う)

死後、良一と再会できたのは良かった。店長とのことをからかわれた? りもしたけど、あれはご愛敬だよね。

というか良一は、死んでいるのにロウソクの炎とか写真立てで意思表示をしすぎだよw お前は死んでるんだぞw

1巻でプレゼン対決した、ボスママがヒロキ君のお母さんってのは「こう来たか」って感じだったけど、そのボスママとも仲良くしようとしてて亜希子さん優しい。

あたしなら何とかやっつけようと思ってしまうわ。

みゆきが幸せになったのを見届けて、亜希子さんは永眠するというラスト。
わかりやすくてスッキリした終わりだと思う。面白かった。

ギャグも相変わらず面白いしw

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