鈴林です。私の少年の2巻の感想とネタバレを書いていきます!やっぱり…透明感のある絵というか、現実だけど現実じゃない感じ…がすごく良い。秋の夜長に読むのに良いというか…まとめてうわーーーーっと読んでしまいたくなる作品。
まとめて読んだ後に、もう一度読み直したくなるマンガかしら。昔ほど子どもと関わらなくなったけど、だからこその子どもと触れあうことの危うさ…みたいなものもあると思う。この漫画、舞台が昭和だったらそもそも成り立たないよねw
ショタ好きなら必ず読んだ方が良い漫画だというのは確かだ。ショタ好きじゃなくても、この漫画を読んでたらいつの間にかショタになりそうw
あとがきも面白い漫画なので、オススメw
私の少年 2巻
私の少年 2巻 感想
ハッとしてしまう
最初にも言ったけど、この話の舞台が昭和だったらきっとこんな風にはなってない。昔なら、よくも悪くも誰かの子どもを世話するって普通…というか許されていた風潮があったように思う。
でも今は平成。聡子がしていることは、椎川の言う通り「他人の子どもを育てている振り」みたいなもの。真修が小学6年生になるまで育てたのは、真修の両親、もしくは父親だ。途中から現れて親の顔をされても「良いとこどりしやがって」みたいになるだろう。
でも…どうしても聡子がしていることを「悪いこと」だと思えない。でも聡子が真修の家に行って、「家で一歩踏み出す度、悪いことをしてるんじゃないか」って考えるのもわかる。
真修を騙して遊んでいるわけじゃないし、何か悪いことをしようとして家に入ったわけじゃない。でも他人からそう見られても仕方ない…ような状況。2人のことをよく知らない人なら、聡子のことを「ショタコン」という人もいるだろう。
いや…この漫画がショタコン好きにオススメなのは変わらないよ?メタ的な話だとそうだけど、これは物語上の話ね!!w
この危うさ…というか「真修と聡子のキレイだけど他の人からみたら汚くもなる関係」みたいなところが、読んでいてドキドキする。
椎川に「ぞっとするわ」って言われた時、「ぐぐぐ…ですよね…」とも思った。しかしイラつくから蹴ってくれてよかったw
真修はかわいい。懐いてくれてかわいい。そしてキレイ。真修も聡子に対して、ひな鳥のように懐いてくれる。このままの関係が続くんだろうか…。真修に嘘をつかせたことを後悔している…というか「自分のせい」と思う聡子はとても良い人なんだと思う。
真修にとって、聡子はどーいう存在なんだろうか。
忙しいから
真修のお父さんは仕事をしすぎだよね。もちろん母親がいなくなり、父親1人で育てるのは限界があると思う。うちもそうだったからわかるけど、特に子どもが小さい時は子ども自身にも頑張ってもらわないといけないこともあるだろう。
でもなぁ…いくらなんでも部屋が汚なすぎないだろうか。服がその辺転がっててゴミもその辺ん転がってて、晩ご飯はチンして食べる「サトウのご飯」みたいなやつに、冷凍食品のから揚げ…。せめてスーパーの総菜くらい買おうよ…。
スーパー行って、もっと簡単な料理とかを真修に覚えて欲しい…。
真修のお父さんは、真修が遼一くんを置いて遊びに行ったことを怒るけど、どうして真修は遊びに行ってはいけないの?お兄ちゃんだからってそこまでしないといけないの??遼一くんが帰ってこないのは、確かに怖いけど、それで真修が怒られるのも変だと思う。
そもそも、父親であるお前が、なんとかしないといけないところなのに、なんで子どもに責任転嫁してるんだよ。おかしいだろ。父親は何も悪くないかもしれないけど、真修だって悪くない。
「遼一を置いてどこに行っていたんだ」って、お前は仕事行ってたんだろうけど真修だって遊びたいんだよ。何故そこを理解してないのかわからない。母親がいなくなって混乱して、思考が止まっているんだろうけど、もっと大人になって欲しい。大人になったつもりの父親な感じがする…。嫌い。
会いたいから
真修にとって、サッカーが好きとかよりも、「聡子と一緒に居られるから」金曜日の練習が好きだったんだろうな。菜緒ちゃんに言われた「親切にするのが普通」という言葉。真修にとっての普通は、他の人からは「親切」になる。
真修は聡子からも「他の人にもするような普通」をされているのかと思ったけど、聡子にとって真修は特別だった。真修にとっても聡子は特別だった。それが嬉しいから、会いたかった…のかな。
だからマグロのストラップくれたのかな。他にあげるものが無かったってのもそうだけど、真修は可能ならすごいプレゼントをあげたかっただろうに。
真修が聡子のことを好き、もしくは気に入ってる…?のは、ひな鳥への刷り込みみたいなことかもしれない。初めて?久しく?大人に、他人に優しくされたから懐いているだけかもしれない。
でもそれの何がいけないんだろう。真修のことを見えていないように接するりおんや小学校のクラスのみんな。真修に子どもの世話や責任を押し付ける父親。
そんな生活の中で、真修は「サッカー」という楽しさに触れて練習を始めて、不審者にさらわれそうになる…。あそこで聡子が助けなかったら…想像だけど、真修がいないことに気づくのは遅れたと思う。
あの父親が、真修を心配して探すのが想像つかないし、探したとしても気づくのが遅れたと思う。真修も「親は心配してない」って断言してるし。
そんな中で育った子が、とても素直でタバコも吸って無くて。出会った聡子に懐くことに何も悪いことを感じない。聡子と出会って、真修の世界が輝いているのが読んでいて嬉しい。
聡子が言う「私以外にも頼れる大人はたくさんいる」ってのは…わかる。大人だし言ってることわかる。でも、そんな理屈より、真修と聡子は一緒に居て欲しい…。
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