
鈴林です。終末のハーレム1巻の感想とネタバレです。
終末のハーレムはジャンプ+で連載が始まった時から読んでいたんだけど…エロすぎてAppleに怒られてしまったことがきっかけでアプリから漫画を読んでると表示されなくなったんだよねw
ウェブ版だと変わらずに読めたらしいけど、ウェブ版に行くのはめんどくさくて…w
単行本買うかって思ってたけど買うまでも時間がかかってしまった。
少年漫画のくせにエロいんだよね。こんなの本屋で買えないわw
もくじっ!
終末のハーレム ネタバレ 1巻
終末のハーレム 1巻 ネタバレ
1話 コールドスリープ
戦争は限られた資源を取り合うために行われる。
食料・水・塩・金属や石油など、かつて人類はこれらの資源を取り合って戦争を行ってきた。
そして21世紀も半ばに入ったころ、人類の存亡をかけて世界中を巻き込んだ争いが起こる。その争いで人々が奪い合う資源とは……。
「どうぞ、お選びください。ここにいる女性は全員、あなたとメイティングするために集められました。」
人々が奪い合う資源は、男。
2040年の東京で、1人の男性が女性に告白をしていた。
国立先端医科大学で、怜人(れいと)が幼馴染の絵理沙(えりさ)にずっと好きだったと告白する。返事をもらえるかと思ったが、絵理沙は怜人の気持ちにはすっかり気づいていた。小中高と大学までずっと同じ学校で10年以上も一緒にいるからこそわかる気持ちだった。
絵理沙からはっきりと答えを聞く前に、怜人は自らが「細胞硬化症」という病気にかかっていることを告げる。
製薬会社のAIが特効薬を作るために取り掛かってはいるが、薬の完成まで4~5年は待つ必要があった。その間は病気の進行を止めるためにコールドスリープに入る必要がある。
4~5年の眠りがあれば治るとはいえ、病気になっていない絵理沙は待たなければならない。怜人はコールドスリープに入る前に絵理沙に想いを告げようと考えていたのだった。
「これでスッキリしたよ。前田先輩に告白されたらしいじゃないか。あの人と…付き合うんだろ?」
怜人が絵理沙にそう問いかけると
「あんたはどうして欲しいの?」
と逆に質問されてしまう。怜人は答えに迷った。細胞硬化症は致死性の病気と聞かされていた。病気にかかった自分が絵理沙に「待って欲しい」とは言えなかった。
怜人が答えに迷っていると「私のことが…好きなんじゃないの…?」と言って、絵理沙は泣きながらその場を去った。
病院に向かう車の中で、妹のまひるから告白はどうだったのかとせっつかれる。
正直に何があったのかを伝えるが…結局ケンカのようになってしまって終わったので良いことも伝えられなかった。兄はうまくいかなかったことを悟れなかったのか、とても明るかったが、妹のまひるには伝わったようだった。
2040年、科学技術の発展と新エネルギーによってあらゆるものが機械の手によって行われるようになった。地球上のほとんどの国で人は労働から解放され、仕事とは人生の充実感を得るために物好きや使命感から一部の人だけが従事するものになっていた。
新都心第三病院で担当の高木先生に診察してもらう怜人。合併症などは併発していないようだった。怜人は先端医科大の麒麟児と言われており、「コールドスリープから目覚めた後は頭脳を医学の世界に役立てて欲しい」と高木先生からも言葉をかけられる。
いざコールドスリープに入るという時、まひるは大声を出して泣いてくれた。
「怜にぃ~~~~~!!! 頑張ってね! ちゃんと治して帰ってきてね!!! 怜にぃぃぃぃ!! やだああああ!」
と大声で泣くまひるを慰める怜人。兄も「またすぐ会えるさ」と言ってくれた。
「お願いです…入れてください!!」と看護師さんにお願いする声がする。絵理沙だった。
その姿を見て、兄が「その子は俺たちの家族です。入れてあげてください」と取りなしてくれる。絵理沙は見送りに来てくれたようだった。
怜人は絵理沙に自分のペンダントを託す。
「それ預かっててくれないか? 大事な物なんだ。目が覚めたら返してもらうから」
「…うん!」
待っていて欲しい、という言外なお願いに気づいたのか絵理沙は泣きながら笑っていた。
コールドスリープに入る直前、もうカプセルの向こう側の声はよく聞こえないが、まひるが泣いているのは分かった。目覚めたら数年が経っていて、みんな大人になっている。
自分だけ置いていかれるのが嫌だった。
絵理沙が何か叫んでいるのが見えるが、よく聞こえない。
「私ずっと待ってるからね!!」
涙を流して、そう言ってくれるのがわかった。手を伸ばしてカプセル越しに手を合わせる。
『こいつ…やっぱりかわいい顔してるよなぁ…』
「おはようございます。水原様」
目が覚めると絵理沙に似た女性が立っていた。
「おはよう…ございます。」
病室のようなところに寝ていたようで、『コールドスリープから目が覚めたのか』と思い至る。今は西暦2045年らしい。
シャワーを浴びた後にメディカルチェックを受ける。医師は高木先生ではなく、別の女性だった。チラチラと怜人の方を盗み見ている。
細胞硬化症は完治しているようで、予後も順調なようだった。
高木先生にお礼を言いたい、と伝えると「もういません」とはっきり告げられる。何か事情があるのかと思い、家族に会いたいと告げるとそこに先ほどの絵理沙に似ている女性が現れ事情を説明してくれると言う。
車に乗せられ移動する怜人。両脇には、自分を気にしていない振りをする女性2人が座り前には絵理沙に似た女性が座っていた。
『一体何なんだこの状況は…?」
絵理沙に似ている女性の名前は、周防未来(すおう みら)。怜人の専属担当官らしい。
「以後、水原様の身の回りの世話や外界とのコンタクトは全て私が担当させていただきます」
既に病気は治ったはずなのに、身の回りの世話をされる、ということがわからない怜人。兄が何か手配したのかとも思うが、それも違うという。
4年程前に新種のMKウィルスというウィルスが流行した。それに感染すると、皮膚全体が紫色になった後吐血し、3日で死に至る。更にMKウィルスは感染力が強く空気感染し、瞬く間に地球全土に感染爆発を起こした。
現在も特効薬が生まれることはなく、ワクチンすら見つかっていない。
周防さんが窓を透過させると、車の外が見えた。そこには難民と思われる女性がうろうろしていた。
この4年の間に世界の人口は半減し、食料生産システムなど様々な科学技術の維持が難しくなっているという。
「うそ…だろ……」
『じゃあ…じゃあ家は…? 兄さんとまひるは…?』
そう思ったらすぐに体が動き出していた。周防に止められるのも振り切って車から飛びだす。
街を見ると景色が全然違っていた。自分の家がどっちにあるのかもわからない。道行く女性に「北山町ってどっちですか!?」と聞くと「キャアッ!?」と叫び声をあげられ女性は逃げてしまった。
その声を聞いて人が集まって来たが、怜人を見て「まさか…どうして?」「生きてる…?」と何か不審がっている。
『何か変なことしたのか…?
いや…変なのは俺じゃない…! そういえば目が覚めてからまだ一度も見ていない。変なのはこの世界の方だ!!』
「お気づきのようですね」
怜人の前に周防が現れる。先回りされたようだった。
「男の人たちは、どこへ行ってしまったんだ…?」
「Male Killer ウィルス…。
通称『男殺しウィルス』はその名の通り男性にしか感染しません。この世界は女しかいなくなってしまったのです。
ごく一部の男性はコールドスリープ状態で何とか生きながらえていますが、地球上の99.9%の男性が死滅しました。」
そんな話を聞いてもすぐには受け入れられない怜人。しかし周防の説明は続く。
細胞硬化症の感染と治癒が何か関係しているのか、怜人はMKウィルスに対して抵抗力を持っているようだった。
この地球上で、活動可能な男性は怜人を含めて5人。細胞硬化症を治療した5人だけ。
「MKウィルスへの抵抗力を持つあなた方は、いわば地球上でもっとも貴重な資源なのです」
資源、と言われて夢の中にいるんじゃないかと受け入れられない。
そんな怜人に「男…男よ…っ! 男がいる!!」と言って、腕をつかんでくる女がいた。しかし周防と一緒に居た女性にスタンガンをあてられその場に倒れこむ。
「水原様。ここにいる100人でも200人でも…なるべく多い方がいいでしょう。あなたは見た目も悪くありませんし、応じる者は多いかと思います。
どうか人類を救うために…この世界に残された女性たちと子作りしていただきたいのです」
2話 女たちの世界
2040年、後にMKウィルスと呼ばれる未知のウィルスが世界を襲った。そのうぅるすに感染すると全身の細胞が死滅しやがて穴という穴から血を噴き出して死んでしまう。
そのウィルスは圧倒的な感染力を持ち、約3か月で世界中に感染した。ほとんどの国が無政府状態に陥り暴徒も発生した。
世界各国は女性による国際連盟「UW」を委譲し、生き残っていた男性たちはワクチン開発に望みをかけてコールドスリープに入った。UWは世界鎮圧に動き始め、そしてMKウィルスのワクチンを発見すべく世界中の超高度AIを総動員した。
しかし…ワクチンがみつかることはなかった。
世界中の女性たちが絶望し始めた時、極東の島国日本で希望がみつかる。細胞硬化症を治療するためにコールドスリープに入っていた一人の男性が、MKウィルスに対する免疫を持っている可能性があるとわかった。
UWは秘密裏にその男性を起こした。そして外界で活動可能なことを確認。同じく細胞硬化症を治癒している数名の男性が人類希望の星として純次スリープから目覚める予定だった。
その一人が、怜人だった。
怜人はその話を聞いて人工授精をすればいいとも提案するが、既に試されていたことだった。生まれてきた子どもが男の子なら、数日で死んでしまったという。
MKウィルスへの抵抗力を持った人間の精子であれば人工授精してもうまくいくのでは、と提案したが「胚形成ができなかった」という。
「性交渉によって№1の子どもを身ごもった女性が既に存在しています。今はその子供が人類の希望なのです」
そう周防に言われてため息が出てしまう怜人。
人類の科学力も衰退し始めている。科学者も技術者も半数以下に減ってしまい、数多くの科学技術がロストテクノロジーとなってしまった。MKウィルスの撲滅と、生存に必要不可欠な技術以外は研究する余裕もない世界。
食料の生産は残ったロボットが行っているが、生き残っている女性たちの生活はUW政府による統制でなんとか維持ができている状態だった。
「とにかく水原様を含め、ウィルスへの抵抗力を持つ男性たちに、たくさん子どもを作ってもらわないと人類が滅びる可能性が高いのです」
そう迫られる怜人。
怜人はなかなか受け入れられない。自分をかつごうとしているんじゃないかと怪しんでしまう。家に帰りたいと申し出るが、怜人の子孫を残すことが最優先事項だと言われ断られてしまう。
「こちらをどうぞ。この中から子作りしても良いという女性を選んでください」
そう言われて裸の女性が映っている液晶を渡される。
「選べって言われても…! こ、こんなの…! やっぱり冗談にしか思えません!!」
そう否定する怜人。周防は「水原様が信頼できる方に説得してもらいましょう」と言って…まひるを呼んだ。
「怜にぃ~~~~~!!! 会いたかったよ~~~!」
ドアが開くなり泣きながら抱き着いてくるまひる。コールドスリープに入る前より成長していた(特に胸とか体が)。まひるに案内されて、龍にぃ、兄がコールドスリープされているカプセルを見る。
コールドスリープされた兄とまひるの話を聞いて、やっとウィルスの話を信じ始めた。
『命が繋がっているならまだ望みはある…。今まで親代わりに俺たちを守ってきてくれたんだ。今度は俺が兄さんを助けなきゃ…!』
まひるに絵理沙の行方を聞くと、3年前から行方不明だという。Mkウィルスは男性にしか発症しない。しかし絵理沙の母にまひるが聞いたところ、ずっと連絡がつかないと言われたらしい。
この数年で日本や他の国も混乱していた。その中で事件に巻き込まれた可能性もあると周防は言う。怜人が何度絵理沙に電話をかけても誰かが出ることは無かった。
部屋で1人寝ていると、1晩で何もかも変わってしまったことを感じてしまう。
兄も高木先生もいなくなり、まひる以外はいなくなってしまった。絵理沙も行方不明になり、どこにいるともわからない…。
「水原様、失礼します」
部屋の明かりがつき、周防が裸に薄いキャミソール1つで部屋に入ってくる。
「周防さん…!? こんな夜中にどうしたんですか…! その格好…!!」
と混乱していると、周防はそのキャミソールすら脱ぎ捨て裸で怜人に迫る。
「水原様…いえ、怜人様をお慰めするために参りました」
そう言って裸でベッドに乗って、静止しようとする怜人を振り切ってキスをする周防。
(この辺カラーでとてもエロイ。電車では読みにくい)
3話 50億
「周防さん…! どうしたんですか急に…!? 待って…!
んぅっ はぁっ は…」
「あなたの子種をください。怜人様…」
周防の肩を抱いてしまいそうになるが、絵理沙の顔がよぎり「だ…ダメだ!!」と周防をはねのける。
「私のことはお嫌いですか…」と言う周防に対し、多くの人が死んでしまったり昏睡状態に陥る中で自分だけそんな気分になれない、と説明する。
周防は服を着て帰っていった。
周防が帰った後、怜人は絵理沙に渡したペンダントのことを思い出す。
次の朝、周防は未だに現実を受け入れない怜人を特別な場所に連れて行くという。
部屋に入り、周防がボタンを押すと…ガラスの向こうには裸の女性が入浴する姿が広がっていた(このカラーも気合入ってる。)
「ここに居る女性、誰でも部屋にお連れします。ここに居る女性は若く健康で受胎に適しており、嫌々この場にいる者はおりません。正真正銘あなたと子作りしても良いと考えている女性ばかりです。」
なぜそんなことがわかるのか、と質問する怜人に対して詳細なデータを持って回答する周防。
MKウィルスへの抵抗力を持った5人のデータをもとに子作り相手として選べるかどうか、市民にアンケートを取ったという。その結果、怜人は数多くの女性から応募があった、とのこと。
「何せこの世界にはたった5人の男性に対して、50億人の女性がいるのですから、
全員が選び抜かれた女性たちです。どの子を選んでも、いっそのこと全員でもいいのです。もしこの中にタイプの女性がいなければ、お好みの女性を探します。
100人でも、200人でも、1万人でも…」
「だ…ダメです!! こんなの間違ってる!!!」
周防の甘い言葉を否定する怜人。
「どうしてもメイティングを拒まれるのですね…。」
メイティング…種付けという意味。その意味を知って怜人は「俺は種馬じゃない! 人を家畜みたいに言うな!!」と声を荒げる。
周防は怒る怜人をなだめるように、そして謝罪する。
「失礼いたしました。このような事態に混乱されるのもわかります。ですが、あなたが子種を授ければ彼女たちは助かるのです。」
食料も配給制になり、文明レベルも後退している現在。ほとんどの女性が貧しい暮らしをしていた。しかし怜人の子どもを産めば話は別だった。
男が死滅し人工授精も成功しない今、子供は比喩でもなんでもなく「人類の宝」だった。もし怜人と同じくMKウィルスへの抵抗力を持つ男児であれば尚更宝となる。
今回みつかった5人の男性の子を宿した女性は、家族と共に豊かで安全な生活が保障されることになる。
集められた女性も、怜人に魅力を感じたからこそ集められたが何も淫らなことだけが目的というわけでもなかった。
それにコールドスリープ中の男性もあと1年足らずで死滅してしまう可能性があった。
コールドスリープは病の進行を遅らせているだけにすぎず、MKウィルスはゆっくりと男性たちの体を蝕んでいる。ワクチンを生み出せる見込みもなく、女性たちが希望を失えば暴動がおこる可能性も高かった。
「心よりのお願いです、水原様。何か手を打たなければ人類は滅びます…!」
怜人の手を握り、真剣にお願いする周防を見て怜人は条件を出す。
「2か月…いや1ヵ月だけ待ってください。探している人がいるんです。今は行方が分かりませんが、手掛かりがあるんです。俺は…子どもを作るならその人とが良い。」
周防も条件を出した。
「1ヵ月の期限を待たずして、私が選んだ女性と毎晩一緒のベッドで寝てもらいます」
時間は貴重なので、メイティングの機会を作りたいと言う周防。
「水原様がその方へ操を立てるつもりなら、この程度の誘惑に負けはしないでしょう? こちらとしては誘惑に負けてくれた方が好都合ですが」
周防はそう言ってニコッと笑った。
4話 第1の男
大画面のテレビで映画を流し、ワインクーラーに刺さった高価なワイン2本。そして美しい女性2人のマッサージ。
「あ~そこ、そこ…いいとこせめるねぇ~~…」
「涼しい部屋で美女にマッサージされながら映画鑑賞…極楽極楽」
観ている映画はだいぶ前のものだったが、火野恭司(ひの きょうじ)は主役の女優、北山玲奈(きたやま れな)がとても美人で好きだった。
「火野様、メイティングのお時間です」
そう言ってまた別の女性が入ってくる。レストランで食べるものを選ぶように、薄い液晶に並ぶ裸の女性たちから今日は誰にしようかと選ぶ火野。マッサージをしていた女性も、自分にして欲しいという顔でドキドキしていた。
「では…その方はどうですか?」
担当の女性に言われ、部屋で待っていると
「失礼します…」
「…マジかよ! 北山玲奈…!!」さっきまで見ていた映画の衣装を着て、北山玲奈がメイティングの相手として部屋にやってきた。
「じゅ…準備はすんでおります…」
そう言ってスカートを脱ぎだす北山玲奈。
「映画で見たまま…いやそれ以上だ…めっちゃきれいだ…っ! 最高だよ…最高だよこの世界…!!」
「やっ…! あっだめ…っです…火野さま…っ
んん…っ んっ…はっ あっ!」
「北山玲奈が俺を見てる… 北山玲奈と繋がってる…!!」
ズッ ズッ
「ああっ…!」
(カラーページで描かれてて、チ〇コとアソコは映らないけど十分エロイページだと思う。電車で読みにくいw)
「おいしい!!」
怜人は周防とまひると一緒に料理人が作った料理を食べて舌つづみを打っていた。その姿を見て、料理人の女性たちは「かわいい~~♡」と騒いでいる声が怜人にも聞こえる。
フレンチ・イタリアン・和食・中華・寿司・天ぷら…などなどあらゆるジャンルで超一流の職人をそろえているらしい。
№1、怜人の前に目覚めた男性が「人間が作った料理の方が食欲が湧く」と言ったので、料理人が男性たちの料理を作っているらしい。一般人はロボットが作った料理を食べているようだった。
特別扱いされる自分に気づけない怜人にまひるはイライラしている。
あまりに周防が食べるのでついつい注目してしまう。
「そんなに食べてるのに痩せてて超うらやましーー!」とまひるが言うので、怜人もそれに続く。
確かに痩せている…が、胸はとても大きかった…。その怜人を見て、まひるは怜人の顔をつねる。
「もぉ~~!またそうやって!! 男の人ってなんでみんなこうなの!? 私部屋に戻ってるから! 2人で仲良くしてれば!!」
勝手に部屋に帰ってしまったまひるの代わりに周防に謝る怜人。周防は、まひるが残して行ったフルーツパフェをじっとみつめて
「それ、召し上がりますか?」と質問した。
「食べます?」と聞くと、少し顔を赤らめてからコクンと頷いた。「残したらもったいないですから」と言ってパクパクとパフェを食べていく。
悪い人ではないと、怜人は思った。
今度、怜人の安全確保のために専属のボディーガードがつくという。ボディーガードの他に怜人の健康管理をするナースを側に置くと周防は言う。
「その方々と、一緒に寝ていただきます」
ボディーガードにナースがつくということは、怜人の出した条件の意味もあるがそれだけ怜人の身に何かあったら周防の責任になるということだと、怜人は理解していた。
「よう、№2!!
俺は火野恭司(ひの きょうじ)、きみの先輩…ってことになるのかな?」
№1の火野が担当の女性を連れて怜人の前にやってきた。怜人も自己紹介をすると、火野は「数少ない男同士仲良くやろうぜ!」と言って肩を組んでくる。
『良かった…良い人そうだ』と安心すると、火野から「きみ…まだ誰ともメイティングしてないらしいじゃん」と言われドキッとしてしまう。
火野にも覚えがあるようで目を覚ました時は信じられなかったらしい。
こんなうまい話があるのか? 壮大なドッキリなのではないか、本当は恐ろしい生体実験なのではないか…と疑心暗鬼になったらしい。
「だが! これは紛れもなく現実! この世の楽園だーーー!!」
と両手を広げて叫ぶ火野に、怜人は「俺はどうもそんな気になれなくて…」とネガティブな返事しか返せない。
火野はおとといはモデル、昨日はアイドル、そして今日は女優とメイティングしたらしい。
「俺は子作りに励むぜーー!」と言って、担当の女性と去っていった。
部屋でシャワーを浴びて、絵理沙と会えたら楽しいだろうな…と考える。
シャワーを止めると、停電してしまったのか浴室が真っ暗になってしまった。
「停電? 故障か? ドアは…」とドアを探していると柔らかいものに触れる。
「なーんだ。聞いてたよりずいぶんと積極的じゃない」
明かりがつくと、そこには大きな胸の裸の女性がいた。
「あんたが№2ね?」と言って、裸のまま怜人に迫る。怜人が浴室から出ようとするのを見て、左腕でドアの取っ手を壊す女性。
「ざんねん。これでもう出られないね。さぁ…仲良くしましょう?」
そう言ってポニーテールの裸の女性は、胸を怜人に押し付けた。
5話 手がかり
片手に酒瓶を持って「さぁ…楽しみましょう?」と誘惑してくる女性。力が強くて抱きしめられている腕から逃げ出せない。
「あたしは龍造寺朱音(りゅうぞうじ あかね)、以後よろしく」
その言葉で周防から言われた専属のボディーガードのことを思い出す。「これも周防さんの指示ですか!?」と聞くと、朱音は怜人の言葉を無視して酒を飲みだした。
「お風呂で飲む酒って最高だと思わない?」
酒瓶から直接飲んでいるせいか、わざとなのか酒がこぼれて胸の谷間をつたう。その光景はとても扇情的だった。
「と…とにかく放してください…! 僕は…!」
「そういうわけにはいかないなぁ。仕事だからね」
怜人が止めるのを無視して、朱音は怜人にキスをする。そして酒を口移しで飲ませた。
キスと酒…そして朱音にのぼせたのか、フラフラする怜人を壁によりかからせて「ほら、私が洗ってあげるよ」と茜が怜人の前にひざまずく様にしゃがむ。
「や…っやめ…っ やめて…くださ…っ!」
胸と手…体を使って怜人の体を洗い始める朱音。
突然怜人の体から力が抜けて、ガクっと朱音に倒れこんだ。
目を覚ますと、ベッドの上だった。ソファでは朱音がいびきをかいて寝ている。
「ん~~もう朝ですかぁ~?」
「うわっ!?」
怜人の隣には見慣れない小さな女の子が一緒に寝ていた。添い寝? らしい。
周防の言っていたナースなのかと思い聞いてみると…名前は翠(すい)と言う。クマのぬいぐるみを抱いている女の子。苗字を聞いたが、よくわからないらしく「翠でいいです!」と言われた。
翠と怜人の会話を聞いて朱音も起きたらしく、怜人のベッドに入って来た。
今日のところはもう襲ったりしないらしい。
次の日、結局一睡もできなかった怜人は周防に頼んで動物研究所を見学していた。
橘絵理沙が大学を出た後に動物研究所に所属していたことをつきとめた怜人は、手掛かりを探しにやってきていた。
周防から「どうして幼馴染の肩がまだ生きていると思うのですか?」と聞かれて、怜人はスマホを見せた。
コールドスリープに入る前に渡したペンダントは、幼い頃に兄がお守りとしてくれたもので、ある程度の距離までは追跡が可能な発信機が入っているものだった。
海外だと詳しい位置情報が取得できないが、電波の受信はできていることがわかる。
「きっとまだ生きてるはずなんです」
そう強く前を見据える怜人を、周防は物悲しい目で見ていた。
そんな怜人に「鼻息荒いねぇ」と言って肩を組みながら話す朱音。
「もっと肩の力を抜きなよ」と言って、ズボンに手を入れてくる朱音。酒を飲みながら「仕事だよ」と言う朱音に
「仕事って…お酒飲みながらボディーガードが務まるんですか?」と怜人が言うと、周防と朱音は顔を見合わせた。
そんなとき動物研究所に警報が鳴り響く。大きなクマが脱走してきたようで、怜人達のまえに現れた。
6話 決意
クマが声をあげながら翠の方に突進してくる。
怜人は翠を庇いケガを負ってしまう。「逃げてください! 早く!!」と怜人が周防たちに声をかけると朱音は
「翠!! 仕事しな!」
と声をかけた。すると翠は先ほどとは違う顔付になり「はい」と返事をして立ち上がる。
「お行儀の悪いクマさんは嫌いです」
と言って、1発でクマを無力化してしまった。目つきが元に戻ると「任務完了しました!」と言っていつもの笑顔を見せた。
ボディーガードは翠の方だったのだ。
ナースは朱音の方だった。朱音は着ていたニットを引きちぎり、怜人の包帯を作る。
騒動が過ぎ、絵理沙の研究室に向かったが部屋は荒らされていた。絵理沙が姿を消してから何者かが侵入したらしい。研究データも無くなっていたらしく目的も不明とのことだった。
絵理沙は限られた予算と設備しかない状況で努力を重ねていて、研究も進んでいた上に明るくてみんなからも好かれていたらしい。
絵理沙の研究テーマはMKウィルスだった。
怜人は絵理沙が医者を志すきっかけになったジロのことを思い出していた。研究する人が少ないばかりに、特効薬の無い病気で死んでしまった犬のジロ。
今コールドスリープについている男性は全世界で100万にんから500万人いるという。
怜人が必死でメイティングしたとしても、1年で100人も子どもを作れるかどうかわからない。しかし眠っている男性たちが活動できれば、世界は元に戻る可能性もある。
「周防さん、俺がMKウィルスの特効薬を作ります」
電子書籍限定の描きおろしイラストが最後に載ってるんだけど…え、エロイ~~~~~! 本当に少年漫画として発売していいんだろうかってくらいにエロイ。
電車で読めないけど超エロいよ!!w
終末のハーレム 1巻 感想
終末のハーレムのすごさ
終末のハーレムはジャンプ+で読んでて、どんな話かも知ってたけど…。セミカラー版を初めて読んだし、もちろん単行本も初めて読んだ。
ジャンプ+だと、更新されたばかりの0時付近だとモザイクが解除されてて乳首が見えるんだけど朝になると乳首隠されてるんだよね。そこまで気合入れて読んでなかったから、いつも乳首が隠されてるものしか読んだことがなかった…。
しかしだよ。このセミカラー版、当然のように乳首が見えるところとかエロいところがカラーになってるんですよ。その辺のエロ漫画よりもエロいんじゃないだろうか。
挿入シーンがはっきりと描かれない、チンコがはっきりと描かれないだけで十分エロ漫画として使えるものだと思うんだよね。女から見てもこれはめちゃくちゃエロいよ。
早くメイティングしろ
主人公って怜人(れいと)くん、だっけ…。
みんなもちろん思うだろうし、あたしも思ったけど…
お前早くメイティングしろよ!!!!
いいから早くセックスしろ!!w なに我慢してるんだよ火野をもっと見習え!
するんだったらまずは絵理沙ちゃんとって言うのはわかるよ。気持ちわかる。告白したし、初めては好きな人が良いっていうのは理解できる。童貞を捨てるのも色々と思い出がいるよね。
でもさぁ~~~! 子供を作らないと人間滅びちゃうって言われてるんだからヤりまくってもよくない!?w
怜人くんがメイティングを拒否することで、色々な女の子が怜人くんに送られるようになり読者としてはありがたい展開になるのはわかっているんだけれども…。
早く欲望に負けろ
と思わざるを得ないよね。早く負けろ。お前のような鉄の意志を持った奴は実在しないとわかってはいるんだが、早く欲望に負けろw それか早く絵理沙出てきてくれw 失踪なんてしないで~~~!w
どんな性癖の方でも…!
終末のハーレム始まって2ページめですぐ裸出てくるんだけど、この裸の女性が並ぶシーンで…!
陥没乳首
の女の子がいてびっくりしたわ。細かい。とても細かい。こーいうのが好きな人もいるから幅広い層の人向けに描いたのかしら。きっとその人には届いている…はず…!!w
陥没乳首の子もいるし、よく見るとおっぱいが離れている人もいるし…本当に多種多様な趣味の人向けに描いている。
まぁそりゃスタイル良くてある程度の胸の大きさがある人が出てくるんだろうな、とは思うけども!!w
それでも夢広がるよね。
周防さんは絵理沙ちゃん?
見た目がだいぶ似ているとは思うんだけど、周防さんって絵理沙ちゃんなんだろうか。
でもそうだったとして隠す理由が無いんだよなぁ…。絵理沙ちゃんが怜人くんに正体を隠して近づく理由が無い…。クローン、とかも考えたけどこれまた理由が無い。
髪型が同じ…ような感じで、目つきがちょっと悪いくらいの違いしか…無いよね?
周防さんの方が胸大きいのかな? 周防さんとメイティングして欲しい気持ちもある。そんな展開待ってます!w
コレを読むなら eBookJapan が楽
他の漫画やラノベも多く読めて、かつ機能がわかりやすいeBookJapan(イーブックジャパン)が良いと思う。
他のと違って、月額いくら~とかレンタル期限が~とか無料期間とか無いし、
会員登録にお金かからない!機能自体もシンプル。
初めて買う人はキャンペーンにエントリーすると買った本の50%分のポイントが還元してもらえる。
同じ買うだったら得して買える方が絶対に良いよ。後々その有難さを感じることになる…!w
ラノベも漫画もエロいのも大体なんでも揃ってるので、欲しいものはほぼここで買えるはず。
ラノベは特に本で揃えると重いし場所取るから電子書籍で買うのが良い!