鈴林です。凪のお暇1巻のネタバレと感想です。

ネットの広告でよく見るマンガだなと思ったら、ドラマ化も決まってもうすぐ放送…ということで思い切って読んでみることに。

絵柄だけ見れば好みが分かれそうな気がするけど、面白…いのかな!?

凪のお暇 ネタバレ 1巻

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凪のお暇 1巻 ネタバレ

一円め (1話) 凪、ドロップアウトする

アイロンで髪をストレートにして、水筒にお茶を入れてお弁当をカバンに入れる。

家で育てている豆苗をチェックした後、使わない家電製品の電源タップをパチンパチンと切ってから出勤。

乗り換えの駅に着いた時、同僚がいるのが見えてしまい隠れたが…見つかってしまった。

 

「あれ? 大島さん。大島さんもこの線だったっけ?

おはよー」

 

『空気読んでこ、空気』

 

「おはよー」

 

必死に笑顔を作って挨拶を返した。

電車の中では同僚たちが、最近の仕事によるストレス発散のためにイタリアンのランチに行こうと話していて…凪(なぎ)も誘われてしまった。

お弁当を持ってきていることを言い出せず、行く流れになってしまう。

 

凪は心の中で

『空気、読んでこ』

と唱えた。

 

会社では同僚のした凡ミスを凪のせいだと勘違いされ

「こうゆう凡ミスこまるんだよね。これで何度目? 勘弁してくれるう?」

とハゲた部長にオフィスで怒られてしまう凪。

 

凪は空気を読み、「自分では無い」とは言わなかった。実際にミスしてしまった同僚が謝りに来てくれたが、

「部長にキモいってはっきり言った方が良いよ、大島さん!」

とよくわからない助言をもらってしまった。

 

凪は空気を読んで、助言については深く触れずに受け入れた。

 

そして別の人が頼まれていた取引先の名刺のデータ化の仕事が、凪に回って来た。

『これってあなたが頼まれてた仕事じゃ…』

とは思ったが、笑顔で引き受ける。

 

大島凪(おおしま なぎ)28歳。彼女の毎日を一言で表すと【なんだかなぁ】だった。

 

営業部のエースである我聞慎二(がもん しんじ)がたくさんもらった名刺をデータ化してもらいにやってきた。

慎二は女性社員からも人気があった。凪が名刺をデータ化している後ろで、先ほど凪に仕事を押し付けた女は更に仕事を引き受けてしまった。

 

お弁当を持ってきているのに凪は同僚たちとイタリアンカフェにやってきた。

みんな「盛り付けめっちゃかわいい」「たまには贅沢しないとね♡」と言ってとてもテンションが高い。

SNS用に撮影した写真も撮影していた。

凪は「わかるー」と言って、薄ら笑いを浮かべていた。

 

ご飯を食べながら、それぞれ

「このままこの会社で終わるのどうかな、と思ってて起業した友達が私の腕も買ってくれてるし転職も良いかなって」

「仕事以外の生きがいもイイよ♡ この間も海外行ってきちゃった!」

「私なんて上司からムダに気に入られちゃうから、転職匂わせたら泣きつかれちゃって~」

 

という「今幸せです」アピールタイムが始まった。

ランチタイムはデュエルタイムと同義だった。

凪は自分でも何か話ができないか探したが、何も出てこない。

凪に話を振られるが「ど…どうだろ? ぼちぼち?」という答えしか返せなかった。

 

そこから凪はサンドバッグタイムに突入した。

 

『なんだかなぁ』と思いながら帰路につく。

ポストを見れば、電気代と水道代の明細が入っていた。2つの公共料金の値段が下がっていることに感動する凪。

毎日こまめにコンセントを切るようにしていて良かったと実感したし、シャワーヘッドも買い替えてよかったと感じた。

 

凪の生きがいは節約だけだった。

しかし凪には、「私今幸せです」というカードを1枚持っている。

会社の人には秘密にしているが、営業部のエースである我聞慎二(がもん しんじ)と凪は付き合っていた。

凪が部屋に入ると、先に慎二が部屋に入っていた。慎二はクライアントと飲みに行っていたらしくテンションが高い。

 

慎二は満腹になった後…

 

「食った食った、三大欲求の食欲が満たされたー

残るは睡眠と、あと一つなんだっけ凪。

凪、して?」

 

と言って凪にフェラするように要求した。

フェラしている凪の頭をなでながら、慎二は凪の髪の毛がすごく好きだと言う。まっすぐでさらさらで、好きなのだと言う。

 

『慎二、早く私と結婚して?

そしたら私の「なんだかなぁ」な毎日も全部ひっくりかえるの。

ねぇ慎二、私ほんとは酷いくせ毛なの』

 

次の日凪に名刺データ化の仕事を押し付けた足立という同僚の企画が通ったと、部で話題になった。

「与えられた仕事+αのクリエイティブな仕事」をした結果らしい。

 

『その+αのクリエイティブな仕事は、彼女が与えられた分の誰にでもできる仕事を私に押し付けてるうえで成立しているのでは!?』

という考えが浮かんだが、空気を読んで言わなかった。

 

その日の夜が「実家のお母さんが骨折しちゃって! ごめんね大島さん!」と残業を肩代わりすることになった。

 

『お母さん骨折すんの何回目?』

と浮かんだが、凪は空気を読んで「お大事にって伝えて!」と笑顔で言うことができた。

見送った後、別の同僚がスマホを忘れて行っているのをみつける。グループLINEを開きっぱなしにしていたので次々と進む会話を覗くことができた。

 

そこにはさっき見送ったばかりの同僚が

「大島さんが仕事代わってくれたから今から向かうねー」

と会話に参加していた。

 

グループLINEでは、凪について「時間節約に使える」とか「絶対大島さんみたいになりたくない」と話されていた。

凪は自分でも、

『私じゃない人間だったら、私になるのなんて絶対やだもん』

と思ってしまった。

 

頼まれた残業をしているとコピー機のインクが切れてしまった。備品室に行くには営業部の前を通る必要がある。

彼氏の慎二の顔を見たら、持ち直せるかもしれない…と廊下を進む。凪のたった1枚の「幸せです」カードの慎二。

 

営業部から慎二たちの会話が聞こえる。

 

慎二「結婚? ないない。」

後輩「でも我聞さん付き合ってるっぽい子いるじゃないですか。この前も飲みの後その子の家行くって」

 

慎二「あれ? 無い無い。アッチが良いから会ってるだけーーー」

後輩「うわーゲス!!ww」

 

凪の名前や特徴は会話に出さないが、慎二は後輩との会話の中で

豆苗を育てていることが嫌だとか作るご飯が貧乏くさいとかコンセント抜いたりする、ケチくさい女が生理的に無理

とはっきり告げていた。

 

凪は廊下で、そんな慎二に同意してしまう。

 

『わかる。

私が慎二だったとしても、絶対私なんか選ばない。』

 

そんな時凪が廊下にいたことが、会話していた慎二たちにバレてしまう。

変な空気になってしまいそうだと感じた。

空気を読んで、いつもの作り笑いをしようとした。

 

『あれ? 息ってどうやってするんだっけ?』

 

「ふぅ ひっ… ひゅ… かはっ… ひっ…」

「えっ…ちょっと君、大丈夫!?」

 

慎二の後輩だと思われる人たちが凪に駆け寄る。慎二は汚いものを見るような目で凪を見ていた。

 

『大島凪 28歳にして悟る、

空気は読むものじゃなくて、吸って吐くものだ。

 

 

ボロアパートで横になっていた凪は、空腹で起き上がった。

お米が無いことに気づき、小麦粉と水で作ったすいとんを作り出す。

 

都心の2LDKから郊外の6畳一間に引っ越した。

とにかくまっさらになりたくて、服も家具も何もかも捨てた。

28歳で無職になり、不安がないわけじゃない。

でも空気がおいしいと、手作りのすいとんがおいしいと感じる。無理して行ったイタリアンランチよりもずっとおいしかった。

 

『大島凪28歳。

大義名分を得た節約ライフを糧にして、しばしお暇いただきます。』

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二円め (2話) 凪、暑さに溶ける

『しばしお暇いただきます』

そう言った矢先に、凪は暑さで干からびて死にそうになっていた。

部屋はとても暑いが、貯金の残高的に見てもクーラーを買うことはためらわれた。

ギリギリ都内でお風呂付の部屋、家賃3万円という安さに飛びついて即決してしまったがエアコン付きなのかどうか見定めずに契約したことを後悔していた。

暑さのあまり、違法に捨ててある扇風機を拾ってしまうか本気で悩んでしまう。

『拾うのは人としてどうなのか?』

そんなことを考えていると近所の人たちの「人として終わってるっしょ」という声が後ろから聞こえた。

 

自分のことかと思い振り返ると、上の階に住むおばあさんが自動販売機のおつりのところに手を入れておつりを探していた。

近所の人達は「ああはなりたくないよねー」と馬鹿にしたように話している。

 

 

凪が勤めていた会社では、凪が任されていた会社の引継ぎを誰がするかをじゃんけんで決めていた。

偶然、その場に居合わせた慎二に事情を話す女性たち。

慎二は「髪の毛まっすぐでおとなしめの人」と言われても、

 

「そんな人いた?」

 

と困ったように笑って言った。その言葉を聞いて笑う女性たち。

凪はフェイスブックもLINEも退会し、引継ぎした後のやりとりは手紙でするしかなかった。住んでいた家も引っ越したこともあり、最近新しい住所が聞けたと愚痴られる慎二。

 

「辞めた理由聞いた? ゆっくり自分を見つめ直したい、だって!!

突然の自己啓発系?」

 

 

暑さから避難するため凪は区立図書館にやってきていた。

ウィッシュリストを作りましょう。
真っ白なノートに好きなものや今後やりたいことを書き出していくのです。
5年後、10年後のなりたい自分像がはっきりするはず。

凪は図書館でその作業に打ち込んだ……が閉館時間になってもノートは白いままだった。

凪自身も驚くくらいに、何も思い浮かばなかった。

 

『時間だけはたっぷりあるもの!』

そう思い商店街を通って帰ると、自動販売機からおつりを漁っていたおばさんがパン屋さんからパンの耳をもらっていたところを見てしまう。

パン屋さんの老夫婦は、

「パンの耳をあげるのを止めた方がいい」

「気の毒で見ていられない。ずっと独りみたいだし」

と困ったように話していた。

 

凪は突然不安になった。

このままノートが真っ白なままだったら、あの人みたいになってしまうのではないかと。

 

道に捨ててある扇風機が喋ったような気がした。

「凪チャン、ワカッテルクセニ。

君ハ、ナンモナイノ」

 

自分の部屋に帰って来たが、断捨離したので何もない。

カーテンも無い、エアコンも無い。自分が早まったことをしたのではないかと、これから先ずっと生きがいも無く1人で生きていくのでは、と途方に暮れた。

その時上からドサッと何かが降って来た。

 

人のように見えて急いで窓を開けて確認すると、ズボンだった。

上を見上げると洗濯物が干してある。

凪は服を届けに行った。

 

先ほどパンの耳をもらっていたおばあさんの家に行って、ズボンを届ける。

とても感じの良い人で、「これお気に入りなのよ。ありがとねぇ」とお礼を言ってくれた。

何かお礼をしたいと言って、中に入るよう勧められたが凪は『中がゴミ屋敷だったりしたら…!』と思い怖くて入れないし中を見ることもできない。

 

しかし気になる。チラ…と中を見ると

シアタールームのようにきれいに改造されていた。エアコンもある。

 

「もしかして音大きかったかしら?

ごめんなさいね、なるべく小さい音で観ているのだけど」

おばあさんは映画が大好きらしく、ジャンル問わずなんでも観ているらしい。シニア割引を利用してレンタルショップから安く借りているらしかった。

 

 

落とした服のお礼、と言っておばあさんはパンの耳で作ったチョコポッキーを食べさせてくれる。

玄関には「ラッキー貯金」と書かれた瓶があった。

 

『豊かだ。

日々を工夫して楽しんでる人なんだ。

ドアの外側から見ただけじゃわからないこと』

 

部屋に戻る途中、凪は捨ててある扇風機を…急いで持ち帰った。

電源を入れれば動きは鈍いがなんとか動く。

ホームセンターでスプレーペンキを買い、きれいに染める。

暑さ対策のためにアイスノンを冷凍室に入れた。扇風機を黄色にしたおかげで、ひまわりが咲いたようになった。

 

次の日、アイスノンのおかげでこの夏初めてゆっくり寝ることができた。

 

『なりたい未来の自分像なんて見えない。でも、なんもないならなんもないなりに楽しんでやる。

とりあえず目の前のことから』

 

慎二は凪が新しく住んでいる住所のメモを手に、電車に乗っていた。

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三円め 3話 凪、散歩する

ケータイをスマホではなくガラホ(パカパカケータイ)に変え、母親に「安心して」と電話する凪。

ベランダに出て「治安も良いところだし」と言ったところで、隣から入れ墨をした手がぬっと出てきてタバコを吸いだす。

緑のカーテンを育てている家だが…パッと見はとても怖かった。

母親が家に来そうだったところを「色々と忙しくしている。次の仕事のこともちゃんと考えてる」と言って何とか電話を切る。

 

仕事をやめてからまともに化粧すらしていなかった。

ドラッグストアで買った安いコスメをバシャバシャと顔に塗る。しかし周りに合わせてデパートコスメを使っていた頃よりもずっと肌の調子が良かった。

結局肌に良いのはストレスなしの生活と睡眠。

 

こんな生活を母に見られたら何を言われるかわからない…そう思っていると隣からものすごい生活音が聞こえてくる。

大きな音がし過ぎてとても怖かった。

緑のカーテンになっているベランダのゴーヤを食べずにそのままにしているのもとても気になった…。

 

『大体昼間から部屋にこもってダラダラして…ろくな人じゃないよね!』

と思ったがその言葉は全て自分に返ってくる。凪は散歩に出かけることにした。

 

青空のしたあるがままの姿で外を歩いていると、社会から断絶された感をひしひしと感じていた。

人の視線を避けてなるべく人のいない方に進んでいくと、謎の路地裏に迷い込み迷子になってしまう。

 

『なんか私また空気読んじゃってない?

この生活楽しむって言ってたのに、根っこは結局変われないの?』

 

抜け道があったと思い、やっと大きな道に出ると八百屋があった。

店内はなんだか殺伐としていて、店員さんも怖い感じ。しかし、野菜がとても安かった。

駅前のスーパーよりもずっと安い。

 

嬉しくて買い物したが…計算は間違っていた。2束100円のはずの小松菜が500円になってしまっている。

レジが手打ちなので仕方ない、とは思うが今の凪に誤差400円は大きかった。しかし店員に伝えようにもレジは混んでいる。

 

『ごねてるって思われたら恥ずかしいし…

あ、また

空気読んでる』

 

意を決して店員に話しかける。

 

「あっ…あのっ

こ…これ! 計算違くないですか!? この…小松菜のとこ…!」

「ハァ?

ゴ…ゴメンなさい!! あーんまたやっちゃった!! ほんとすみません~~~!!」

 

店員さんは顔が元々ちょっと怖いだけだった。

殺伐としていたように見えた他のお客さんも「えんちゃんたら、しょうがないねぇ~。おばさんのエノキあげるから見逃してあげてね」と優しく会話してくれる。

400円を返してもらって、エノキももらって、お店で和やかに話すことができた。

 

凪は部屋に戻り、嬉しさをかみしめていた。

八百屋で今日起こった出来事は、これまでの凪であれば絶対に見ることのできなかったもの。

 

『勇気出してよかった。

人生は美しい…!』

 

ベランダで夕日を見ながら感動していると、隣から入れ墨の入った手がにゅっと出てきて、またタバコを吸いだした。

 

『こんな、こんな日はもう

話しかける、の一択』

 

「ゴーヤ、食べないんですか!?」

 

隣に住む男性がこちらを見る。

 

「えっと、立派なゴーヤなのに収穫されてる感じがしなかったので

ずっと気になってて」

「え? これゴーヤなの?」

 

なっているのがゴーヤだと思わなかったらしい。

隣に住むロン毛の男性はなっているゴーヤをいくつか凪に渡してくれた。料理などしない人らしい。

彼が渡してくれたゴーヤの中に黄色いものが混じっていた。

 

「あ、黄色いのはダメかな?」

「黄色いのも食べれますよ! ちょっと待っててください!」

 

凪はゴーヤを開き、皿に乗せて戻って来た。

中に入っている種は赤くなっている。

 

「熟れた実の種の周りの赤いとこが絶品なんです!」

 

自身も食べながら隣の人に勧める凪。

 

「! 甘くてうまい…!」

「で! ですよね!! 昔ゴーヤ育てた時食べてみたらフルーツみたく甘くて感動して

このラッキーゴーヤ誰かに食べて欲しいってずっと思ってて」

 

「はは、知れて得した」

 

隣に住む怖そうな彼は優しく笑ってくれた。

 

『もしかして私が知らなかっただけで世界は優しさに満ちているのかも。

こんな風に勇気を出してひとつひとつ選択していけたら、

私、変われるのかもしれない』

 

「凪?」

慎二がアパートの廊下に現れた。

 

「しっ…慎二!? え!? なんで!? なんでここにいるの!?」

 

新しい住所を聞いてなんとなく、来てみたらしい。

 

「おいどした、この頭。おまえ、まじかよ。

ブスになったなぁ」

 

慎二は凪の目を真っ直ぐみてそう言った。

 

『仮にも元恋人のその言葉は

まるで浮上したHPをたやすくゼロにする滅びの呪文』

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四円め 4話 凪、吼える!

「ブスになったなぁ」と言って頭をかき回すそのしぐさに、凪はトラウマを思い出していた。

子供の頃、天パをなんとかしようと髪をとかす母。

「こんな頭のままじゃみっともないでしょ、ちゃんとしなさい凪!」

と言って髪をとかそうとするが、ブラシはちゃんと入らずただ痛いだけだった。

 

そのままの髪で学校に行けば馬鹿にされ、

「触っちゃダメだよ、うつっちゃうーーー!」

と言われ遠のいていくランドセルの群れ。

 

トラウマを思い出していると、ゴーヤを育てているお隣さん、とは反対側の隣に住む小学生の女の子が帰ってくるところに鉢合わせした。

「こ…こんにちは!」

 

こんな形で挨拶することになるとは思わなかった。

挨拶をしても、じっと頭を見るだけで返されない。

 

「変な頭のおばちゃんだよねぇ! でもアヤシイ人じゃないから大丈夫だよ!」

慎二が女の子に言う。

女の子は自分で鍵を開け、部屋に帰った。

 

「そろそろ新居に入れてよ凪。

なんかドーモスミマセーン」

 

慎二はゴーヤを育てているロン毛のお隣さんにそう挨拶すると、凪を連れて部屋に入った。

「あ、皿」

 

凪の部屋に入り、慎二は爆笑した。

何も物がない部屋、凪が色をつけた扇風機。全てに爆笑する。

 

『この人、どうしてこんなに人のこと

土足で踏み荒らせるの』

 

「そういや俺、酒買ってきたから飲もうぜ。

なんかつまみ作ってよ」

「うん」

 

どうして自分はこんな人の言うことを聞いてしまうのか。

そう思いながらも隣の人にもらったゴーヤや、買ってきた野菜でつまみを作る。

 

野菜を買ってきた八百屋のことを話すと、慎二は

「相変わらずの節約上手ー!」

と言った。後輩には

「節約系女子とか、そういうケチ臭い女生理的に無理なんだわ」

と言っていたのにどの口が言うのか、と思ったが口には出さない。

 

凪の作ったつまみと酒を飲み、慎二の話をただ聞く凪。

 

「俺は応援するよ、凪のシンプルライフ。

煩わしいものを断ち切ったエコな暮らしで魂のデトックス!

 

まぁそんなわけで」

 

慎二は凪を壁際に追い詰め、セックスに及ぼうとする。

 

『この人 こわい。

都内といえど会社からも家からも遠いのに

まさかするためにわざわざ?』

 

隣の部屋から、観ているテレビの音が聞こえてくる。

「隣テレビうっせーなぁ」

 

『どうしたら穏便に帰ってくれるの!?』

 

凪が内心焦っていると、慎二の目に凪の髪の毛が刺さった。

 

「いてっ あー髪の毛目に入った。

あーーーもーーーー。

イメチェンか何か知らねーけど、お前この頭変だよ。元に戻して前みたくちゃんとしろよ」

 

トラウマが甦り、凪自ら色をつけた扇風機が凪に語りかける。

 

「凪チャン キミ 変ワリタインジャナカッタノ?」

 

 

 

凪は床に押し倒される。

 

「したら帰ってくれる?

前に会社の人たちに言ってたでしょ。私と会うのはアッチが良いからだけだって」

「は? あれはその…男同士のその場のノリっていうか。

あんだろそうゆう空気」

 

『空気

そうだ私、もう二度とあんな思いしたくないって』

 

「慎二あのね、私こっちの頭が地毛なの。

毎月ストパーかけて毎朝1時間かけてブローして必死に真っ直ぐにしてたの」

 

凪はそこからかつて自分が考えていたことをさらけだした。

SNSは淡泊だったのではなく発言しなかっただけ。24時間スマホ片手に監視体制だった。

凪の知っている人が、自分の知らないところで自分をのけ者にして楽しくしているのを見ると胃がひっくり返るくらいに悔しかった。

誰かのネガティブな発言を見るたびに、自分のことを言われていると思って不安になった。

SNSに投稿しないのも、イイネの数を比べて気にしてしまうから。

携帯を解約したのは、あんなことがあったのに誰からも連絡がないのがみじめだったから。

断捨離なんて心底したくなかった。凪の唯一の趣味は節約だ。

 

「でも気にしいで卑しい今までの自分の事全部捨ててまっさらになったらやり直せるんじゃないかと思ったの」

「で? あわよくばありのままの私を愛してくださいってか。

さっきのガキのお前を見る目思い出せよ。今の姿を鑑で見てみろよ。

スベッてんだよお前」

 

「スベっててもいいよ!

ありのままの私をあなたは愛してくれなくていいから

今後一切私にかかわらないでください!」

 

「やだね。

なら俺は徹底的にお前を監視してやる。28年間生きてきて骨の髄まで染み込んだものを、物捨てたくらいでリセットできてたまるか。

いいか、凪。

お雨は絶対変われない。その様を俺が見ててやるよ」

 

言いながら凪の頭をくしゃっと上から抑えつけるように抑え、そのまま慎二は帰っていった。

「てなわけでまた来るね」

 

決心して伝えたが意味が無かった。

凪は自分の手をぎゅっと握る。隣のテレビの音が、大きく聞こえた。

 

 

駅の改札に向かう慎二とすれ違った女の子たちの会話。

「ちょっと今の人見た?」

「なになに?」

 

「めちゃくちゃ泣いてた! ボロ泣き!!」

「え!? マジで!?」

 

 

 

次の日。慎二との会話の後脱力しそのまま寝てしまっていた凪。

起きてゴミを捨てに外に出ると、昨日出会った小学生の女の子と廊下で鉢合わせになった。

女の子を見ると、慎二の「スベってんだよお前」という言葉が甦る。

 

「あの、あたま触ってもいいですか?」

「えっ? な…なんで? いいけど…」

 

しゃがんで頭を出すと、女の子は凪の頭をもっふもっふと撫で始める。

 

「やっぱり! ふわふわのわんちゃんみたいで気持ちいい!

初めて見た時からずっと触りたいって思ってたの。いいなぁこの髪の毛」

 

『私、絶対変わりたい』

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5円め 5話 凪、動く

引っ越し前の公共料金、国民年金、国民健康保険、そして住民税。そして更に実家への仕送り3万円。

貯蓄はどんどん減るが、仕送りを削るわけにはいかない。

仕送りは「娘は東京でちゃんとやってるから心配しないでね 兼 干渉しないでね料」でもあった。

 

胃が痛くなってくるが、慎二の「お前は絶対変われない」の言葉に対する反発でガッと起きる。

髪をピンで止めて、失業保険をもらうために職安に行くことにした。

 

失業保険は無職の期間に受け取れる給付金。もらっていた給料の50~80%が一定期間支給される。

意外とすんなり進む。1週間経つと給付制限の3か月が始まり、それが終わればお金が入る。

 

職員との会話の中で辞めた理由の「一身上の都合」について具体的な理由を聞かれた。もっと具体的に書かなければ書類が通らないらしい。

 

「長年勤めていた会社に合わず、限界が来て過呼吸になってしまって…」

「あー、メンタル系ね。最近そうゆうの多いですよね」

 

凪にそう言った後、職員の女性は他の職員に呼ばれ…そのまま雑談に花を咲かせていた。凪のことを忘れてしまったようだった。

凪は昔から似たようなことが多かった。しかし今は変わりたいという気持ちを持っている。

 

「あっあのっ

じ…時間が無いので…急いでもらってもいいですか…?」

「ハイハイ申し訳ありませーん」

 

雑談している職員に意を決して言うことができた。

すると他の窓口から

「だからそんなんじゃダメだって言ってんの! あなた程度の職歴じゃこんなとこ絶対無理!

仲介するこっちの立場のことも考えてください! もっと現実見なさいよ!」

という声が聞こえる。どの窓口も大変なようだった。

 

女子トイレに行くと、先ほど職員さんにキツく言われていた女性と一緒になった。

 

『話しかけたらだめかな。

不審に思われる? 場所が場所だし。

むしろ不快かも?

あ、また既視感。言い訳して誰にも話しかけられなかった新学期。』

そして慎二の言葉を思い出し、話しかける。

 

「こっここの職員さん、アクが強めですよね」

「…アクが強いっていうか、圧が強いですよね」

 

トイレで話しかけた人は、感じが良い女性だった。

 

『見てろよ慎二、あんたの呪詛なんか吹っ飛ばして私は絶対変わるんだから。

向こうは私のことなんて少しも思い出さず、ひょうひょうとやってるんだろうけど…』

 

凪の想像通り、慎二は仕事でうまく立ち回っていた。

営業が向いてないと言う後輩。

「転職なー。一つの選択としてはアリだよな。

ただこのご時世空気読んで動かないと、血ぃ見るぞー」

 

ハローワークのPCで前職の待遇で検索をかけても一つもヒットしなかった。

以前トイレで出会った女性、坂本さんともちょくちょく会うようになっていた。

 

凪がもらおうとしている失業保険は、「働く意志はあるが仕事が見つからない人」をサポートするもの。

職安で求人票を検索することも就活にカウントされる。

まだ働く気が無いのに職探ししていることに対して罪悪感を感じたが、坂本さんが

「会社のお給料からずっと雇用保険惹かれてたんですもん。もらえるものはもらっておかないと!」

と言ってくれる。

 

坂本さんは給付金も尽きて、本当に職探し中。

しかし条件は落としたくないらしい。

 

「前の職場は妥協に妥協を重ねて摩耗していくばかりだったんで

次は絶対に失敗したくないんです。もう自分に嘘ついて働きたくない」

 

前向きな坂本さんが眩しく思えた。

面接は落ちまくっているらしいが、それでも眩しく思えた。

 

「こうして職探ししてたから大島さんに会えたんですもんね。

あの…お時間あったらこの後お茶でもどうですか…? 大島さんともっとお話したいです…」

「もちろんです!!」

 

 

 

「というわけでこの石のおかげで私は前向きに生きることができるようになったの!」

喫茶店に入ると坂本さんはカルマが浄化されるという石をすすめてきた。

そして左右にはいつの間にか、石を勧める別の人がいる。

 

思えば昔から友達を装って近づいてくる人は、皆こんな人ばかりだった。

笑顔が崩れる瞬間が怖くて、強く出られなかった。

 

いつか慎二にも言われた。

「俺が声かける側だったらお前に声かけるもん。

お前良い人そうだし。良い人ってのはどうでも良い人ってことな。

なめられてんだよお前」

 

「いらないです。

浄化されなくていいし、仕事も自力でみつけます。

私はその石に全く興味がありません。これお会計です」

 

お金を置いてすぐに店を出た。しかし勢い余って財布だけ持ってカバンを置いてきてしまう。

すぐに戻ろうとすると、坂本さんがカバンを持って追いかけてきていた。

 

「ごめんなさい。

信じてもらえないかもしれないけど、石の話するの迷ってたんです。

あんな風に声かけてくれたの大島さんが初めてだったから。

この石が素晴らしいのはホントなんです。

でも、

こうゆうことしてたら友達1人もいなくなっちゃった。

…本当にごめんなさい。

私もう戻るね」

 

坂本さんは泣きながらそう言って店に戻ろうとした。

凪は髪につけていたピンを外し、坂本さんの左腕をつかむ。

 

「私はその石に興味が無いし絶対にいらないけど

そうゆうの抜きでなら、また会って普通にお話しましょう」

「……ありがとう」

 

 

自分をアホなのかな、とも思ったが

坂本さんに声をかけなければよかった、とは微塵も思わなかった。

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六円め 6話 凪、回る

新しい家に引っ越して色々わかったことがあった。

その中の一つが…お隣さんはたぶんリア充だということだ。

ゴミを捨てようと廊下に出ると、ゴーヤのカーテンがあるロン毛のお隣さんと鉢合わせする。

中からは女性1人、男性2人がぞろぞろと出てきた。6畳一間なのによくぞここまで人が入るものだと感心してしまう。

 

お隣さんは次回のクラブイベントに向けて打ち合わせをしているらしく、部屋から出てきた人たちも

DJにダンサーにVJ(ビデオジョッキー)というパフォーマーらしい。

お隣はパリピだと思う凪。

 

坂本さんにお隣さんの話をすると

「こ、こわい。何なんですかその人。ちゃんと働いてるんですか?」

と怖がっていた。

 

お隣さんはイベントオーガナイザーという仕事をしているらしい。

坂本さんの仲で一番チャラくてうさんくさいイメージの職業だった。

 

公園で坂本さんとのどかにお茶して会話できるなんて、ちょっと前の自分では考えられなかった。しみじみと坂本さんに声をかけてよかったと感じる。

 

「大島さん、恋バナでもしますか?」

「え!? な!? なんですか坂本さん! 急にそんな!

アラサー2人で恋バナとか」

 

唐突に始まった恋バナ。坂本さんは理想の人が現れるようにと石に願掛け中らしい。

凪は慎二の顔を思い浮かべつつ

「しばらく恋とかはいいかなって。ちょっと前の彼に手ひどくやられたばかりだし。

それより今は新しい自分に変わることに集中したいっていうか」

と凪が言うと

 

「そんな時こそ新しい恋ですよ! 恋の歯車回しちゃいましょう!!」

と坂本さんは熱く語る。

 

「今までと全く正反対のタイプに目を向けて見るとか!!」

と言われ…ふわっとお隣さんの顔が思い浮かぶ。

 

『いやいや無い無い! 向こうだって私がありえない!!』

 

坂本さんは恋バナに興じる自分たちがJKのようだと楽しそうだった。

 

『恋かーーー。

慎二はもう新しい彼女できたんだろーな。口上手いし引く手あまたっぽいし。

それこそ次はまるごと自分好みの子を…』

 

 

 

慎二は取引先と一緒にキャバクラに足を運んでいた。

そこにいた女性は、かつての凪のように髪はストレート。笑顔もかわいく胸も大きい。

「最&高です。楽園へいざ参りましょう」

 

 

 

凪の家の、風呂の残り湯を洗濯機まで吸い上げるポンプが割れて壊れてしまった。

『急に劣化!?

まさか慎二の呪い!? 新しくできた友達とはしゃいでお茶なんかしたから!?』

 

 

お隣のロン毛さん、ゴンさんが帰ってくると…

凪がバケツに水を汲んで変なステップを踏み、洗濯機に水を入れていた。

 

給水ポンプが壊れたので残り湯をバケツで汲んで運び、せっかくなので全身運動も兼ねようとしていたらしい。

 

「洗濯物5キロに対してバケツ1杯6ℓで通算8回! やっと終わりが見えてきました!」

「…ごめん、いっこいい?

そんな大変な思いするなら今回は水道水で洗濯して、新しいポンプ買いに行った方が効率良くない?」

 

凪は言われて初めて気が付いた。

「な…なるほど。

つい逆境に燃えてしまって、効率とか失念してました。

節約しながら楽しめたらってそればっかりで」

 

 

「ゴーヤの時も思ったけど、きみ面白いよね。相当。」

顔を近づけてくるゴンさん。

「なに女口説いてんのよ!」

そう言って、今朝も部屋から出てきたダンサーだという女性が2人を引き離す。

彼女が言うにはゴンさんは人との距離感がおかしいらしい。

 

ダンサーの女の子が

「そんなことしてるならイベントの前売りさばいてよね! 新規の客入れないとノルママジでヤバイよ」

と叱る。

それを聞いてゴンさんは持っていたイベントフライヤーを凪に手渡した。

 

こういったイベントに行ったことがない、と言うと

「そうゆう子にこそ一度来てみてほしいんだよ!」

とゴンさんは力説する。

 

「あのっ…それでこのイベントはいつどこで開催されるんですか?」

「は?」

凪の質問の意味が、誰もわからないようだった。

 

ダンサーの女の子が、裏の下の方に小さく書いてあると教えてくれる。

教えてもらえるが、ドイツ語で書いてありよくわからない。

会場へもどうやっていけばいいのかわからなかった。

 

ドイツ語の理由はドイツミュージック中心に回すのでそのリスペクトを兼ねて。

会場は「うちらの間じゃ知らない人はいない」場所らしい。

 

「そうゆうのがっついて書かないのがうちらの間ではツウっていうかー」

「まー毎回攻めちゃってるからなー俺らのフライヤー」

 

「すみません…普段スーパーの安売りチラシしか見ないので勝手がわからないというか…」

と凪が言うと、DJとダンサーの2人は笑いだした。

 

「だっさいチラシと一緒にしないでしょねーー!?」

「あの誰でも作れそうなやつなーー!」

 

「待ってください! スーパーのチラシはすごいですよ!

見やすくて親切丁寧なレイアウト、太字と細字のコントラストとメリハリ。

そして心躍るコピー!

スーパーのチラシは誰にでも平等で欲しい情報が一目瞭然!!

その日自分が何を買えばいいのか的確に指針してくれるんです!!」

 

と熱く語ってから、恥ずかしくなる凪。

 

「あのさ、もしかして凪ちゃんから見てこのチラシって外から中が見えないメシ屋っぽい?」

「そういう印象はあるかもです! 一見さんお断りっぽくて入りたくても近寄りがたいっていう」

 

「分かる人が分かればいーじゃん。そうゆう名店いっぱいあるしー」とダンサーの子が反論するが、「そのスタンスでスベって潰れる店もいっぱいあるよな」とゴンさんに返され何も言えなくなっていた。

 

「新規のお客さん呼びたいなら、俺らはそこらへん改良すべきなのかもな。

「凪ちゃん!」

「はっはい!」

 

ゴンさんは凪を抱きしめた。

「やっぱ君面白いわ。俺らには無い視点持ってる。」

 

「ゴン!! そうゆうのフツーの女子は引くからやめろって言ってんじゃん!」

そう言ってまたダンサーの女の子が引き離す。

 

「こいつ人との距離感ホントおかしいの! 勘違いしちゃダメだよお隣さん!」

 

これからゴンさんたちはフライヤーを再検討するらしい。

 

「凪ちゃん。君のおかげで新しい風吹きそう。

今度ゆっくりお礼させて。まじアリガトー」

 

ゴンさんは部屋に戻っていった。

 

 

洗濯の続きをしながら、坂本さんの

「今までと全く正反対のタイプに目を向けて見るとか!」

という言葉が甦る。

 

『いやいやいやいやナイナイナイ。

多分回っちゃだめなやつ。この恋の歯車』

 

 

キャバクラに入った慎二は、ストレートの髪の女の子を口説いていた。

「ガモさん、もうそのノリいいんじゃないの。

みんな酔いつぶれちゃったし。てゆーか、心ここにあらずの人って目でわかるんだよねー。

ガモさんの本命ってどんな子?」

 

「俺ねー賢い女の子キラーーイ。でもおっぱい大きい女の子はすきーーー」

慎二は女の子に抱き着き、そのまま膝枕のような体勢になる。

女の子は笑いながらタバコを吸いだした。

 

「酔いに任せて愚痴っても良い?」

「どぞどぞ」

 

「俺ついこの間彼女と別れちゃったんだけどぉ

まだそいつのことメッッッッッチャ好きなんだわ~~~」

「マジかーちょーーー不憫!」

 

女の子はそう言って慎二の頭を撫でた。

 

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凪のお暇 1巻 感想

もっと早く読めばよかった

ドラマ化とか広告が、とかじゃなしに素直にレビューとか読んですぐに読めばよかった。ちょっと後悔するくらいに面白かった。

年齢層を区切ると気にする人もいるかもしれないけど…小学生には合わないマンガだと思う。

できるなら成人済みで社会に出て働いている人。バイトでも就職でも何でも良いから「周りに合わせて自分を我慢したことがある人・している人」向きのマンガ。

中学生や高校生でもきっと「周りに合わせて我慢している人」ってのはいると思うけど、凪ちゃんみたいなことはできないから…将来の目標というか反面教師…みたいにすればいいのかな?

今の時代多くの人に当てはまりそうなこと

空気を読むって一時期「KY(空気を読めない)」という単語が流行ったみたいに、日本ではごく当たり前のようにやられていること。目に見えない空気を感じ取って、自分の言うことを変えないといけない。

空気を読んだ結果、自分が思ってもいないようなことを口にしないといけなかったりもする。

空気を読まないような発言をしてしまったら、その人の持つキャラ次第では場が冷え切って

「あいつなんてこと言うんだよ…」

という空気がその場に漂って、いたたまれない空気になる。

 

この何度も出した「空気」というものに嫌気がさしている・さしたことがある人こそこの漫画読んだ方が良い。

なんか…私泣きそうになったわ。というかちょっと泣いた。

凪ちゃんが上の階に住むおばちゃんのところに落ちた洗濯物を届けて、その時にミニシアターのように改造された部屋を観た時…そして工夫が施された部屋を観た時、

「楽しんでるんだ」

って凪ちゃんが思った時、なんだか感動した。

 

相手のことを何も知らない状態で「~~な人なんだからきっと○○なんでしょう」って下に見て、馬鹿にしたり遠巻きに見ているだけではわからなかった小さな幸せ。

他人にどう思われるとか関係無しに、誰かの迷惑にならない範囲で小さな工夫をして楽しむって良いことだと思ったしあのおばちゃんと出会ったことで凪の考えはまた進んだように思う。

クソ彼氏慎二

いやいやこいつ何だよ。凪ちゃんのこと好きだからってして良いことと悪いことあるだろ。というかあれで「すごい好き」ってどういうことだよ。

幼稚園児じゃないんだからもっと好意はそれらしく伝えろや。お前が一番空気読め。

凪ちゃんがアパートで楽しく暮らしていたところに慎二が現れた時、あたしも何故かドキドキした。なんか怖かった。凪ちゃんの生活が荒らされていく感じがした。

慎二は…空気は読んでないんだよね。モデルケースすぎかなってくらいに「空気」は読んでない。

でも凪ちゃんの気持ちも読んでないよね。嫌がってるじゃん。

「二度と関わらないで」って言われてるじゃん。2巻の表紙になるなよ…こっちくんなよ…。

でもこの元カレが、ドラマでは高橋一生なんでしょ…? もう怖いよ…。

さすがにあのフェラのシーンは無いだろうけど、似たようなことはあるんだろうし…なかなかのクズじゃん。慎二もこれから良くなっていったり…するの?

別に期待もしてないし、できるだけ心折れて欲しいくらいには思ってる。隣のゴンさん頑張れ。

ゴンさん、という名前はハンターハンター思い出すわ。念で慎二を倒せ!!

凪と同じ気持ちで読んでしまう

面白かった…というかとても共感できた。広告に偽りなかった。ホントやった。疑ってゴメンw

凪ちゃんがずっと辛そうな1話は読んでてつらかった。お弁当持ってきてるのに行きたくもないランチに一緒について行って、みんなからマウント取られてサンドバックになって…きっと最後は「そうだね、みんなの言う通りだねあたしも頑張らなきゃ」とかなんだろうな。

仕事も仕事で、他の人のミスを被り他の人が任されたはずの仕事を流され、他の人の仕事を押し付けられて残業させられて…。

 

それでいてLINEでは「あの子ノリ違うんだもーん」とか「大島さんみたいになりたくなーい」とか…。

色々と泥をかぶってもらっておいてなんだよ!? 何様なの!? 性格ブスばっかりだぜ!!!

しかし…現実ってこんなもんなんだよなぁ。優しい人、正直な人ほど馬鹿を見るしドラマのように「いつも頑張り見てたよ」なんてそうそうない。

なのに凪ちゃんはずっと1人で頑張って、周りに合わせてカメレオンのような生活をしてたんだからすごいわ。

過呼吸になっちゃったけど、心が強いと思う。

 

慎二のあの彼女サゲも何なの!? 「アッチが良いから付き合ってる」とか、お前付き合ってんだからもっと良いこと言えよ!!

面と向かって言えないようなひどいことばっかり言って、仮にも同じ職場にいるのに!!!

「こんなダメな女と付き合っているオレ優しい」アピールでもしてんのか!? 長年付き合って仲良しの2人、とかだったら言っていいこともあるけど、慎二は凪ちゃんに少しも優しくないでしょ。自覚無いのかコイツは!!

 

辞めて断捨離してボロアパートで無職の生活を始めようとした凪ちゃんの決心すごい。唐突だけど、それほど追い詰められていたってことかな。

新しい暮らしが始まってから、勇気を出して隣の部屋の人に話しかけたりトイレで一緒になった女性に話しかけたり、意志をはっきりと伝えたり、今のところ良いことばかりだ。

自己主張は大事。周りに合わせても、周りは「自分」の気持ちなんて察してくれない。嫌なことは嫌と言って、良いことにはお礼や「良かった」ってちゃんと伝えるべきだ。

アメリカや外国のそーいうところは好きなんだよね。治安は悪いけど。

 

ラスト付近のクラブイベントのチラシについては超良いこと言ってるよ!!! パリピのイベントは……確かに楽しいんだろうけど、怖くて行けない。

何して過ごしたらいいかわからない。

あんなパリピを前にして、堂々と「どこに案内があるんですか?」とか色々言えるのがすごい。スーパーのチラシについて言えるのもすごい。

1巻しか読んでないけど、凪ちゃんのことすごく好きになったわ。この漫画読んでよかった。

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